福岡ソフトバンクホークスは先週末の首位・日本ハムとの3連戦で3連勝を達成し、ゲーム差も3に縮まったんですが、千葉でのロッテ戦で2敗1分け、今週末の札幌での日ハム3連戦でも連敗。この5日間は引き分けを挟んで4連敗。ゲーム差も6.5と拡がり、日ハムのマジックも25となりました。今のホークスは何もかもうまくいかない、優勝の夢なんて正直諦めている。4連敗で自分も背中を痛めたり、「浦和レッズじゃないんだから…」と愚痴りまくり、応援する気力も失せてます。ホークスの試合より大事な衆議院の総選挙が行われた30日は杉内が先発。先週は15奪三振の快投を見せた杉内、今回もエースの好投で連敗脱出なるか?
30日のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(左)オーティズ
4(一)小久保裕紀
5(指)多村仁志
6(中)長谷川勇也
7(捕)田上秀則
8(右)吉川元浩
9(三)森本学
(投)杉内俊哉
ソフトバンクは初回、先頭の本多がヒットで出塁するも、日ハム先発・八木の牽制に刺されてアウト。川崎・オーティズも出塁できず、初回は無得点で終わります。3回に吉川がレフト前ヒットを放ちますが、森本が併殺打に倒れました。ホークス先発・杉内は、初回に日ハム打線を3者凡退に抑える好スタート。3回には3者連続三振の好投を見せ、序盤3イニングは両チームとも無得点で終わりました。
4回、ホークスは本多が八木の直球を捕らえ、レフトオーバーの2塁打を放つ。川崎犠打で1死3塁となり、オーティズがストレートをセンター前に弾き返すタイムリーで本多が生還。ホークスが1点を先制します。
先制の援護を貰ってさらに勢いに乗りたい杉内ですが、その裏に日ハムの反撃に遭います。先頭の稲葉に2塁打を許すと、高橋の四球で無死1,2塁となり、スレッジにレフト線を破るタイムリー2塁打を浴び、2人が一気に生還して逆転されてしまう。さらに小谷野にもヒットを打たれ、追加点のピンチを背負うが、二岡・鶴岡・金子誠を3者連続三振に仕留めて追加点を阻止しました。
この後ホークスは、5回に田上四球&森本のヒットで2死1,2塁と同点のチャンスを迎えるも本多が凡退。6回には先頭の川崎が出塁するも、飛び出してアウト。その裏にスレッジのヒット、小谷野の犠打を田上がエラーで無死1,2塁と追加点のピンチ。ここで二岡の犠打が守備妨害となってアウト、日ハム・梨田監督が猛抗議するが、遅延行為で退場処分。杉内は2死後、鶴岡の四球で2死満塁の大ピンチを背負うが、田中賢介を内野フライに打ち取ってピンチ脱出。
6回の大ピンチを凌いだ事で流れが変わったのか、8回に先頭の森本学がライトフェンス直撃の3塁打で同点のチャンス。続く本多がレフトへの犠牲フライで同点に追いつきます。更に川崎とオーティズの連打で1死2,3塁、小久保敬遠で満塁となり、多村が日ハム4番手・江尻からライトへの犠牲フライ。川崎がホームインしてホークスが逆転に成功。8回裏に摂津が無失点に抑えると、9回は馬原が日ハムの反撃を許さず試合終了。8回の2本の犠牲フライで逆転勝ちを収め、連敗ストップです。
パシフィック・リーグ公式戦 2009/08/30(日)
日本ハム-ソフトバンク 20回戦
(ソフトバンク11勝9敗、札幌ドーム、13:00、28483人)
H 000 100 020 3
F 000 200 000 2
【投手】
(ソ)杉内、摂津、馬原-田上
(日)八木、菊地、宮西、江尻、林-鶴岡、大野
【責任投手】
(勝)杉内21試合13勝3敗
(S)馬原41試合3勝1敗27S
(敗)宮西44試合7勝1敗
やっと勝ったなあ。4回に先制した後に逆転された時は、「今日も負けるんだろうな」って思って、速報なんて見てませんでした。これでもし負けていたら5連敗、優勝絶望的な差になっていました。とりあえず札幌で3タテされなくて良かったです。この1勝をきっかけにまたチームも波に乗って行ければいいなと思っています。できれば大型連勝を続けて、ハムを首位から引きずり降ろしてもらいたいですね。
先発の杉内は7回まで打者32人に対して113球、7安打・10奪三振・2四死球・2失点の内容で今季13勝目。先週は15奪三振、今週は10三振奪い、この2週間でハム打線から25奪三振!3者連続三振が3回と4回の2度もあり、4回は無死1,3塁のピンチから3連続三振に仕留めて追加点阻止。6回には満塁の大ピンチを無失点。このピンチを凌いだ事も勝因でした。これで杉内は4週連続で白星ゲット。残り登板回数で幾つ白星を稼げるか?
打撃陣は全体で10安打と2ケタ到達。先制タイムリーのオーティズは4打数2安打1打点。同点の犠牲付帯を放った本多も4打数2安打1打点。森本も2安打のマルチ安打をマークしています。逆転勝ちしたのはよかったけど、犠牲フライの2本じゃ物足りんわ。満塁の場面こそ長打が欲しかったです。
福岡ソフトバンクホークスは火曜日からオリックスとの3連戦、金曜日は西武3連戦のヤフードーム6連戦を控えています。9月に突入しペナントも佳境に突入、チームも残り30試合となりました。逆転できるかどうかは微妙ですが、クライマックスシリーズ出場を確実なものにしたいところ。大失速で最下位に沈んだ昨年のような悲劇はゴメンです。