日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

解雇から1週間、セクハラ金メダリストが逮捕。

2011年12月07日 | Sports
五輪2大会連続金メダリストで、九州看護福祉大学の客員教授および女子柔道部のコーチを務めていた内柴政人容疑者が6日、未成年に対して乱暴したとして準強姦罪の容疑で警視庁に逮捕されました。先月29日にセクハラ発覚で解雇されてからわずか1週間後の出来事でした。


警視庁によると、内柴容疑者は9月下旬、東京都内の飲食店で未成年の女子柔道部員に酒を飲ませた後、合宿先のホテルの部屋で酔って寝込んでいた女子部員に介抱を装って性的暴行を加えた疑いがもたれています。内柴容疑者は取り調べに対して「納得いかない。合意だった」と容疑を否認。その後容疑者の身柄は、留置先の渋谷警察署に移送されました。
内柴容疑者は先月29日に懲戒解雇処分された後、自身のブログで「大学をクビになった」と報告。12月2日付の記事には、学長の記者会見で「いろんな『え~~?』がたくさんある」と不満を漏らし、「大切な事は弁護士と相談して動く」と弁護士と協議して、法廷闘争の準備を示唆していました。

元金メダリストの逮捕は柔道界に衝撃を与え、全日本柔道連盟の上村春樹会長は「こんな事態になって残念だ。人間としてあってはならないこと」とコメントし、懲罰委員会を設置して内柴容疑者の処分も検討する方針を明言。また、JOCの福田副会長は「金メダリストが何をやっているんだ。指導者にあるまじき行為だ。常識外のことで本当に情けない」と怒りをあらわにしました。
容疑者の地元・熊本でも落胆の声が広がり、九州看護福祉大学の二塚信学長は、内柴容疑者の逮捕を受け「誠に遺憾で情けない」と嘆いた後、「本人や関係者への調査から被害者は1人とは申し上げない」と被害者が複数いる可能性もあると発言。五輪後に受賞した熊本県民栄誉賞、出身地・合志市の名誉市民の称号の取消も検討しているそうです。

週刊誌のスクープから始まった内柴容疑者のセクハラ問題は、先月29日に大学側が解雇処分を下し、1週間後の6日に内柴氏逮捕と刑事事件にまで発展しました。五輪金メダリストの逮捕は日本スポーツ史において初めてであり、日本柔道の歴史において最悪の不祥事ともいえるでしょう。本人の柔道人生も逮捕により終わりだと思います。
大学の学長が会見で「被害者が複数いる」という発言があったので、内柴容疑者が他の部員にもセクハラ行為をしたという事も考えられます。これが事実なら更に問題になるぞ。未成年者の飲酒を注意する立場なのにそれを無視、「合意の上だ」と訴えても部員に手を出すのは指導者として最低だと思います。
もし容疑を認め、裁判で有罪だった場合は懲役3年以上になることは間違いなし。指導者資格も剥奪され、柔道界からも永久追放されるでしょう。家族や関係者を裏切るような日本人メダリストがこれ以上起きないよう願うばかりです。



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