日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

やっと勝った~!ヒルノダムール9度目の正直で重賞初制覇!

2011年04月04日 | 競馬

4月最初の日曜日だった3日は、阪神競馬場で産経大阪杯&ダービー卿チャレンジトロフィーのW重賞が行われました。大阪杯は天皇賞をはじめ安田記念と宝塚記念の古馬GI戦線を占う一戦、土曜日に重賞2連勝を収めた福永祐一騎手は、この日も重賞勝ちなるか?


阪神のこの日のメイン競走・第55回産経大阪杯(GⅡ・芝2000m)は15頭で争われ、2010年のダービー馬⑮エイシンフラッシュ、NHKマイルカップの勝ち馬⑩ダノンシャンティ、2009年にグランプリ春秋連覇を果たした⑦ドリームジャーニー、2008年皐月賞馬⑤キャプテントゥーレのGI馬4頭が参戦。GIホース以外にも、⑧ヒルノダムール、②リディル、⑬ダークシャドウと言った強力な4歳世代がGI戦線の生き残りをかけて出走しました。
スタートでドリームジャーニーがやや遅れ、⑥トーホウアランとヒルノダムールに挟まれました。注目の先行争いで、好スタートを見せたキャプテントゥーレが先手を奪い、トーホウアランが2番手、リディルは一旦バランスを崩しかけるも持ちこたえて4番手、ダムールやエイシンフラッシュなどの有力勢は中団から後ろの位置で1コーナーを回りました。縦長の状態で向正面に入り、キャプテントゥーレがマイペースに持ち込み、トーホウアラン2番手。リディル・③ミッキードリーム・⑪ナニワトモアレの3頭が3番手集団を形成。7番手の位置にヒルノダムールがいて、その後ろの8番手に⑭ダイワファルコンが追走。後方にはダークシャドウ11番手、エイシンフラッシュ12番手、ドリジャニは後方2番手、ダノンシャンティは3馬身離れて最後方。
内回り3コーナーに差し掛かり、キャプテントゥーレとトーホウアランの先頭集団が後続を離し、3番手争いではミッキードリームが少し前に出て、ナニワトモアレ後退。外から⑫オペラブラーボ、ダイワファルコンが接近。ダムールはまだ中団の最内、フラッシュは馬群の中、ドリームジャーニーは大外に持ち出して4コーナーから最後の直線へ。キャプテンが一気に突き放してラストスパートに入るが、ヒルノダムールが猛追し、リディルをかわして2番手に上がる。外からエイシンフラッシュとダークシャドウが襲いかかる!残り100mでヒルノダムールが先頭に立つが、ダークシャドウが一気に迫り、最後はダムールとシャドウが並んでゴール!ダムールが内で粘ったか?それともダークシャドウが最後捕らえ、福永祐一重賞V3か?

2頭の際どい接戦となったこのレース、写真判定の結果、ヒルノダムールがハナ差で制しました。ダークシャドウは追い上げ及ばず2着に敗れ、鞍上の福永祐一騎手は重賞3連勝ならず。ダービー馬のエイシンフラッシュは3着、4着のダノンシャンティまでが4歳馬が独占。改めて4歳世代の層の厚さを証明しました。道中逃げ続けたキャプテントゥーレは5着、ドリームジャーニーは9着に終わりました。
ヒルノダムールは9度目の重賞挑戦にして、悲願の初制覇。自身の勝利は昨年の若駒ステークス以来1年2か月ぶりでこれが通算3勝目となります。初重賞のラジオNIKKEI杯2歳ステークスで4着、皐月賞や鳴尾記念、日経新春杯で2着3回と重賞初勝利まであと一歩のところまで迫りながらも、なかなか勝ちきれませんでした。9度目となった今回の大阪杯では、ダークシャドウに最後並ばれ、また2着かと思われましたが、鼻差で粘り勝ち。初タイトルを獲るまでかなりの時間がかかりましたね。いや~おめでとう。次はGIタイトルを獲れるように頑張ってもらいたいところです。



さて、この日は最終レースにマイル重賞・ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)があり、③ブリッツェンがスタートから飛び出し、ゴール前では⑤ライブコンサート、④キョウエイストーム、⑩スマートステージが迫りましたが、ブリッツェンがハナ差で逃げ切り勝ち。昇級初戦でいきなり重賞挑戦でしたが、見事に初重賞初勝利を飾りました。これで自身も2連勝、マイル戦線の中心馬に成長できるでしょうか?



来週から春のクラシックシーズンが開幕!10日は阪神競馬場で牝馬3冠シリーズ第1戦・第71回桜花賞が行われます。デビュー4連勝中で桜花賞でも絶対的大本命と挙げられていたレーヴディソールが調教中にまさかの骨折、全治6カ月で春クラシックが絶望となりました。1強ムードから本命不在の大混戦となった今年は、ホエールキャプチャ、ダンスファンタジア、フレンチカクタス、トレンドハンター、ハブルバブル、ドナウブルーなどが出走登録しています。ディソールの離脱でどの馬にもGI奪取のチャンスが巡ってきた牝馬戦線、71代目の桜の女王は誰に輝く?


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センバツ2011決勝 東海大相模が11年ぶり2度目の優勝!

