
「最後の一葉(ひとは)」
肺炎を病み、明日をも知れない身体をベッドに横たえる一人の少女。北向きの窓には、毎日少しずつ葉を落としていく蔦の這う壁が見える。少女はその葉がすべて落ちるとき、自分の命も終ると思っている。
最後の一枚になった蔦の葉は、激しい風雨にも散ることはなく、少女は次第に元気を取り戻し、危機を脱したその時、階下に住む老画家が肺炎で亡くなったことを知らされる。
老画家が肺炎になった日は、冷たい雨と風の吹く夜が明けたその朝であった。蔦の這う壁の前にはカンテラと梯子と絵筆が散らばっていた。壁に描かれた一枚の蔦の葉は、少女のことを知った老画家が描いた最後の傑作だったのだ。
<O・ヘンリー>
樋口一葉の筆名は、大河を流れる一葉の葦に由来するという。老画家が自分の命と引き換えに描いた「最後の一葉」は一人の少女の命を救った。
「ひとりでもいい」
あなたにめぐり逢えて
ほんとうによかった
生きていてよかった
生かされてきてよかった
あなたにめぐり逢えたから
つまずいてもいい
ころんでもいい
これから先
どんなことがあってもいい
あなたにめぐり逢えたから
ひとりでもいい
こころから
そういって
くれる人が
あれば・・・
-相田みつをさん-
あなたにめぐり逢えて
ほんとうによかった
生きていてよかった
生かされてきてよかった
あなたにめぐり逢えたから
つまずいてもいい
ころんでもいい
これから先
どんなことがあってもいい
あなたにめぐり逢えたから
ひとりでもいい
こころから
そういって
くれる人が
あれば・・・
-相田みつをさん-
歳を重ねるごとに多くの大切な蔦の葉を失ってきた。最後の一葉を失ったとき、生きる望みを繋ぐのは思い出だけになる。
あなたにとっての最後の一葉、いい思い出にしませんか?
2006.11.25