きのうの投稿の、続きです。
昨日~今日の2日間開催された『きんてつ鉄道まつり2010』です。会場は五位堂検修車庫。
↓以下、会場で写してきた画像です。(すべて11月13日に撮影したもの)
車両撮影コーナー。「楽」がいた!
↑会場へ入ってすぐに〝その姿〟を確認しました! 団体車両の〝楽〟編成(20000系)です。
「居た居た! 今年は〝楽〟を見ることができたぞ!」と、私も一安心。
前回私がここを訪れたのは2年前のことでしたが、そのときは、楽編成は姿を見せていなかったのです。
滅多に見かけることが無い車両だし、〝楽〟をお目当てにして会場を訪れた人も少なくなかった様子です。
↑車両撮影エリアへ入る前に…。
でたっ! ここでも〝ベビーカー駐車場〟の光景!(先日、京阪電車のまつりのときにも見た光景だ…)
これより先は〝完全オフロード〟なので(=線路の上を歩くことになる)、みんなベビーカーをここに置いて行くんですね。
しかし、すごい台数だ。
↑車両撮影会場にて。
左から、3220系「京都・奈良イラスト編成」、23000系「伊勢志摩ライナー」、21000系「アーバンライナーplus」、20000系「楽」です。
それぞれの電車の前で記念撮影する人も多く、賑やかな一画でした。
↑20000系、団体用車両「楽」です。
楽(らく)、という愛称名が付けられているのです。鉄道ファンが勝手に呼んでいるのではなくて、これが〝本名〟です。
団体輸送専用の電車なので、ふつうの定期列車には使用されません。だから私も、「楽」には一度も乗ったことがないです。
自分でチャーター(貸切)して走らせるしかない!?
「楽」は、画像に写っているこの1編成しか存在しません。かつ、団体輸送の注文があった時しか稼働しないので、なかなか目にできない車両なのです。
ふだん、京都線でも、見かけることは非常に少ないです。
↑近鉄のほかの車両とは全然違う、独特の車体形状です。
車体に描かれた「楽」の文字は、今は亡き〝ばくざん先生〟(榊莫山氏)の筆によるもの。
↑23000系「伊勢志摩ライナー」。
これは、京都線でもよく見かける、お馴染みの特急電車。
↑21000系「アーバンライナーplus」。
1988年、私が高校へ入る年にデビューした特急車両です。
ビスタカーから主役の座を受け継いで、以来、近鉄のシンボルカーとして活躍を続けています。
しかし、もう、デビューから20年以上経っているんですね。早い…。
↑12200系(スナックカー。←今では名前だけ)は「試運転」表示でたたずんでいました。
↑会場のすぐそばを、大阪線の線路(本線)が通っています。
五位堂検修〝車庫〟ですから、本線のそばに立地していて当然ですがな。
周囲の人々が本線のほうを向いてカメラを構えておられたので、『何が来るのかな?』と思って私も眺めていたら、
「ネクスト」がやって来ました。
※これは、まつりの展示車両ではありません。営業運行中の大阪難波ゆき特急です。
↑これは、9820系と呼ぶんだったな。
シリーズ21で、ロングシート編成で、もとから6両編成で組まれているやつ。
3220系との見分けは、正面の形状で確認できますね。これで合っていたかな(?)
帰宅後、車両番号(9324号車)を確認したら、私が初めて〝阪神線直通〟へ出向いたときに乗った車両だと判明しました。
↓そのときの記事です。(2009年3月30日の、当ブログの記事です)
http://blog.goo.ne.jp/dampopo/e/8ffb1f9adb31df90c93d1757a3fa7f72
近鉄ミュージアムトレイン
↑こちらは、5820系L/C車。
「近鉄ミュージアムトレイン」として、車内に歴代車両の写真展示などがされていました。
この先頭車正面にも、行き先表示板などいろいろと展示してありました。
「賢島」っていうのは、むかしスナックカーで使われていた行き先表示板やね。
↑ミュージアムトレインの車内。
ふだん車内広告が掲出されるポジションに、ことごとく近鉄電車の写真や車両解説のポスターが掲げられています。
みなさん、熱心に見学されていました。
↑さきほど見た、20000系「楽」についても、簡単に説明が出ていました。
↑乗降ドアの頭上のところには、ヘッドマークのイラスト集が入れてありました。
イラスト集、ここへハメ込むためにわざわざ作ったのかな?
↑「ミュージアムトレイン」編成の一部の車両は〝休憩電車〟としても一般開放。
検修棟内も公開されていました
↑床下ピット探検コーナーの様子。
↑車両機器展示『制御器の実演コーナー』。
電車のコントロールを司る、制御器の仕組みを学ぶコーナー。
目の前の電車の床下機器(カバーが外されて中身が丸見え)を見ながら、手元のスイッチを操作するのです。
よく考えたら…、本物の電車が使われているし、贅沢な実演コーナーですね。
↑パンタグラフの昇降を間近に見られるコーナー。
↑電動発電機と空気圧縮機の仕組みを学ぶコーナー。
「工場内の、見せられるモノはすべてお見せします!」っていう方針みたいやね。
空気圧縮機は、その作動音を聞くと、電車に乗った時にも耳にしたことがある音だと気がつきます。
↑これも、実際に電車に使われている装置です。
何の装置だか、分かりますか?
答えは、クーラー(冷房装置)です。通常、車両の屋根の上に搭載されています。
車両(形式)によって装置の形状に違いがあるようです。
ちなみに、手前に置かれている装置は、22600系特急車に使われているのと同じタイプだそうです。
保線用の車両
↑線路も、道路も、両方走れる工事用自動車です。
このあいだ、京阪のまつりでも、このタイプのクルマを見ました。
どの鉄道会社にも配備されているんですね。
↑大型の保線車両です。(これは線路上しか走りません)
線路の路盤(道床?)を整備するために活躍するんですね。
「つくつくぼうし」というニックネームで呼ばれる保線車両です。
以前に、この車両が宮津車庫に止まっているのを見たことがあります。
グッズ売り場
↑見学を終えて、最後にグッズ売り場を覗いておきます。
例によって、入場料代わりに何か買って帰ろうかと思うわけです。
↑売り子のハッピに…、「山陽電車!?」
確かに、山陽電車グッズを売っている区画がありました。
どういう風の吹きまわし?
「近鉄-山陽」の提携(乗り入れ)を視野に入れてのイベント参加か…!?と、先走った解釈をしてしまいそう。
↑これ…、やっぱり売られていました!(驚きました)
でも、サプライズ価格やからなぁ。ちゃんと売れたのかな?
↑きのうのお土産です。
上の写真カード(22600系)は、会場に入るときに頂きました。
下の白いやつは、グッズ売り場で買ったパスケース。千円。
22600系のローレル賞受賞を記念して、このほど新発売されたパスケースです。
↑会場入口で配られていた「近鉄特急スタンプコレクション」の台紙。
紙は、タテ約18cm×ヨコ約26cmの大きさです。(決して小さくないです)
まつり見学とあわせて、会場内3箇所に設けられたスタンプコーナーを巡って、3種類の特急スタンプを集めてくるチャレンジ企画。
紙の裏面には、『スタンプを全部集められても景品、記念品等はありません。』というお断りも。
それでも、みなさん、熱心にスタンプコーナーに立ち寄っておられました。
私も、何気なく最初の1コを押して…、せっかくだからと思い、あとの2つも押しに回ってきました。
◎おまけ
↑最後にもう一度、20000系「楽」を。
申し遅れたけれど、「楽」の先頭車両は二階建て構造になっています。
なので、「楽」も、ビスタカーの仲間です。