勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

原点

2007-01-03 13:53:29 | Weblog
正月

 大辞林によると「正月」とは一年の最初の月とある。
すべての漢字は必ず、いずれかの部首に所属するというが、正月の正の字にも部首があることを知った。部首とは、偏(へん)、旁(つくり)、冠(かんむり)等をいい、「正」の字は「一」と「止」からなり、部首は止(とまる・とめへん)だそうだ。
一に止(とど)まる、つまり一を守るという意味であり、一とは原点、原点を守り、原点に帰ること。自分自身が原点に立ち帰るのが正月なんだそうです。


 人間には108の煩悩があるといわれる。煩悩とは人間の心身の苦しみを生み出す精神のはたらきをいい、その根源には三毒がある。(大辞林から)

 三毒とは貪欲(とんよく、と読む)・瞋恚(しんに。しんい)・愚痴(ぐち)であり、瞋恚とは、怒り・憎しみ・怨みなどの憎悪の感情をいうそうだ。

 「勝ち組・負け組」という言葉がもてはやされた。僕の嫌いな言葉である。損得、勝ち負けにこだわらず、「いまここに生きている、そして生かされている」 いのちの尊さを知ることも原点に戻ること。そうして己の軌道修正をする月、それが正月なんだそうですよ。
2007.01.03