五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

過去の体験の扱い

2016年10月08日 | 第2章 五感と体感
過去の体験の扱い2016年10月8日

辛い体験の体験が自分の考え方や解釈に影響しているならば、幸福な体験が同じように自分の考え方や解釈に影響している事も当然の事でしょう。

幼い頃の体験があまりにも満たされ、守られていた事で、それが本人にとって当たり前のことであるとしたら、中学、高校と歳を重ねていくにつれて、そのことが理想となり、自立の心がなかなか育ってゆかない事もあるように思います。

小学生の頃までの守られた環境が、徐々に外へと開かれていく時に、自己と他者、自分と家庭の関係も再構築されていくことは、自然な事なのだとも思います。
外に出る事に恐怖を感じるのであるとしたら、「何が怖いのか」という感情を理解しながらしっかりと聴いていく時間が必要かもしれません。

小学生の頃までの両親との関係が、甘美なものであればあるほど、外の怖さを人一倍感じやすくなる事もありそうです。
親の愛が、「程良い素地となる」ような事が「当たり前」で済んでしまう事もあれば、「とても困難」になる事をこの二つの視点から子育てする側と見守る側が少なからず意識をしていくことが大事なように思います。
でも、そんなことをいちいち意識して子育てなんてしていられませんが、時々自己点検してみる余裕を持つだけでも、健全に生き延びていく大事なプロセスかもしれません。

「どんなふうに育ったか。」
何が正解かは、さっぱり解りませんが、自分の親からの育てられ方を思い出しつつ俯瞰してみると、自分の傾向がちょこっと見えてくるはずです。
それを「受け容れているか」、「受け容れられないでいるか」も、その人の個性に表れていることも「人の不思議」の一つかもしれませんね

勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
10月14日~16日は町田ワークショップ
10月18日つつじヶ丘勉強会
11月1日火曜日 腰越勉強会


NPOキュールの勉強会
10月21日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校

チャリティーコンサートのお知らせ:
10月9日日曜日 横須賀 カトリック三笠教会 13時~
料金1,500円 

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