日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFAクラブワールドカップUAE 2010 準決勝第1試合 インテルナシオナルVSマゼンベ

2010年12月15日 | soccer
連日熱戦が繰り広げられている「TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ UAE 2010」は、いよいよベスト4に突入。ここからは南米とヨーロッパの王者が登場します!現地時間14日は準決勝第1試合が行われ、南米王者・インテルナシオナル(ブラジル)VSアフリカ王者・マゼンベ(コンゴ)が激突。2度目のクラブW杯出場となるインテルナシオナルは、4年前の2006年大会でバルセロナを破って世界一に輝きました。それ以来の出場となる今回もクラブ世界一に挑戦します。対するマゼンベは、初戦の準々決勝でパチューカと対戦し、1-0で勝利。2回目の出場で悲願の初勝利を飾りました。今回の準決勝でも守護神・キディアバのダンスが見られ、アフリカ勢初の決勝進出なるか。


両チームのスタメン
マゼンベ         インテルナシオナル
GK 1 キディアバ     GK 1 レナン
DF 2 キムワキ      DF 2 ボリーヴァル
DF 3 カススラ       DF 3 インジオ
DF 4 ヌクルクタ      DF 4 ネイ
MF 13 ベディ        DF 6 クレーヴェル
FW 15 カルイトゥカ    MF 5 ギニャス
MF 20 ミハヨ        MF 7 チンガ
MF 24 エカンガ     MF 10 ダレッサンドロ
FW 10 シングルマ    MF 20 マチーアス
FW 11 カバング     FW 9 アレクサンドロ
FW 27 カソンゴ      FW 11 ラファエル・ソビス


立ち上がりからインテルナシオナルがペースを握り、ラファエル・ソビスが決定的なシュートを2本も放ちますが、いずれもバーを越えました。10分、インテルナシオナルは速攻からソビスがシュート!これをキディアバがファインセーブ!逆にマゼンベもカウンターで対抗し、カバングがミドルを放ちますが、GKにキャッチされた。マゼンベは15分、ヌクルクタが右サイドから狙ってきますが、サイドネットに直撃。18分、インテルナシオナル左サイドのFKにゴール前右にいたインジオがヘディングで合わせるも流れて行った。22分、ネイのクロスにチンガが飛び込むも枠外。その際キディアバがアレクサンドロと接触するも立ちあがってプレー再開。
前半25分を経過し、依然としてインテルナシオナルのペースが続くが、マゼンベがカウンターを仕掛けてチャンスを作るも、スルーパスは通らず。27分、カルイトゥカが左サイドでドリブル突破してグラウンダーのクロスを入れるも相手にクリアされる。33分、カバングが右サイドでドリブルで駆け上がった後、カルイトゥカにスルーパスを出したが、上手く渡らず。インテルナシオナルは34分、左サイドでFKを獲得するも、決定的シーンとはならず。36分、中盤からの縦パスにアレクサンドロが受けるもキムワキがクリア。
40分経過時点でインテルナシオナルが中盤でのボールを支配し続ける。マゼンベは41分、カルイトゥカが左サイドからエリア内に進入してシュートを放つもGKがパンチング。44分、インテルナシオナルは右サイドのネイのクロスにマチーアスが飛び込んで合わせるもダメ。前半ロスタイム、マゼンベはFKをカバングが直接放つもGKにキャッチされた。前半は両チーム無得点で終了。

