最下位のオリックスバファローズに2連敗で負け越し決定、この2日間は1点のみで現在17イニング連続無得点、首位・日本ハムとの差が7ゲームに開いた福岡ソフトバンクホークス。最近のホークスの不甲斐なさを見て思った事は、正直言ってビリに勝つ気が感じられない、浦和レッズより弱いという気持ちでイライラしています。日曜日はオリックス・小松VSソフトバンク・杉内の先発でスタート。小松とは開幕戦以来の対戦となるのかな?最下位相手に3タテされるのは絶対に避けたいところです。
16日のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(指)松中信彦
4(一)小久保裕紀
5(左)多村仁志
6(中)長谷川勇也
7(右)オーティズ
8(三)森本学
9(捕)山崎勝己
(投)杉内俊哉
山崎が9番捕手で久しぶりのスタメンマスク。不調のオーティズが7番に下がり、長谷川が6番に昇格です。
ホークス先発・杉内は初回、1死から大引のヒットとカブレラの四球で1,2塁とピンチを招き、ローズのセンター前タイムリーで先制点を許してしまいます。2回は2死から四球による走者を許すも、牽制でアウト。3回は大引にまたもヒットを打たれるものの、カブレラを空振り三振に仕留めて追加点を許さず。
小松を早い内に攻め立て、杉内を援護したい。そんな思いよりもどんな形でもいいから点が欲しいホークス打線は、初回は上位打線が小松の前に3者凡退。2回は小久保と多村が連続三振に倒れて2死とされるが、長谷川がチーム初安打。しかしオーティズが続かず長谷川残塁。
3回、先頭の森本がレフト前ヒット、続く山崎の犠打で1死2塁、同点のチャンスに本多が小松のシュートを弾き返し、打球は投手強→ライト前に転がる。この間に森本が生還して1-1の同点に追いつきます。この後川崎の四球、ダブルスチール、小久保の四球で2死満塁とするが、多村が2塁フライに倒れて3者残塁。満塁のチャンスを活かしきれない。
4回、ホークスは1死からオーティズと森本の連打で1死1,3塁とするも、森本のスクイズミス、本多の内野フライで勝ち越しならず。杉内はその裏、先頭のローズに初球を狙われ、レフトフェンス直撃の長打を浴びるが、左翼手・オーティズの好返球でローズを2塁憤死。その後はフェルナンデスを見逃し三振、浜中を捕手フライに打ち取って無失点。5回まで毎回のように走者を出しながらも、オリックスに勝ち越し点を与えません。
同点で迎えた6回、ホークスは途中出場の明石がレフト前ヒット、1死後にオーティズのライト前ヒット、森本の死球で満塁と勝ち越しのチャンス。山崎の代打・小斉はボテボテの2塁ゴロ。しかしオリックス2塁手・阿部のトスが乱れて2塁セーフ。3塁から明石が生還して勝ち越し。記録は小斉の2塁タイムリー内野安打でした。なおも満塁で本多のセンター前タイムリーで1点追加。川崎三振で2死後、松中がオリックス2番手・清水の初球をジャストミート!打った瞬間にホームランという当たりは、ライト上段に突き刺さるグランドスラム!豪快な満塁アーチが飛び出し、この回打者一巡の猛攻で一挙6得点!オリックスとの差を突き放しました!
7回、長谷川がヒットで出塁するも、オーティズが併殺打に倒れて2死となった後、森本が四球で出塁。6回裏からマスクを被っている田上が、オリックス3番手・高木のカーブを捕らえ、バックスクリーンへの2ラン本塁打を放って2点追加。リードをまだ拡げました。
杉内は6回以降も毎回のように走者を出すも後続をしっかりと抑え続けるピッチングが続きます。8回には前田と大村の連打で無死1,2塁、2死2,3塁と反撃のピンチの場面でローズを迎えます。一発が出れば流れが傾くところでしたが、最後はスライダーで空振り三振でピンチを凌ぎました。9回は2番手・摂津が2つの三振を奪って3者凡退で試合終了。投打が噛み合ったソフトバンクが9-1で連敗ストップです。
パシフィック・リーグ公式戦 2009/08/16(日)
オリックス-ソフトバンク 17回戦
(オリックス9勝8敗、京セラD大阪、13:00、21551人)
SH 001 006 200 9
BS 100 000 000 1
【投手】
(ソ)杉内、摂津-山崎、田上
(オ)小松、清水、高木、小林-前田
【責任投手】
(勝)杉内19試合11勝3敗
(敗)小松12試合1勝8敗
【本塁打】
(ソ)松中20号満塁(6回、清水)、田上16号2ラン(7回、高木)
ここ2日間沈黙が続いていたホークス打線が久々に目を覚ましました!3回に本多のタイムリーで20イニングぶりに得点が生まれ、6回には満塁で小斉の勝ち越し内野安打、そして2死満塁で松中の満塁アーチで6得点。7回には田上の一発が飛び出してオリックス投手陣を粉砕。投げては杉内が8回1失点の好投を見せ、9-1の快勝で3タテを阻止しました。
先発の杉内は8回まで打者31人に対して131球、被安打9・8奪三振・3四死球・1失点の内容。2週連続の白星で今季11勝目を飾りました。9本の安打を浴びながらも失点は1回のローズのタイムリーのみ。その後は毎回のように走者を許しましたが、オリックス打線を何とか封じました。2番手で登板した摂津は2奪三振で3者凡退の好リリーフを見せました。
打撃陣は全体で15安打で9得点。6回に満塁アーチを放った松中は20号に到達。勝ち越し点を奪い、追加点が欲しいところでの一撃は非常に効果的でしたね。7回にダメ押しとなる2ランを放った田上は今季16本目。スタメン落ちの屈辱をバッティングで見事に晴らしました。この日は森本が3打数3安打の猛打賞、5打席すべて出塁で勝利に大きく貢献しました。3回には同点のきっかけとなるヒット、本多のタイムリーでは好走塁を見せました。他にも本多が2安打2打点、オーティズと長谷川も2安打のマルチヒットを記録。途中出場の明石も3打数2安打を記録しています。
これでお盆のアウェー9連戦が終わりました。この9試合は4勝5敗の負け越し。オーティズ復帰で打線が活発になるだろうと思っていたんですが、病み上がりの影響からかオーティズが不振気味。14・15日は貧打が目立ちました。火曜日からは福岡ヤフードームに戻り、西武との3連戦。更に金曜日からは首位・日ハムとの3連戦。今後のホークスを左右する6連戦になる事は間違い無し。勝ち越せば逆転優勝の可能性を残し、負け越せば優勝消滅になるかもしれません。本拠地6連戦の勝ち越しは至上命題、この際全部勝つつもりで行かんかい!