今月6日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)TKO11回1分 挑戦者ロナル バティスタ(パナマ)
*荒武者マルティネスが、同胞サウル アルバレスと同一の興行に登場。打ち合い好きのマルティネスとの激しいパンチの交換を繰り広げた挑戦者の奮闘も中盤まで。7回以降は王者が試合を掌握し、最終的には11回でストップ勝利。約2年ぶりのKO/TKO勝利を収めたマルティネスですが、これまで幾度もキャンセルされてきた暫定王者マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ)との再戦を早く実現させてもらいたいものです。
この試合では、興味深い事が起きました。7回に明確なダウンを奪ったマルティネスですが、レフィリーはスリップと判断したためその時点では無効に。しかしラウンド終了後に確認後、明確なダウンだったと判断したため8回開始直後に正式なダウンと発表し、3人のジャッジに採点の変更の指示を出しました。このようにダウン云々の裁定が試合中に変更となった事例は記憶にありません。
2023年5月14日現在の、フライ級のタイトル保持者が次のようになります。
WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/3)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/1)
日本:永田 丈晶(協栄/0)