DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

アリムハヌリ、圧勝でV2(WBOミドル級ほか)

2023年05月24日 05時09分39秒 | 世界ボクシング

今月13日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBOミドル級戦:
王者ジャニベク アリムハヌリ(カザフスタン)TKO2回2分35秒 挑戦者スティーブン バトラー(カナダ)

*2016年10月のプロデビュー以来、期待を寄せられてきたアリムハヌリ。その後、比較的ゆっくりとしたペースでキャリアを重ねながら、世界の上位に進出。ちょうど一年前に暫定ながらも世界王座を獲得し、その後正規王者に昇格しています。

今回アリムハヌリが迎えたバトラーは、2019年師走に来日に、当時のWBAレギュラー王者だった村田 諒太(帝拳=引退)に挑戦し、5回で散った選手。世界的には中堅選手と言っていいでしょう。

試合は2回、サウスポー(左構え)のアリムハヌリが放った左アッパーを境に一気にフィナーレへと向かいます。そのパンチでカナダ人をグラつかせた王者は、その後の連打でダウンを奪うと、立て続けに2度のダウンを追加。あっという間に試合を終わらせてしまいました。試合によっては長引く傾向のあるアリムハヌリですが、今回は見事な速攻劇を演じ、王座の防衛に成功しています。

同胞の大先輩ゲナディー ゴロフキンがキャリアの最終章に突入する中、その存在を猛烈にアピールした形のアリムハヌリ。2023年5月24日時点での、アリムハヌリが一角を占めるミドル級戦線の王者たちを確認しておきます。

WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:空位
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)

 

WBOバンタム級戦(王座決定戦):
ジェイソン マロニー(豪)判定2対0(116-112、115-113、114-114)ビンセント アストロラビア(比)

*今回が3度目の世界戦出場となったマロニー。ここ数年、一戦ごとに勢いを増していたアストロラビアの強打を凌ぎ切り、僅差ながらも判定勝利。3度目の正直で、念願の世界王座獲得に成功しました。

5月24日現在のバンタム級タイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:空位
IBF:空位
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/1)

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