五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

夏目漱石で教養を身につける

2015年08月21日 | 第2章 五感と体感
夏目漱石で教養を身につける2015年8月21日

「教養」という言葉が、このところ新鮮な言葉として響いています。
つまり、「養う」ことは、対象は自分自身であり、他者から見聞した事、書籍で学んだことを自らのものとしてゆくことでもあるように思います。

辞書を引いてみると、食物等を与えて育てることや生活させることのほかに段々に作り上げる。培う。と書かれてあります。
「培う」を調べてみると、力や性質等を養い育てる事、と書かれてあります。

影響力を持つ強い誰かの言葉だけを信じることよりも、自らを養うことを考えてみると、もっと自分に相応しい自分の養い方があるはずです。

自分を養い培うことは自分の個性の美や、自分の傾向、自分らしさにも繋がっていきます。

そのためには教養を身につけることも大事なことでありましょう。
自分の是非に関わらず、世間のことを知り、歴史を学び、文化を学ぶことは、自分の器を広くすることでもあるのです。

7月から行きつ戻りつ夏目漱石の「吾輩は猫である」を読んでいますが、自分の教養を計るにはちょうど良い小説だとしみじみ思うのです。
この小説の内容を本当に面白いと思えるまでにようやく達したようですが、足りない教養のお陰で、注釈やインターネットや諸々の本の力を借りつつ、読んでいるあり様です。流し読みのできないち密な文体にハマっているとも云うことができそうです。
小説に惹き込まれながら、知らない言葉が登場すると自分の好き嫌いだけでは済まされないわけで、教養の世界を漂うことで、今まで如何に自分だけの好みで読み聞きしてきたかも見せつけられているようです。
それでも、昔よりは、多少は知識があるがわけで、この絶妙な皮肉だらけの小説をクスクスと含み笑いしながら読むのも結構な快感であるのです。
8月中に完読できそうもありませんが、読み終えたら感想文でも書こうかな、と。。。もう少し早くに夏目漱石の文章の偉大さに気付いていたら小説家になれていたかしらん(笑)



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