廻れば大門(おおもん)の見返り柳いと長けれど、お齒ぐろ溝(どぶ)に燈火(ともしび)うつる三階の騷ぎも手に取る如く・・・
樋口一葉の代表作「たけくらべ」の有名な書き出しである。
吉原遊郭という特殊な環境に住む子供たちが、大人の世界を見ながら、遊び、育ち、成長していく過程を描いたこの作品。遊女になるためにここに連れられて来た「美登利」と、お寺の息子「信如」との儚くも切ない恋のものがたり。
物語の背景に登場する吉原大門跡、見返り柳、千束神社やおおとり神社は、過去のブログでも紹介したことがあるが、我が家からはすべて数分のところにある。
一葉はこの竜泉界隈に住んだこともあり、その作品にもゆかりの深いこの地にあった「一葉記念館」が、昨日(11月1日)新しく生まれ変わってオープンした。我が家から歩いて2~3分のところである。
五千円札の肖像に使われるようになってから、来館者が急増したための改築である。
同時に整備された隣接する「一葉記念公園」と一体化した新記念館は、三階建ての美しい建物で、一葉の自筆の「草稿」や、その作品が紹介されている。
記念館の3階から見た公園
まず3階に上がるとそこには「たけくらべ」に登場する人物模型や、作品のわかりやすい紹介と、その他の資料が展示されている。
1・2階には自筆の原稿や遺品等の資料が展示され、特に1階のギャラリーでは「たけくらべ」や「にごりえ」の作品を映像でわかりやすく紹介しているので、文語体の原文では読みにくいこの小説の概要を知ることができる。
一葉の命日の11月23日にあわせ、来る21日(火)~23日(木)の3日間一葉祭が行われ、新記念館が無料公開されます。24年間の短い生涯を閉じた樋口一葉を知りたい方は、この機会に是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
2006.11.02
樋口一葉の代表作「たけくらべ」の有名な書き出しである。
吉原遊郭という特殊な環境に住む子供たちが、大人の世界を見ながら、遊び、育ち、成長していく過程を描いたこの作品。遊女になるためにここに連れられて来た「美登利」と、お寺の息子「信如」との儚くも切ない恋のものがたり。
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物語の背景に登場する吉原大門跡、見返り柳、千束神社やおおとり神社は、過去のブログでも紹介したことがあるが、我が家からはすべて数分のところにある。
一葉はこの竜泉界隈に住んだこともあり、その作品にもゆかりの深いこの地にあった「一葉記念館」が、昨日(11月1日)新しく生まれ変わってオープンした。我が家から歩いて2~3分のところである。
五千円札の肖像に使われるようになってから、来館者が急増したための改築である。
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同時に整備された隣接する「一葉記念公園」と一体化した新記念館は、三階建ての美しい建物で、一葉の自筆の「草稿」や、その作品が紹介されている。
記念館の3階から見た公園
まず3階に上がるとそこには「たけくらべ」に登場する人物模型や、作品のわかりやすい紹介と、その他の資料が展示されている。
1・2階には自筆の原稿や遺品等の資料が展示され、特に1階のギャラリーでは「たけくらべ」や「にごりえ」の作品を映像でわかりやすく紹介しているので、文語体の原文では読みにくいこの小説の概要を知ることができる。
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一葉の命日の11月23日にあわせ、来る21日(火)~23日(木)の3日間一葉祭が行われ、新記念館が無料公開されます。24年間の短い生涯を閉じた樋口一葉を知りたい方は、この機会に是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
2006.11.02