勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

くじらの目

2007-01-05 23:36:17 | Weblog
聖徳太子の「十七条憲法」には「和を以って貴しと為す」 とある。

 「和」とは、平和の和、調和の和、和(なご)みの和、和(やわ)らぎの和、そして大和(やまと)の和でもある。

下町浅草には、忘れかけた日本の心「和」の世界が息づいている。
 和の代表、手ぬぐいの店「ふじ屋」さんは、芸術的とも言える染め絵手ぬぐいを扱うお店である。江戸に生まれた木綿染色、手ぬぐいを素材とした袋物から帽子まで、その魅力は尽きない。
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 中でも人気のひとつが、この熊野染めの手ぬぐい。黒地に目だけを染め抜いた鯨の接写。捕鯨で名高い熊野灘を洒落て熊野染めというそうだ。横にして扱うところがみそで「めくじら立てちゃいけません」と江戸の洒落言葉。

 歳を重ねて角がとれ、丸くなるのが可愛い年寄り。しかし歳とともに角が立ち、己の非をも省みず、めくじら立ててばかりいる、我が身を見つめ世を見つめ、めくじら立てず 「和」 の心、大切にしてこの一年過ごせるようにと、我が家にも飾ってみました「くじらの目」。さて、効果のほどは・・・???

2007.01.05