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月に2度の高齢者ホームでのダンスの出張レッスンの楽しみは、郊外にあるその施設への道すがらに見る、都心では見られない光景もその一つである。
農作物の畑の一画では、風に揺れるコスモスの花に蝶や蜂が舞い、道ばたに咲く野の花も、季節を感じさせてくれる。
農家の敷地内であろうか、木々の生い茂る中で咲く黄金色の花が、ひときわ美しく光輝いていた。

その名は「ビョウヤナギ」と図鑑に載っていた。漢字では「未央柳」とも「美容柳」とも書くそうだが、その美しさと、葉が柳に似ているところから名づけられたらしい。
中国原産の「おとぎりそう科」の花で、仲間には「キンシバイ」があるという。≪注≫「おにぎりそう科」ではありませんよ。

中央のめしべを囲むたくさんの長いおしべが特徴的で、カメラを向けシャッターを押した瞬間おしべがはらりと落ちた。
役目を終えた男の哀愁は、どこの世界も同じか・・・?(TTToTTT)
2006.06.16