日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

摂津が先発初勝利!4連勝でがっちり首位キープ!

2011年04月25日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスVS千葉ロッテマリーンズの「九州新幹線全線開業記念シリーズ」は、24日に熊本市の藤崎台県営野球場に舞台を移して行われました。鹿児島鴨池球場での初戦は、9回に小久保裕紀がサヨナラヒットを打ってホークスが勝利。3連勝で単独首位に浮上しました。熊本での2戦目は、ソフトバンク・摂津正、ロッテ・光原逸裕の投げ合いで始まりました。



24日のスタメン
1(遊)川宗則
2(二)本多雄一
3(左)内川聖一
4(指)カブレラ
5(一)小久保裕紀
6(右)多村仁志
7(三)松田宣浩
8(中)長谷川勇也
9(捕)細川 亨
先発メンバーは前日と全く変わらず。


初回、摂津はロッテ先頭の岡田を2塁ゴロに打ち取りますが、続く荻野貴にライト前ヒットを許します。この後、盗塁で1死2塁の場面で、井口に低めのシンカーをセンター前に弾き返され、先制点を許してしまいます。
1点を追うホークスはその裏、ロッテ先発・光原の立ち上がりを攻め立て、川崎がファウルで粘った後に7球目をセンター前ヒット、本多が犠打を決め、内川の場面で光原暴投→川崎3塁進塁。内川のタイムリーに期待がかかるも、結果は遊撃ゴロ…のはずが、遊撃手・荻野が1塁悪送球。この間に川崎が生還して1-1の同点に。なおも2死3塁で小久保が3球目を振り抜き、レフト線を破るタイムリー2塁打を放ち逆転成功!この一打が史上31人目の通算350二塁打を達成。
立ち上がりに失点を喫した摂津は、2回と3回に2イニング連続でロッテ打線を3者凡退に抑え、4回には井口にヒットを許し、先頭打者のランナーを出してしまいますが、サブローを併殺打に打ち取ってこの回も0点。5回にはキム・テギュンと里崎を共にストレートで空振り三振に仕留めて見せました。
摂津の好投に応えたいホークス打線は5回、細川の2塁打と川崎のライト前ヒットで1死1,3塁と追加点のチャンスを掴み、本多が光原のフォークを弾き返すセンター前タイムリーヒットで細川ホームイン。3連打で1点を追加し、3-1と2点差に拡げます。
5回を投げて1失点と勝ち投手の権利を得た摂津は、6回に今江に2塁打を許し、1死3塁で荻野にセンター前タイムリーを打たれて2点目を献上。またも1点差とされたホークスは7回、川崎が内野安打で出塁すると、相手の悪送球の間に3塁まで進塁。無死3塁で本多がロッテ2番手・古谷からライト前タイムリーを放って4点目。さらに内川もヒットで無死1,3塁。打席にカブレラを迎えるも結果は併殺打。しかし本多が生還して5点目。2点を加えて5-2と3点差に。
8回、この回も摂津は続投しますが、今江にレフトスタンドへの一発を浴びてしまいます。その後は後続打者をしっかりと抑え、8回を投げ終えたところでマウンドを降りました。9回はファルケンボーグがランナーを出しながらもロッテの反撃を無得点に抑えて試合終了。福岡ソフトバンクホークスがこの日もロッテを破りました。そして摂津に今季初白星です。


パ・リーグ 2011/04/24(日)
ソフトバンク-ロッテ 2回戦 (ソフトバンク2勝、熊本、14:00、14001人)  
M 100 001 010 3
H 200 010 20x 5
【投手】
(ロ)光原、古谷、伊藤、ロサ-里崎
(ソ)摂津、ファルケンボーグ-細川
【責任投手】
(勝)摂津2試合1勝1敗
(S)ファルケンボーグ7試合2S
(敗)光原1試合1敗
【本塁打】
(ロ)今江2号ソロ(8回、摂津)


