五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の役割と木のイメージを合わせてみた

2013年02月23日 | 第2章 五感と体感
昨日の東急セミナーBEたまプラーザの勉強会では自分が属するグループがいくつあるか数えてみることから始めました。

私自身というグループ

私が現在作っている家庭

私が育ってきた環境における家族

私の仕事

私の趣味等。。。

ぱっと数えられる「自分の属するグループ」を数え、書き出し、

その中から今日の講座内で思索してみたい、又は一番気がかりな「私の属するグループ」を一つだけ選んで頂きました。

具体的な内容を言う必要も無く、自分の属しているグループで「私の理想の私の役割」と「私の現実」、そして、私の理想と私の現実のギャップの感情や思考をじっくりと時間をかけて言葉にし合っていきました。

つまり、フォーカシングを利用した内容展開です。

講座終盤には、一つのグループにおける自分の役割を「一本の木を想像し、自分がその木のどの部分なのか」という問い掛けをして終了しました。

他者からの「問いかけ」というのは、きっかけを作ります。

答えは自分の内にあるはずなのですが、一人で悶々と考え巡らしても、同じパターンの思考の中から湧き出てくる感情は、すぐにドウドウメグリになっていきます。

自分の内にある答えを自らの生育史の中から求めていく作業に「コツ」も必要だと思います。

毎回私自身も自分の問いかけに自問自答しながら皆様と一緒に言語化しながら講座を進行していくわけですが、昨日の「木」の言語化には、ハッとしました。

季節の移ろいと同じ落葉樹を想い、秋になれば葉を染め、風に吹かれてハラハラと落ち、冬になれば寒さと共に過ごし、空気が緩んでくる頃に芽を出ししていく木でありたい、という事を話すと、「西行のようですねぇ」と仰る方が。
「なるほど。。。」
多分、私自身のセルフイメージとは違う自分の理想のイメージは、いつも背中合わせで持ち合っているものなのかな、と。
表を知って、裏を知る。。。ということもあるわけです。
自分は裏と表が繰り返しが起こるというよりも、常に両方表出しているのかもしれません。
徐々に自分自身の表と裏にいちいち疲労感を感じなくなったのも、この学びのお陰のようです。

自分の変化に、改めて気付いた昨日の講座は、私にとっての宝物となりました。

だから、学びは面白い、と思うのです。

日々の修行はまだまだ続きます。

西行も、良寛も、森羅万象に含まれている「人」を見てきたのでしょう。
自然に含まれるヒトを想うと慈しむ情動が湧いてくることと、普遍的な魂を感じる事は同じであろうと、思うのです。

表を出し裏を出して散る紅葉(良寛)

講座で共に学び合う皆様に心から感謝いたします。

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