先日26日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
WBCクルーザー級戦:
挑戦者バドゥ ジャック(スウェーデン)TKO12回54秒 王者イルンガ マカブ(コンゴ)
*2018年から2019年にかけ、世界戦で1引き分け2敗と全く振るわなかったジャック。その後、徐々に体重を増やしながら5連勝(3KO)を記録し、今回の世界戦の切符を手に入れました。
2階級下のスーパーミドル級上がりのジャックでしたが、生粋のクルーザー級選手であるマカブと対しても体格的ハンディは見られなかった一戦。ジャックがガードを固めながら丁寧に左ジャブを突くボクシングを展開し、時折見せる右でサウスポー(左構え)のマカブを威嚇していきます。4回にその右でダウンを奪ったジャックですが、マカブも王者の意地を見せ対抗。終盤まで一進一退の攻防が続きました。
11回に再びダウンを奪った挑戦者は最終回、連打をまとめてレフィリーストップを呼び込む事に成功。ジャックが39歳にして、スーパーミドル級、ライトヘビー級に続き世界3階級制覇達成を果たしました。
クルーザー級としては大柄ではないジャック。以前、マカブがサウル アルバレス(メキシコ)の標的の一人として挙げられた時期がありましたが、ひょっとしたらジャックが新たなカネロ(アルバレスのニックネームで、スペイン語でシナモンという意味。アルバレスの赤茶の髪の色を表しています)の新ターゲットになるかもしれませんね。
新世界王者が誕生したクルーザー級。2023年のひな祭り当日時点での、同級王者たちの顔ぶれは下記にようになります。
WBA:アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏/防衛回数3)
WBC:バドゥ ジャック(スウェーデン/0)
IBF:ジェイ オペタイア(豪/0)
WBO:ローレンス オコリー(英/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:カムシベク クンカバエフ(カザフスタン/0)