熊本での第2戦は、初回にいきなり先制点を許してしまいましたが、すぐさま逆転に成功。ホークス打線がロッテ先発・光原から3点を奪って攻略すると、ホークス先発・摂津は8回まで粘りのピッチングを見せ、5-3で勝利しました。これでホークスはロッテとの2連戦を連勝で飾り、チームも今季初の4連勝で首位をがっちりキープ。熊本のホークスファンも勝利の余韻に浸っていたでしょう。
今回の先発・摂津は、8回まで打者29人に対して103球投じ、被安打8・6奪三振・無四球・3失点の内容。2度目の先発挑戦で初白星を挙げました。序盤から打たせて取るピッチングを披露し、24のアウトのうち内野ゴロが12個。ランナーを出した時も併殺打で抑える場面も3度ありました。立ち上がりに点を取られたり、ヒットを浴びる数も多かったという課題が目立ちました。初勝利を挙げても「まだ難しさを感じている」と不安を抱いている摂津投手。まだ先がある。
打線の方は全体で10安打とまたもや2ケタ安打を記録。中でも本多選手はこの試合3打数2安打2打点の活躍で打のヒーローに選ばれました。2打席連続タイムリーを放ち、打率も.409と4割台に到達。内川選手の好調が目立つけど、本多選手も負けじと当たっております。本多選手以外では、小久保が2安打のマルチヒット、松田も1安打と好調キープ。そして川崎選手は4打数3安打の猛打賞!開幕時の不振から脱出してるかな?1,2番が活躍すると、打線が活気づきますな~。
4連勝と波に乗っている福岡ソフトバンクホークスは、26日から札幌ドームで北海道日本ハムファイターズとの2連戦です。現在首位・ホークスと2位・ハムの差は0.5しかありません。火曜日はおそらく和田毅VSダルビッシュ有の投げ合いになるでしょう。和田は2度登板して未勝利、もうそろそろ白星が欲しいところだけど、ダルに投げ勝てるのか心配です。



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関東に競馬が帰ってきた!府中決戦の皐月賞を制したのはオルフェーヴル!

2011年04月25日 | 競馬

東日本大震災の影響で中止が続いていた、関東圏での中央競馬が23日にようやく再開されました。この時が来るのを本当に待っていたので、非常に嬉しい!24日は東京競馬場にて2011年3歳牡馬クラシックの第1戦・第71回皐月賞(GI・芝2000m)が行われました。このレースは例年だと中山競馬場で実施するのですが、今年は震災の影響により東京での実施となりました。府中での皐月賞は1988年以来23年ぶりです。
このレースには、弥生賞を勝った④サダムパテック、スプリングステークスの勝ち馬⑫オルフェーヴル、共同通信杯を優勝した⑤ナカヤマナイト、②ダノンバラード、⑯トーセンラー、⑬リベルタスのディープインパクト産駒勢、他にも①ステラロッサ、⑪ベルシャザール、⑥ダノンミルなどが1冠目のタイトル獲りに参戦してきました。


直前の単勝上位人気は、1番人気はサダムパテック(2.5倍)、2番人気はナカヤマナイト(5.9倍)、3番人気のベルシャザール(7.9倍)までが10倍以下で、その後にオルフェーヴル、トーセンラー、ダノンミルと続きました。
注目のスタートで、ステラロッサとダノンバラードの1枠2頭が上手く飛び出し、サダムパテックはやや遅れ気味のスタート。先行争いでは⑩エイシンオスマンが押して先頭に立ち、後続を引き離しにかかります。ベルシャザールが2番手、その後ろの3番手にステラロッサ、4番手に⑰プレイ、ダノンバラードは⑧ビッグロマンスと並ぶ形で5,6番手追走。中団の位置にダノンミル8番手、ナカヤマナイト9番手、パテック10番手で控えている。オルフェーヴルは⑭フェイトフルウォーと並走、14番手のところでリベルタスとトーセンラーのディープ産駒2頭が並び、③ノーザンリバーと⑱オールアズワンが最後方追走で3コーナーへ。
先頭を行くエイシンオスマンは前半1000mを60秒台で通過。2番手集団を5馬身以上離して独走態勢が続く。2番手以降はベルシャザール、ステラロッサ、ダノンバラードと続く。パテックとナカヤマナイトはまだ7,8番手。残り800m~ケヤキのところでは、縦長の状態となり、4コーナー付近でオスマンとベルジャの差が縮まって最後の直線へ。オスマンは未だに先頭を走ってるが、脚色が鈍くなった。
直線に向いて、ベルジャザールとプレイが先頭争いを繰り広げると、残り400mを切ったところでナカヤマナイト、ダノンバラード、サダムパテックのオルフェーヴルの4頭が迫り、残り200mのところでオルフェーヴルが抜け出して先頭に浮上!パテックがダノバラを抜いて2番手で猛追するが、オルフェーヴルには届かない。オルフェーブルはゴール前で引き離して1着FINISH!影を踏ませない完勝劇で最初の1冠を奪取しました!


