星見台と父に命名されたベランダから、当分見ることはないだろう風景をぼんやり眺めていた。
初夏の木々は少しずつその色を深め、一見一色に見える森はいっそう鮮やかになる。
緑、緑、緑、…黄色
んっ?
緑の森に異色を放つ黄色。
違和感。
よく見ると、
はい、なんとここにバナナ。
最近村上春樹の小説を読んだものだから、一瞬空からバナナが降ってきたのかと思う。
少しして我に帰る。
家の中にいた弟が声をかけてくる。
「あ、それさっき俺が投げたら引っ掛かった。」
うちの弟はこんな感じです。
初夏の木々は少しずつその色を深め、一見一色に見える森はいっそう鮮やかになる。
緑、緑、緑、…黄色
んっ?
緑の森に異色を放つ黄色。
違和感。
よく見ると、
はい、なんとここにバナナ。
最近村上春樹の小説を読んだものだから、一瞬空からバナナが降ってきたのかと思う。
少しして我に帰る。
家の中にいた弟が声をかけてくる。
「あ、それさっき俺が投げたら引っ掛かった。」
うちの弟はこんな感じです。