今月20日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOスーパーフライ級戦(王座決定戦):
元WBOフライ級王者中谷 潤人(MT)TKO12回2分42秒 元WBAスーパーフライ級王者アンドリュー マロニー(豪)
*減量苦のため保持していたWBOフライ級王座を返上し、同級に進出してきた中谷。スーパーフライ級転級2戦目で、以前の同級WBA保持者マロニーを3度倒す圧勝劇を演じ2階級制覇に成功。全勝記録を25(19KO)に伸ばすと同時に、本場ラスベガスのファンの前で強烈なデモンストレーションにも成功しました。
本来なら井岡 一翔(志成)が保持していたWBO王座に挑戦を予定していた中谷。しかし一翔は、昨年の大晦日に引き続きたWBA王者ジョシュア フランコ(米)との再戦を優先しWBO王座を返上。そのため中谷は今回、フランコにタイトルを追われたマロニーとの王座決定戦に臨むことになりました。マロニーはジョシュアと3度対戦し、2敗1無効試合という結果を残しています。マロニーとフランコを挟んで比較すると、中谷の方が一翔より実力が上のように見えてしまいますが、両社が実際に拳を交えると、そのような簡単な図式は成立しないでしょう。しかし両者による対戦は、将来的に見てみたいものですね。
恐るべき強打者がWBO王座に就いたスーパーフライ級戦線。2023年5月28日現在の同級のタイトルホルダー達を確認しておきます。
WBA:ジョシュア フランコ(米/防衛回数3)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/1)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:空位