日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【UEFAチャンピオンズリーグ】 日本人対決第2ラウンドも内田篤人のシャルケが勝利!

2011年04月15日 | soccer

UEFAチャンピオンズリーグの準々決勝「シャルケVSインテル・ミラノ」の第2戦が、日本時間の14日未明に行われました。ミラノ・サンシーロでの第1戦は、シャルケが前回王者・インテルから5点を奪って先勝。終盤には長友佑都と内田篤人による日本人対決が実現しました。シャルケの本拠地「ヴェルティンス・アレーナ」での第2戦、シャルケが逃げ切るか?インテルはベスト4進出のためには4点差で勝たなければなりません。


両チームのスタメン
シャルケ04
GK 1 ノイアー
DF 2 サルパイ
DF 4 ヘーヴェデス
DF 21 メツェルダー
DF 22 内田篤人
MF 11 バウムヨハン
MF 14 パパドプロス
MF 18 フラド
MF 32 マティプ
FW 7 ラウル
FW 9 エドゥ

インテル
GK 1 ジュリオ・セザル
DF 6 ルシオ
DF 13 マイコン
DF 15 ラノッキア
DF 55 長友佑都
MF 4 サネッティ
MF 5 スタンコヴィッチ
MF 8 モッタ
MF 10 スナイデル
FW 9 エトー
FW 22 ミリート
長友と内田の日本人2選手がともに先発出場!特に長友に至ってはチャンピオンズリーグ初スタメンです!


インテルのボールで始まったこの試合、開始2分にシャルケはフラドが右サイドでクロスを入れるが、長友ブロック。続くCKはインテルがクリア。5分、スナイデルが中央から強烈なミドルを放ったが、ここはGK正面。7分、シャルケは内田が右サイドを仕掛け、ペナルティエリア内に進入するが、長友がスライディングでクリア。今度は長友が左サイド突破を図るが、内田スライディングでお返し!どちらも譲りません!インテルは10分、右CKをモッタが飛び込むも、シャルケDFが上手く寄せた。12分、左サイドをオーバーラップしていた長友がクロスを上げようとしたところを内田がブロック。
シャルケは16分、左サイドのフラドのクロスにラウルが頭で合わせたが、GKがキャッチ。17分には長友がラウルと1VS1となり、長友が体を張ってラウルの突破を許さず。20分、エリア手前でのFKをエドゥー狙うもダメ。22分、インテルはエトーがドリブル突破からシュートを放つも、DFに当たりCK。CKは決定的とはならず。その後もインテルの反撃が続くもシャルケDF陣が集中した守備でゴールを割らせない。26分、長友が左サイドをドリブルからクロスを上げたが、GKにキャッチされた。30分、ルシオがラウルを後ろから倒したとして警告を受ける。長友は32分、バウムヨハンと競り合う。
前半も残り10分近くなった34分、インテルはほぼ中央の位置でFKを獲得し、スナイデルのシュートは壁に当たり、こぼれ球を長友が積極的に狙うも枠を大きく外した。35分には内田がクロスを入れるも、ボールはラインを割った。36分、スタンコビッチのシュートをシャルケGK・ノイアーが横っ飛びでセーブ!39分、FKからマイコンが飛び込むも決まらず。
セットプレーを凌ぎ続けたシャルケは前半終了間際、中盤でフラドがスルーパスを出すと、ラウルがDFラインを抜け出し、GKをかわして右足で流し込んで先制ゴール!押されながらも最後にラウルが決めたシャルケが1点リードで前半終了。2戦合計で6-2、インテルとの差を5点に拡げて後半へ。インテルはもうやばいだろう…。


インテルはスタンコビッチを下げてパンデフ投入。攻撃の層を厚くしてきました。後半2分、右寄りでのFKをスナイデルが蹴り込んだが、DFに当たる。4分にはミリートのシュートが相手に当たりCK。このCKをルシオが頭で落とし、モッタが押し込んでゴール。これで2戦目は1-1の同点、合計では6-3と点差を詰める。あと4点獲らないとダメ…。10分に1点取れば可能性はあるが…。
シャルケは8分、内田が右サイドでクロスを上げた後、こぼれ球をバウムヨハンが詰めるもインテルGK・ジュリオセザルが押さえる。10分には内田がエトーからボールを奪って見せたが、勢い余ってエトーに奪い返されてしまった。11分、セットプレーから右サイドでバウムヨハンがクロス→パパドプロスがヘディングもバーの上。14分、ショートコーナーからフラドのクロス→ヘーヴェデスが合わせてシャルケ2点目かと思われたが、オフサイドだった…。インテルは16分、右CKをショートで繋ぎ、クロスにエトーが飛び込むも決まらず。ここは内田が上手く対応した。
19分、フラドが抜け出すところをルシオがクリア。20分、長友が左サイドからクロスも合わせる選手がいない…。シャルケは21分、パパドプロスがこぼれ球を詰め込んだがファウルを取られた。インテルは敵陣で攻め続けるも、シャルケの壁を崩せない。長友のサイド攻撃、エトーのシュートも決まらない。シャルケは28分、バウムヨハンを下げてドラクスラー投入。インテルは30分、スナイデルがFKを狙ったが、ゴール左に逸れた。
33分頃にインテルが波状攻撃を仕掛けるもシャルケが守り切り、逆にシャルケは36分にラウルの浮き球の縦パスから、後ろから上がってきたヘーヴェデスが決めてシャルケ2点目!この追加点はインテルにトドメを刺したものでしょう!長友も追うのを諦めてしまった。終盤のインテルの反撃も抑えて試合終了、2-1で競り勝ったシャルケが2戦目も制し、合計スコア7-3でベスト4進出を果たしました。


日本人初のCLベスト4進出をかけた戦いは、内田篤人選手が所属するシャルケが2戦とも勝利して準決勝進出を決めました。スコアレスか3点差以内で負けてもベスト4入りだったんですが、少ないチャンスをうまく活かしました。エースのラウルが2得点に絡む活躍を見せ、前半終了間際に先制点を決めると、後半には絶妙なパスで2点目をアシストしました。内田選手もフル出場を果たし、エトーにゴールを決めさせませんでした。
インテルは2戦合計で7失点を喫し、連覇の夢が断たれました。4点差での勝利はやっぱり厳しかったですね。長友選手はチームの危機を救おうと左サイドを駆け上がるシーンが何度も見られたものの、得点につなぐ事はできませんでした。守備面では内田選手とラウルとのマッチアップで負けなかったことが印象的か。
世界王者を撃破したシャルケは、準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する事が決まりました。内田篤人VSパクチソンのアジア人プレーヤー同士の対決が実現するかもしれません。準々決勝で下克上をやり遂げ、マンUにも金星を奪う事が出来るのでしょうか?別ブロックではバルセロナVSレアル・マドリードのスペイン勢同士が激突!欧州最強の戦いで「クラシコ」が見られる!今年の準決勝は2試合とも面白い試合になるかもしれませんよ~。



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