DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

あの試合から30年(IBFミドル級ほか:1993年5月22日)

2023年05月22日 05時29分29秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年5月22日、米国の首都ワシントンDCで行われた試合結果です。
IBFミドル級戦(王座決定戦):
ロイ ジョーンズ(米)判定3対0(116-112x3)バーナード ホプキンス(米)

*現在では歴史的選手にまで到達した両雄が初めて拳を交えたのは、もう30年も前の事になります。

ジェームス トニー(米)がスーパーミドル級に転向し、空位となっていた同王座を争ったのは、1988年ソウル五輪の不運の銀メダリスト、ロイ ジョーンズ(米)。そして、地味ながらもその実力は高く評価されていたUSBA(IBFの全米下部タイトル)王者ホプキンス。ロイは21戦全勝(20KO)という驚異的な戦績なら、ホプキンスのそれは22勝(16KO)1敗とロイには劣るものの素晴らしいレコードを残してきました。

メインイベントのヘビー級戦を差し除け、大変の注目を集めた一戦でしたが盛り上がりの欠ける凡戦に終始。ロイが僅差の判定で初の世界王座を獲得しています。まあ、真剣勝負の世界ですから期待外れの試合となる事もよくあります。

  

(将来の偉人たちがアメリカの首都で30年前に対戦)/ Photo: Sports Illustrated + BoxRec

WBAヘビー級戦:
IBF/WBA王者リディック ボウ(米)KO2回17秒 挑戦者ジェシー ファーガソン(米)

*当初の予定では、元WBO王者だったレイ マーサー(米)を相手に防衛戦を行う筈だったボウ。しかしマーサーがあろうことに、この年の2月に行われた調整試合でファーガソンにい判定負けを喫してしまいました。

自らの拳で世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得したファーガソンでしたが、現役のヘビー級王者との差はあり過ぎました。結果は僅か197秒で決着。ファーガソンの実力からすると、第2ラウンドのゴングを聞いただけでも上出来だったと言えるでしょう。

ボウはIBFとWBAの2つのベルトを保持していましたが、ファーガソンがIBFのランキングに入っていなかったため、IBFタイトルは争われませんでした。結果から見れば、IBFの対応は妥当だったと言っていいでしょうね。

この試合は世界ヘビー級戦としては、1941年5月23日に行われたジョー ルイス(米)対 バディ べアー(米)戦以来となる、アメリカの首都ワシントンDCで行われた一戦でした。

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