後半早々、マゼンベにチャンス到来。カルイトゥカのシュートが相手に当たりCK。続くCKはクリアされた。対するインテルナシオナルは、3分にFKからダレッサンドロが狙うも壁に当たる。5分、クレーベルのクロスにチンガが頭で落とし、アレクサンドロが飛び込むも合わない。そして後半7分、マゼンベは敵陣でボールを回した後、カバングの右足シュートがゴールネットを揺らした!インテルナシオナルGK・レナン一歩も動けず!なんとマゼンベが先制!キディアバもダンスしまくってる!
1点を追う立場となったインテルナシオナル、猛反撃を仕掛けるが、マゼンベDFが同点を許さない。後半11分、左CKをボリーバルが頭で合わせるも右に流れた。12分、アレクサンドロにボールが渡るも、上手くコントロールできず。マゼンベは14分に右サイドからのFKをカルイトゥカが強烈に狙ってきたが、枠を大きく外した。インテルナシオナルは14分、ロングボールからソビスがシュート放つもキディアバがセーブ。続くCKからのクロスをアレクサンドロシュートもダメだった。
後半18分、インテルナシオナルは一気に2人を投入し、チンガ→ジュリアーノ、アレクサンドロ→レアンドロ・ダミアンがピッチに入る。交代選手がチームを救えるか?19分、左サイドのクロスにソビスがヘディングを放つもバーの上…。マゼンベは23分、カルイトゥカががドリブルを仕掛けて相手に倒されるもファウルなし。24分、ジュリアーノが抜け出してシュートするも、キディアバがファインセーブ!キディアバカッコよすぎる!逆にマゼンベはシングルマが狙うもGKにキャッチされた。28分、インテルナシオナルは相手のハンドでFKを獲得。このFKをソビスが変化をつけ、ダレサンドロが合わせるもシュートが上手くいかず。29分、今度はマゼンベにFKのチャンス。カバングのFKは枠に飛んだが、レナンがクリア。
後半30分、ソビスを下げてオスカールを投入。これでインテルナシオナルは3人の交代枠を使い切った。33分、前線までボールを繋ぎ続け、中央にいたネイがミドルシュート。これは右に外れた。36分、クレーベルが左サイドでクロスを入れようとしたが、マゼンベDFがそれを許さず。37分にはボールがマゼンベDFの手に当たったが、主審はハンドを取らず。マゼンベは38分、右からのFKを、相手と競り合っていたカルイトゥカがダイビングヘッドを見せるも失敗。39分、マゼンベがようやく選手交代。カバングを下げてカンダが入ります。
後半40分、マゼンベはカルイトゥカの低めのミドルシュートが決まり2点目!この追加点は大きすぎる!インテルナシオナル、2度目の世界一が厳しくなったか…。このまま0点で終わってしまうのか?何とか1点を取り返したいインテルナシオナルだが、ゴールネットを揺らす事が出来ない。4分間のロスタイムに突入、必死に攻めるナシオナル、守り続けるマゼンベ。46分、右CKをDFがクリア。逆にマゼンベが速攻を敢行したが、相手に奪われた。48分、ナシオナルは遠い位置でのFKをダレサンドロが蹴るもクリアされる。その後、マゼンベが中盤でボールを回してタイムアップ!マゼンベ決勝進出!


2005年にクラブW杯が始まり、6回目にして史上最大のアップセットが起こりました!アフリカ王者のマゼンベが、南米王者・インテルナシオナルに2-0で勝利し、アフリカ勢として、いや欧州・南米以外で初めての決勝進出を果たしました。後半8分にカバングが先制点を奪うと、終了5分前にはカルイトゥカが追加点を挙げました。インテルナシオナルの猛反撃もキディアバがファインセーブを連発し、堅守で無失点に抑えました。この日のキディアバはホンマにカッコよかった。お尻ピョンピョンダンスも3回見られました。試合終了後にはコーチもキディアバのマネをしたんですが、上手く跳ねてませんでしたね。体重が重かったのかしら。
下馬評ではインテルナシオナルが順当に勝つと思われたんですが、蓋を開けてみればマゼンベが大金星。サッカーは何が起こるか本当にわからないものです。この「ジャイアントキリング」は間違いなく歴史的快挙と言えるでしょう!マゼンベの選手たちに心から讃えたい、アブダビに駆け付けたサポーターの皆さんには「おめでとう」と言いたいですね。決勝戦でもミラクルを起こして世界一になれる事を期待したいところですけど、インテルVS城南次第ですな。
インテルナシオナルは勝って当然の試合でまさかの敗戦。2度目の世界一の夢が準決勝で消滅しました。前半に試合の主導権を握りながらも無得点、先制された後に主力のダレッサンドロ、交代で入ったジュリアーノが同点に追い付こうとマゼンベゴールを脅かすも、キディアバの前に阻まれました。4年前の横浜での栄光から一転、アブダビで屈辱を味わう羽目に。サポーターの期待に応えられず、ズタズタに切り裂かれたプライドを取り戻すためには、3位決定戦で勝つしかありません。1勝もできずに4位に終わったら、サポーターも激怒するでしょう。

歴史的大金星でマゼンベが決勝進出一番乗り、「南米VS欧州」の構図が崩壊したクラブワールドカップ。15日の準決勝第2試合は、インテル・ミラノと城南一和が対戦します。城南はアルワハダ戦の好調を維持した状態でインテル戦に臨みます。一方のインテルはスナイデル、エトー、ミリート、ジュリオ・セザールといった主力選手が出場予定。欧州のスター軍団を相手に城南はどう立ち向かう?城南の選手たちもおそらくマゼンベに勇気づけられていると思います。ここはアジアの意地を見せてほしい。


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