2011年04月04日 | Sports

3月23日から阪神甲子園球場で行われていた第83回選抜高校野球大会は、3日に決勝戦を迎えました。今大会の決勝の対戦カードは、九州国際大附属(福岡)VS東海大相模(神奈川)の組み合わせ。九国大は1回戦の前橋育英戦で4本塁打を叩きだすと、準決勝では優勝候補の本命と言われていた日大三高(東京)を破り決勝進出。東海大相模は昨年の夏の甲子園の準優勝メンバーが残り、4試合で40得点の強力打線が売り。強力打線同士の決勝戦は、乱打戦が予想されましたが…。


初回、九国大は先頭打者の平原優太のヒットと安藤彰斗の犠打で1死2塁と先制のチャンス。2死後、4番・高城俊人が2塁への内野安打。この間に2塁走者・平原が本塁突入を狙ったが、相模2塁手・田中俊太のバックホームに阻まれてタッチアウト。特攻も憤死となり、九国大は初回0点に終わりました。
2回には東海大相模がチャンスを作り、先頭打者・菅野剛士がレフト前ヒットで出塁すると、犠打で2塁に進み、3塁への盗塁を決めて見せます。この後四球で1死1,3塁とチャンスが拡がるも、後続が相次いで投手ゴロに倒れて先制点ならず。
両チーム0-0と互角の展開で進む中、3回に試合が動きます。先頭の渡辺勝が左中間を破る2塁打を放つと、中継が乱れる間に3塁まで進塁。1死3塁となり、田中俊太が九国大先発・三好匠の2球目を捕らえ、右中間を破るタイムリー2塁打で1点を先制します。なおも1死2塁とチャンスが続き、4番・佐藤大貢がカーブを捕らえてレフト前ヒット。2塁から田中が生還して1点追加。相模はこの回クリーンナップの連続タイムリーで2点を奪いました。
4回以降も東海大相模打線の勢いは止まりません。4回は1死から橋本拓磨が内野安打で出塁し、長田竜斗の犠打→橋本が3塁まで進む好走塁を見せます。2死3塁で渡辺が2球目を振り抜き、左中間への大きな当たりはフェンス直撃のタイムリー3塁打で3点目。5回には先頭の田中がライト前ヒットの後、佐藤が三好の3球目を振り抜き、左中間スタンドへの豪快な2ラン本塁打を放ち、5-0と九国大を突き放します!
先発の長田竜斗は、九国大打線を5回まで4安打無失点に抑えて降板。6回からは近藤正崇が2番手で登板し、毎回ランナーを出しながらも、味方の堅い守りで反撃を許しません。迎えた7回、相模は1死後に菅野が三好の低めの球を上手く捕らえ、右中間への大きな打球はそのままスタンドイン!大きな追加点が入り6点目。これでほぼ勝利は確実でしょう。
相模の投手陣の前に1点が返せない九国大は、7回に先頭打者の花田駿がヒットで出塁しますが、加藤凌が併殺打に倒れてしまい無得点。このまま完封負けで終わりたくない9回裏、高城俊人と龍幸之介が相次いで倒れて2死となりますが、花田がセンターの頭上を越える2塁打を放ちます。2死2塁の場面で加藤が高めの球を詰まりながらもセンター前に弾き返し、2塁走者が生還しようやく1点を返しましたが、反撃はここまで。相模の近藤が、最後の打者・内川玲生を空振り三振に仕留めて試合終了。投打が噛み合った東海大相模が6-1で勝利しました。


決勝 2011/04/03(日) 東海大相模(神奈川)-九州国際大付(福岡)
東海相模 002 120 100  6
九国大付 000 000 001  1
【投手】
(相)長田、近藤-佐藤
(国)三好-高城
【本塁打】
(相)佐藤1号2ラン(5回、三好)、菅野1号ソロ(7回、三好)


今年の選抜高校野球は、神奈川県の東海大相模高校が11年ぶり2度目の優勝を飾りました。関東勢のセンバツ優勝は2006年の横浜高校以来5年ぶりです。ここ最近の高校野球は九州・沖縄勢が強すぎて、関東勢の全国制覇が遠ざかっていましたが、相模がセンバツ九州勢4連覇を阻止しました。関東在住の私も、関東の高校が優勝したので非常に嬉しく思います。
東海大相模は昨年の夏に一二三慎太投手(現・阪神)を擁して決勝まで進出したものの、決勝で興南高校に13失点を喫し、春夏連覇を許してしまうという屈辱を味わいました。そのメンバーが残って臨んだ春のセンバツでは、大垣日大や鹿児島実業といったセンバツ優勝経験のチームを破り、準決勝の履正社(大阪)戦は自慢の強力打線が爆発し、21安打の猛攻と満塁本塁打が2本も生まれて16-2と大勝。そしてこの日の決勝戦では、九国大先発・三好投手から14安打、このうち渡辺選手と田中選手が3安打の猛打賞。4番の佐藤選手は2安打・1本塁打・3打点の活躍をみせました。
全5試合で46得点、74安打は1チーム大会最多安打記録を72年ぶりに塗り替える新記録。1試合平均で換算すると、15.1安打&9.2得点。強力打線を引っ張った臼田哲也選手は、個人最多安打記録にあと1本と迫る12安打。佐藤選手と田中選手の中軸コンビはともに打率4割台をマーク。それにしてもこのチームの攻撃力の高さはハンパないなあ。

開幕前は震災の影響で開催が危ぶまれていた第83回選抜高校野球大会も無事に閉幕。今大会は雨天中止も無く、延長戦が1試合もありませんでした。延長戦が無かったのは1985年大会以来だそうです。東日本大震災で被害を受けたチームも、はつらつとしたプレーを見せ、宮城県の東北高校は、残念ながら初戦敗退に終わりましたが、全力プレーで甲子園を沸かせました。今大会涙を呑んだ出場校も、この夏の全国大会で再び甲子園に出場できる事を願っております。


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