日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

また田上だ!そして大場が1年4か月ぶりの白星。

2009年09月04日 | HAWKS

前日は松中の復活弾などで快勝した福岡ソフトバンクホークス。木曜日はオリックスとの3連戦最後の戦いです。1勝1敗で迎えたこの日は、ホークスが大隣、オリックスはルーキーの伊原の先発で始まりましたが…。


まず初回、大隣は坂口を打ち取った後、阿部のヒットとカブレラの四球で1死1,2塁といきなりピンチを背負います。しかし、ローズを直球で空振り、フェルナンデスには見逃しの2者連続三振で無得点に抑えます。その裏にホークスは、先頭の本多が四球→盗塁、川崎の犠打で1死3塁と先制チャンスを迎えるが、オーティズと小久保が凡退して先制ならず。
大隣は2回、下山に右中間へ「あわや」というような当たりを放たれるが、センター・長谷川がジャンピングキャッチを見せます。長谷川の好プレーで助けられたと思いきや、直後にヒットと盗塁で1死2塁となり、岡田のライト前タイムリーで1点を許す。なおも2死2塁で坂口を打ち取ったかに見えたが、左翼手・オーティズが落球。この間に2塁走者が生還して2点目を失いました。3回には連続四球のあとにフェルナンデスと下山を連続三振に仕留めて2死とするが、山崎浩司にセンター前に弾き返されて追加点を許す。結局大隣は3回まで3失点の内容でKOとなりました。
反撃したいホークス打線は、2回に2つの四球で1,2塁と再び得点圏に走者を出すも森本が凡退。3回は上位打線が相次いで倒れて3者凡退。オリックス先発・伊原の前に3回まで無安打に抑えられます。この重苦しい流れを断ち切りたいホークスは4回、1死から松中がチーム初安打となるライト前ヒットで出塁すると、多村がお尻への四球で1死1,2塁。長谷川三振で2死後、田上が伊原の3球目のストレートを振り抜き、高く舞い上がった打球は左中間スタンドに飛び込んだ!田上の3ランで一気に同点に追いつきました。
5回、4回から2番手で登板している大場が先頭打者にヒットを許す。しかし、ローズをフォークで空振り三振に仕留めると、下山には直球で見逃し三振!その裏、先頭の本多がヒットで出塁すると、川崎の場面でこの試合2度目の盗塁を成功させます。川崎犠打で1死3塁、オーティズがバットを折りながらもレフトへの犠牲フライで勝ち越しに成功しました。
逆転の援護を貰った大場は、6回に先頭の山崎をフォークで空振り、岡田にもフォークで空振り、そして前田の代打・日高にもフォークで空振り三振!全てフォークボールで3者連続三振に仕留めて見せました!大場は勢いに乗って7回も続投、今度は打たせて取るピッチングで3者凡退に抑えます。
一方で打線は、6回に1死1,3塁と追加点のチャンスを迎え、前の打席で3ランを放っている田上に期待がかかり、オリックス3番手・香月のスライダーを弾き返してセンター前に抜けると思われましたが、遊撃手・山崎の好守備に阻まれてダブルプレー。これは悔しい!7回には2死3塁でオーティズが凡退。勝利を決定づけるような追加点が取れません。
試合はこの後、8回に摂津が3者凡退、その裏に途中出場・荒金久雄の「暴走」で無得点。9回は馬原が先頭打者を出すも3者連続三振で締めて試合終了。ソフトバンクが接戦を制し、オリックスに連勝です。


パシフィック・リーグ公式戦 2009/09/03(木)
ソフトバンク-オリックス 20回戦 
(10勝10敗、ヤフードーム、18:00、28490人)
Bs 021 000 000   3
SH 000 310 00X   4
【投手】
(オ)伊原、大久保、香月、菊地原-前田、日高
(ソ)大隣、大場、摂津、馬原-田上
【責任投手】
(勝)大場18試合1勝3敗
(S)馬原43試合3勝1敗28S
(敗)伊原2試合2敗
【本塁打】
(ソ)田上20号3ラン(4回、伊原)


序盤に大隣が3点を失ってKO、打線が伊原の前に沈黙気味と負けムードが漂っておりました。しかし、大場の好投&田上の一発で嫌な流れを断ち切り、終わってみればオリックスに逆転勝利を飾りました!投手陣も大隣・大場・摂津・馬原の4人で16奪三振とオリックス打線を沈黙。チームもこれで2連勝、オリックスとの3連戦の勝ち越しを決めました。ホークスは逆転優勝の夢をまだ諦めていません。
先発の大隣は、3回まで打者17人に対して89球、被安打4・5奪三振・3四死球・3失点という内容でした。2回に連打で1点を失い、味方のミスで2点目を献上。3回は連続四球のあとに連続三振で持ち直したかと思ったらタイムリーを浴びてしまいました。3回3失点、それに投球数も多かったから、秋山監督も早めの降板を決断したのでしょう。大隣は先週の日ハム戦でも敗戦投手、今週は3失点と不甲斐ないピッチングが続いています。この際再調整で2軍に落とした方がいいんじゃないか?
この日の勝利投手は、4回から2番手で登板した大場翔太。4~7回の3イニングで50球、打たれたヒットはカブレラの1本のみ。6奪三振・無四球・無失点の好投を見せ、今季18試合目で嬉しい初勝利を飾りました。大場の白星は昨年5月のオリックス戦以来約1年4か月ぶり。これで大場はプロ通算4勝目です。1年目は期待を裏切り3勝止まり、今年は何度も先発の機会を与えながらも結果を残せず2軍落ち、好投を見せても白星に恵まれない、危険球で退場、先発失格の烙印を押されて中継ぎ転向と紆余曲折のシーズンを過ごしてきました。そして18度目の登板となった今回、久々の勝ち星を挙げる事ができました。1年4か月ぶりの勝利はとても嬉しい事は間違いなし、次は先発で白星を挙げてほしいですね。
打撃陣はチーム全体で8安打4得点。4回に同点3ランを放った田上は、2試合連続の今季20号。ホークスの捕手で20本に到達したのは、現在マリナーズに所属している城島健司選手以来の快挙です。田上がホームランを打つと何だか負けないと思いこんでいるのは私だけでしょうか?他にも松中が右ひざの痛みに耐えながらも2安打のマルチヒット、本多はこの試合3盗塁を決めてリーグトップの39盗塁、バットでも2安打のマルチヒット。7回の第4打席ではバントヒットを成功させました。
木曜日は首位・日本ハムがロッテに敗れたため、マジック25は変わらず。ゲーム差も4.5に縮まりました。少しずつでもいいからハムとの差を更に縮めておきたいところ。3位争いの西武VS楽天戦は、西武が勝利。2位・ソフトバンクと3位・楽天との差は5に拡がりました。福岡ソフトバンクホークスは金曜日からヤフードームで西武との3連戦。初戦の予告先発はホークスがジャマーノ、西武は岸孝之の予定。いきなり岸と対戦するのか…。土曜日は西武戦が苦手なホールトンが登板予定。西武3連戦は「苦手克服シリーズ」だな。お願いだから岸を攻略できるように頑張って~。





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