日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFAクラブワールドカップ2011 柏レイソルが北中米王者を破りベスト4進出!

2011年12月12日 | soccer

クラブ世界一決定戦「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011」は、11日に豊田スタジアムで準々決勝2試合が行われました。この試合の勝者が、準決勝でヨーロッパ王者・バルセロナ、南米王者・サントスFCと対戦します。準々決勝第2試合では、開幕戦を勝利したJリーグ王者・柏レイソルが登場し、北中米カリブ王者・モンテレイ(メキシコ)と死闘を演じました。


準々決勝第1試合 エスペランス(アフリカ王者・チュニジア)VSアルサッド(ACL王者・カタール)
バルセロナへの挑戦権をかけた第1試合は、序盤からエスペランスが主導権を握り、前半18分に左サイドからチャンスを作ると、ヌジェングが左足シュートを放ちますが、ボールはポストに直撃。27分にはムサクニがドリブル突破からペナルティエリア内に進入して右足を振り抜くも、アルサッドGK・サクルのセーブに阻まれます。エスペランスが攻め続ける中で迎えた前半33分、アルサッドはケイタが右サイドから強烈なシュート。GKが一旦弾いたところをハルファンが頭で押し込みゴール。エスペランスの前に防戦一方だったアルサッドが、ワンチャンスをモノにして1点を先制します。
後半に入り、アルサッドは3分に左サイドからのFKをイ・ジョンス(元鹿島アントラーズ)が頭で落とし、最後はコニが右足で合わせて2点目。2-0とリードを拡げます。しかし、エスペランサは後半15分、右サイドFKをチャマムが右足で蹴り、ダラジのヘディングシュートが決まり1点を返します。1点差とされたアルサッドは後半19分、中央でのFKをアブドゥルマジェドが直接狙い、ボールは枠内を捉えるも、エスペランスGK・シェリファがファインセーブを見せます。
残り10分となり、エスペランスに決定的チャンスが立て続けに起こります。34分に右サイドのクロス→ダイビングヘッドで折り返し→ヤニックが押し込むも、オフサイドの判定に泣く。41分には右サイドのグラウンダークロス→ヒクリが中央エリア手前からシュートを放つもGKの正面。後半43分、左サイドのFKから、途中出場のアヤリが流し込み、土壇場で同点に追いついたのかと思われたが、オフサイドでノーゴール。エスペランスの猛反撃も実らず試合終了。アルサッドが1点差を守り切り準決勝進出。
しかし、終了間際にアルサッド選手の遅延行為にキレたエスペランスのサポーターがペットボトルや靴を投げつけたり、スタンド前席で警備員と揉み合いとなり、終了後にはピッチに乱入したりとやりたい放題。エスペランスサポの暴走のせいで何とも後味の悪い結末となりました。


準々決勝第2試合 柏レイソルVSモンテレイ
開幕戦でオークランドシティに柏レイソル、準々決勝のモンテレイ戦は正念場とも言えるでしょう。ここを勝てば準決勝でサントスFCと対戦です。
立ち上がりからモンテレイにチャンスが続き、前半2分にカルドソのスルーパス→スアソが抜け出し、GK菅野孝憲をかわすもシュート打てずヒールパス。デルガド、サンタナと立て続けにシュートを放つも、柏DF陣がゴールを許さない。15分、右サイドのデルガドの低いクロスにスアソが左足でシュート。しかし、これはポスト直撃。22分には中央の位置でFKを獲得し、ルーチョ・ペレスが狙うも枠外。
押され気味な柏は、35分にカウンターから田中順也がドリブルを仕掛け、ジョルジ・ワグネルが左足ミドルを放ちますが、ゴール右。前半終了間際、右サイドの酒井宏樹のクロスに田中がヘディングシュートを見せるも、サイドネットに当たりゴールならず。前半は0-0で折り返します。
エンドが変わった後半3分、柏は右サイドからチャンスが生まれ、酒井クロス→田中スルー→レアンドロ・ドミンゲス→ワグネル頭で落とし、フリーになっていた工藤壮人がシュート放つもバーの上。そして後半8分、中盤でのパス回しから田中がドリブルで仕掛けてクロス、レアンドロが右足のボレーで合わせてゴールネットを突き刺した!レアンドロの芸術的ボレーシュートが決まり、柏が1点を先制します!しかしその5分後、モンテレイは右サイドのロングボールに反応したデルガドがDFラインを抜け出して中央へラストパス、スアソがスライディングシュートを決めて1-1の同点に追い付きます。
その後は一進一退の攻防となり、後半32分にモンテレイは左CKをショートで繋ぎ、サンタナが頭で合わせてゴールネットを揺らすもオフサイド。柏は後半ロスタイムにレアンドロがセカンドボールを拾うも、勝ち越しゴールを奪えず。90分では決着がつかず、1-1のまま延長戦に突入するも、30分間でどちらも決め手を欠き、PK戦までもつれ込みました。
迎えたPK戦、先攻のモンテレイ1人目・L・ペレスのシュートを菅野が鋭い反応でセーブ。後攻の柏の1人目・レアンドロは右隅に決めて成功。モンテレイは2人目のスアソ、3人目・アジョビが成功。対する柏はレアンドロが決めた後、ワグネルと栗澤僚一も成功。3-2で柏リードの4人目、モンテレイGK・オロスコのシュートはポスト右に直撃して失敗。決まれば勝利となる柏は、4人目の田中が失敗するも、5人目の林陵平が成功して勝負あり。PK戦を4-3で勝利した柏レイソルが、モンテレイを破り準決勝進出!



柏レイソルがまたやりました!準々決勝で120分+PK戦の死闘を制し、ベスト4に駒を進めました。日本勢の準決勝進出は史上3度目で、開催国枠のチームが準決勝に進出したのは大会史上初めてとなります。モンテレイが攻めまくるんで前半のうちに先制点を与えてしまうんじゃないかと思ったけど、DF陣が守り切り、逆にレアンドロ選手のゴールで先制点を奪いました。体勢を崩してのボレーシュートはビューティフルでした!JリーグMVP男がようやく本領を発揮したか。苦しみながらも中南米王者を降し、快進撃が続くレイソル、次の準決勝では南米王者・サントスFCが待ち受けています。サントスを相手に互角に渡り合えるのか注目したいと思います。
クラブW杯は準々決勝が終了。14日からは準決勝がスタートし、準決勝第1試合は柏レイソルVSサントスFC、15日の第2試合はバルセロナVSアルサッドの組み合わせとなりました。また5位決定戦はエスペランスVSモンテレイに決定。次の試合ではエスペランスサポーターの暴走行為がない事を願っています。
バルセロナは来日直前にレアルマドリードとの「クラシコ」に勝利し、その勢いで来日してきました。メッシやイニエスタ、ダビド・ビジャといったスター選手が、美しいプレーを日本で見せてくれる事でしょう。サントスFCは19歳のネイマールが注目を浴びているけど、エラーノ、ガンソのブラジル代表組も要チェックですよ。



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