勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

七転八倒

2007-01-16 23:50:58 | Weblog
七転八倒

つまずいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
にんげんだもの

-みつを-

 柔道家・古賀稔彦さんは、バルセロナ・オリンピックで、練習で足の靭帯損傷の大怪我をしながらも金メダルを獲得した。万全で望んだ次のアトランタでは、決勝で試合終了間際までポイントでリードしながら、この試合は楽勝と思った僅かな心の隙で逆転され呆然となる。しかしその経験が、指導者となった今、負ける者の気持ちがわかり、役立っているという。
(NHK・クイズ日本の顔「柔道古賀・金メダルへの険しき道」から)


負ける練習

柔道の基本は受け身
受け身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です

つまり、人の前で失敗をしたり
恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを
多くの人の前で
ぶざまにさらけ出す練習
それが受け身です

長い人生には
かっこよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥を
さらすことのほうが
はるかに多いからです

そして
負け方や受け身の
ほんとうに身についた人間が
人の世の悲しみや
苦しみに耐えて
ひと(他人)の胸の痛みを
心の底から理解できる
やさしく暖かい
人間になれるのです

-相田みつをさん-
  
2007.01.16