全着順&払戻金
1着⑫オルフェーヴル   2.00.6
2着④サダムパテック   3馬身
3着②ダノンバラード   1 1/4馬身
4着⑮デボネア       3/4馬身
5着⑤ナカヤマナイト    1/2馬身
6着⑦ロッカヴェラーノ    アタマ
7着⑯トーセンラー      3/4馬身
8着⑩エイシンオスマン   クビ
9着⑰プレイ          ハナ
10着①ステラロッサ     1/2馬身
11着⑪ベルシャザール    1/2馬身
12着⑭フェイトフルウォー  3/4馬身
13着⑥ダノンミル        ハナ
14着⑨カフナ            クビ
15着③ノーザンリバー    1/2馬身
16着⑱オールアズワン    クビ
17着⑧ビッグロマンス     大差
18着⑬リベルタス       大差
払戻金
単勝 12 1080円  
複勝 2 550円 4 130円 12 300円  
枠連 2-6 570円  
馬連 4-12 1260円
馬単12-4 3740円
ワイド2-4 1330円  2-12 3840円 4-12 630円 
3連複 2-4-12 9220円  
3連単 12-4-2 55450円



実力伯仲で混戦必至になると言われていた今年の皐月賞は、直線で真ん中から突き抜けたオルフェーブルが2着に3馬身差の圧勝で制しました。1番人気だったサダムパテックは2着に敗れ、岩田康誠騎手の3連覇はならず。3着にはディープ産駒のダノンバラードが入りました。2番人気だったナカヤマナイトは5着、3番人気のベルシャザールは12着という結果に終わりました。
鞍上の池添謙一騎手は、2009年の有馬記念以来となるJRAGI12勝目で、皐月賞初勝利。またこれが牡馬クラシック初Vとなります。管理する池江泰寿調教師もクラシック初勝利で、父・泰郎氏との親子制覇を達成。
オルフェーブルは父がステイゴールド、ドリームジャーニーを弟に持つという良血馬。父や兄が成し得なかったクラシック制覇の夢を見事に果たしました。この快挙で2頭を超えましたね。昨年8月に新潟の新馬戦で勝利して以降勝ち星から恵まれない時期が続きましたが、前走のスプリングステークスで久々の2勝目を飾りました。今回の皐月賞では、東京コースとは相性がよくない(京成杯2歳Sで10着)、枠が真ん中からやや外寄りと不安要素があったけど、それらを解消し、重賞連勝でGI奪取。
府中コースでの勝利、皐月での内容、脚のキレっぷりからして2冠制覇の可能性もありそう。ただ、ダービートライアルで強力なライバルが出てくると思うので、次の日本ダービーは真の実力が問われそうです。
2着のサダムパテックは、内枠を引いて絶好のチャンスでしたが、スタートタイミングがあまり良くなかったし、直線で抜け出すのに苦労しましたね。スタート難を克服すればダービーでリベンジできるでしょう。

来週の5月1日は、京都競馬場でステイヤー日本一決定戦・第143回天皇賞(春)が行われます。好調のトゥザグローリー、不振脱出を目指すローズキングダム、大阪杯を制したヒルノダムール、ダービー馬・エイシンフラッシュ、ペルーサ、阪神大賞典の勝ち馬・ナムラクレセント、2009年の優勝馬・マイネルキッツ、コスモメドウ、コスモヘレノスなどが出走予定となっています。トゥザグローリーがいま一番春の盾に近い存在なんですが、福永祐一騎手が騎乗停止で春天NGのため、四位洋文騎手とのコンビで臨む事になりそう。当日は豪華メンバーが揃うと思うので、最強古馬を決めるのに相応しい戦いになると思います。



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