今から30年前の1993年3月27日、フランスで行われた試合結果です。
IBFバンタム級戦:
王者オーランド カニザレス(米)TKO11回1分32秒 挑戦者クラレンス アダムス(米)
*若干18歳の挑戦者が、既に世界王座を10度の防衛に成功していた絶対王者に大善戦。驚くことに前半戦は若き挑戦者が主導権を握り、優位に試合を進めていきました。しかし常勝将軍が中盤以降意地を見せ逆転勝利に成功。カニザレスが苦しみながらもアダムスを退け、1988年7月に獲得した王座の11度目の防衛に成功しています。
(フランスのリングで拳を交えたカニザレス(右)とアダムス(左)/ Photo: Youtube
今でも不思議に思うのですが、カニザレス、アダムス共にアメリカ国籍の選手で、母国を中心にリング活動を行っていました。興行上の都合というのは分かるのですが、既に実力が認知されていたカニザレスと、将来の世界王者候補として名前が挙がっていたアダムスによる一戦が、なぜ両者に縁のないフランスで行われたのでしょうかね?
カニザレスがこの後、バンタム級の連続防衛記録を打ち立て同級を去っていきました。アダムスは苦い敗戦や引き分けを経験。2000年3月にスーパーバンタム級で世界のベルト(WBA)を腰に巻くことに成功しています。驚くことに怪童アダムスは、カニザレスと対戦するまでにすでに27度もプロのリングに上がっていました。
(若き日(10代)のアダムス。腰に巻かれているのはWBC米大陸のベルトです。)/ Photo: African Ring