五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の祖先を知ると

2016年10月25日 | 第2章 五感と体感
自分の祖先を知ると2016年10月25日

自分の祖先にはどんな人がいたのでしょう。

自分の父と母2人、それぞれの両親4人、そしてまた両親の両親8人、つまり三代遡るだけでも14人になります。兄弟姉妹がいれば、人数はもっと膨らみます。

幸いな事に私の祖先の数人は秀吉の時代まで遡る事が出来ます。
城持ち&落ち武者、農民、武士、僧侶、神主、教員、宮大工、商売人、芸術家、学者、医者等々。
そんなDNAが自分を成り立たせていることを考えると、私の中には色々な記憶が潜在していることになります。

祖先の一人は、新潟の間瀬村という弥彦山と日本海に阻まれた小さな村で寺を守っておりました。石山本願寺が織田信長との戦いに敗れ、寺院を明け渡した際、顕如と共に北陸方面に落ち伸びた僧侶であったのでは、と推測しています。
それから280年後の江戸時代安政3年にその子孫の一人が、幕府の命令で函館に寺を建立し、開拓団の取りまとめを担います。函館の寺の境内には明治天皇行幸の大きな石碑があり、開拓当時の煉瓦の門が残っています。

諸々の祖先を語り出すとややこしくなりますので省きますが、人が生き延びて、命を繋ぐと、その末裔たちの誰か一人がこのように文字に書くことで、歴史の一つが記されることになるのです。
祖先の成してきた事を知ると、不思議やな、自分の芯が感じられ誇りの様な自信の様な安定感を感ずるのです。

自分の祖先が生き延びて命を繋いだからこそ頂いているこの命がとても尊い存在であることを思うと、大波小波を乗り越える力が自分の中にあることを改めて信じる事ができそうです。
自分の祖先を知ることは、自分の器も大きくしていきます。
現世のみの何かに執着して囚われる事ほど勿体ない事は無いと思うようにもなります。
「自己を知る」の「自己」は、もっともっと深い領域を示していることを忘れないよう学びを続けていきたいものです。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
11月1日火曜日 腰越勉強会
11月15日つつじヶ丘勉強会


NPOキュールの勉強会
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校
11月18日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校


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