

4日の春の天皇賞は、フェノーメノが復活勝利を果たし、史上3頭目の連覇を達成。こどもの日の5日は、船橋競馬場でダート交流GⅠ競走・第26回かしわ記念(1600m 8頭立て)が行われました。寂しい頭数となった今年は、JRA勢からはフェブラリーステークスを最低人気で勝利した⑤コパノリッキー、ダート界のシルバーコレクター⑦ワンダーアキュート、高知の黒船賞を勝った②セイクリムズン、根岸ステークスを勝った④ゴールスキー、①アドマイヤロイヤルの5頭が参戦。対する地方勢は③コンノート(船橋)、⑥ケイアイサンダー(船橋)、⑧タッチデュール(笠松)の3頭が参戦しました。
正面スタンド前からのスタートで、コパノリッキーがやや後手を踏む。好スタートを切ったセイクリムズンがハナを奪い、ゴールスキーとワンダーアキュートが2,3番手で並び、コパノリッキーはアドマイヤロイヤルを抜いて4番手でゴール板を通過した。1・2コーナーから向正面を回り、クリムズンが単独先頭、ゴールスキーが単独2番手、3番手にアキュート、4番手ロイヤル、リッキーはその後ろの5番手追走。後方は大きく離れ、6番手コンノート、7番手タッチデュール、ケイアイサンダーがしんがりという展開に。
3コーナーを回り、依然としてセイクリムズンが先頭だが、ゴールスキーとワンダーアキュートが並びかけ、コパノリックーが外に持ち出す。アドマイヤロイヤルが集団から遅れを取る。4コーナーを回って直線に差し掛かるところで4頭が並び、残り200mでコパノリッキーが抜け出して先頭に立つと、あとは後続を突き放すだけ。クリムズンとアキュートが2番手を争い、ゴールスキーは4番手に下がる。それらを尻目にコパノリッキーが堂々と先頭ゴールイン!フェブラリーステークスに続いてマイルGⅠ制覇!この馬の実力は本物だ!
かしわ記念 全着順&払戻金
1着⑤コパノリッキー 1:39.0(良)
2着②セイクリムズン 2馬身
3着⑦ワンダーアキュート ハナ
4着④ゴールスキー 1/2馬身
5着①アドマイヤロイヤル 1馬身1/2
6着⑧タッチデュール 大差
7着③コンノート 2馬身1/2
8着⑥ケイアイサンダー 大差
単勝 ⑤ 240円
複勝 ⑤ 100円 ② 150円 ⑦ 100円
馬複 ②-⑤ 1,820円
馬単 ⑤-② 2,220円
ワイド ②-⑤ 300円 ⑤-⑦ 110円 ②-⑦ 190円
3連複 ②-⑤-⑦ 380円
3連単 ⑤-②-⑦ 3,680円
コパノリッキー、ダートマイルGⅠ2連勝!スタートでやや遅れるも、3,4コーナーで先頭集団に並びかけ、ラストの直線で外から抜け出し、最後は2着に2馬身差をつけての快勝でした。2着争いは、セイクリムズンとワンダーアキュートが並んでゴールしましたが、セイクリムズンが2着、アキュートはハナ差の3着に終わりました。上位5頭がJRA勢が独占し、地方組はタッチデュールの6着が最高。地元・船橋の2頭は下位に沈みました。
前走のフェブラリーSでの番狂わせはフロックなのかどうかが問われた一戦でしたが、文句なしの勝利を挙げたので、フロックではないことが証明されました。しかもこの日は、オーナーのDrコパ(小林祥晃)さんの67歳の誕生日。二重の喜びを味わったコパさんにとって、人生最高の一日になったことでしょう。コパ軍団はこれで中央&地方を合わせてGⅠ3勝目です。コパノリッキーは今後、帝王賞に向かうのか、それとも休養してマイルチャンピオンシップ南部杯を目指すかのどちらかでしょう。まだ4才だから、ますます強くなりそうな予感がしますね。




