歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

「春がきた」

2011年05月18日 | 
もう初夏だけれども、「春がきた」。



裏彩色で色も付けてみた。



春なんてあっという間に過ぎさって、もう日中は厚いわけだ。
時間なんて、何の感慨も違和感もないまま過ぎて行く。
私は、時間を止める術を持ち合わせていない。
その流れに抗うことも出来ない。
でも、それでいいんだと私は思う。
今、サラサラと涼やかにその流れにとけ込んでいく。

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愛でぬりつぶせ

2011年05月18日 | 音楽
The Birthdayのこの歌を聞くと本当元気になれる。
イマイさんはもうThe Birthdayにはいないけど、この歌はこれからもずっと歌って欲しい。

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「終わらない悪夢」

2011年05月18日 | 社会
16日、17日とNHK BS1、世界のドキュメンタリー「ー放射性廃棄物はどこへー終わらない悪夢」という番組がやっていたらしい。
今日は後編。

詳細→地球温暖化への対策などを背景に、原子力発電所の建設が世界各地で進むなか、“核のゴミ”といわれる放射性廃棄物の処理は、どれほど進展してきたのだろうか。フランスの取材クルーが、科学者らとともに、フランス、アメリカ、ロシアの原発や再処理施設を訪問。核廃棄物のゆくえや人体への影響など、世界の核のゴミを巡る恐ろしい現実を明らかにしていく。(NHK番組表より)

最後の方しか見れなかった。
丁度フランスの原発体制に対する部分であった。
フランスでは、エリート技術官僚が原発に関する全てを担っているとのことであった。
そのため、政治家は原発に関する知識をほろんど持ち合わせていない。
サルコジや他の政治家がテレビで適当なことを連発しているバカな討論の映像があった。
フランスの場合、国民はなかば強引に原発を押し付けられたという。
以前原発関連会社で働いていたという女性がインタビューに応じていたが、政治や経済を含め諸悪の根源は原発にあると述べていた。

原発は日本の問題だけではないんだなぁ

明日は「地下深く 永遠に~核廃棄物 10万年の危険~」。

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eiga.『シモーヌ』

2011年05月18日 | 映画
たんぽぽのわがまま映画批評No.5
『シモーヌ』アメリカ/2002
監督 アンドリュー・ニコル
脚本 アンドリュー・ニコル
音楽 カーター・バーウェル

キャスト:アル・パチーノ(ヴィクター)、レイチェル・ロバーツ(シモーヌ)、 キャサリン・キーナー(エレイン)、 ウィノナ・ライダー (ニコラ)、エヴァン・レイチェル・ウッド(娘)

意外にもSF要素の強いコメディ映画だった。
非現実的な発想とストーリー展開。
いや発想はむしろ現実的なのかも知れない。

作品へのこだわりが強いしがない映画監督ヴィクターは、ハリウッドの売れっ子女優となかなかそりが合わない。
映画は、売れなきゃ意味がないという商業主義的業界が受け入れられない。
制作会社ともうまくいかず解雇されたヴィクターの元へ、ハンクと名乗るプログラマーがいきなり現れる。
彼はヴィクターの創造性に共感する唯一の理解者。
彼はヴィクターに一緒に映画を作らないかと持ちかける。
しかし、彼の提案はあまりにも奇想天外だった。
それは、ヴィクターの映画にハンクが創ったCG女優を出演させるというものだった。
年代は明記されていないが、セットやヴクターの作った映画を見るにCGなどまだ普及していない時代と予想する。
CG技術が発展した現代であれば、そこまであり得ない話ではないし。

ヴィクターは「偽物」を映画に出してしまったと罪悪感を抱くわけだが、CG女優シモーヌは瞬く間に世界のトップ女優に成り上がる。
その後ヴィクターの女優ねつ造工作はエスカレートしていく。
元妻で制作会社のトップであるエレインに「あなたが彼女を創ったのではない。彼女があなたを創ったのよ。」と言われ、次第にヴィクターは一人歩きをはじめるシモーヌの存在に振り回されつつある自分に気が付く。

シモーヌは彼の言葉を代弁する、誠実でまじめな理解者であった。
「君といると安心する。」
しかし、センサーを通してヴィクターの動きを反映するそのプログラムはまるで鏡のよう。
きっとシモーヌはヴィクター自身だったのだ。
最初アンドリュー・ニコル監督は二重人格が創られて行く様を描きたいのではと思ったほどだ。

テーマは精神の暗い部分に迫ったものだが、映画全体がユーモラスな雰囲気で囲まれている。
しかし、もう少し危機迫るような場面や展開が欲しかった。
最初から最後まで、安全圏から出ない平和な映画であった。
まぁコメディと言われるくらいだからいいのか。

で、絶世の美女を演じるのが、有名モデル、レイチェル・ロバーツ。
なんでも監督の奥さんなんだとか。
確かに綺麗。

それにしても、アル・パチーノと『シモーヌ』というタイトルだけで渋い映画を期待してしまった。
んん、やっぱり思い込みは良くないな。



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