日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

地方競馬の祭典・JBC IN 盛岡! 岩田康誠がレディスクラシックとスプリントで2連勝!

2014年11月03日 | 競馬

年に1度の地方競馬の祭典「JBC 2014(ジャパンブリーディングファームズカップ)」が3日、岩手・盛岡競馬場で行われました。盛岡でJBCが開催されるのは、2002年に次いで12年ぶり2回目です。JBCは1日にGⅠレースが3レースも行われます。まずPART1として「JBCレディスクラシック」と「JBCスプリント」を回顧します。



ダート女王決定戦・第4回JBCレディスクラシック(1800m・16頭立て)は、JRA勢からは交流重賞3勝の④ワイルドフラッパー、ブリーダーズゴールドカップを勝った⑩サンビスタ、ここ4戦で3勝の⑥トロワボヌール、現在3連勝中の⑮ブルーチッパー、ユニコーンステークス2着の①コーリンベリー、⑨アクティビューティの6頭が参戦。地方勢は、地元・岩手から⑦カミノマーチ、⑧フラッシュモブ、⑪マムティ、⑬コウギョウデジタルの4頭が出走。他にも⑤マイネエレーナ(浦和)、③ピッチシフター(愛知)、⑭カイカヨソウ(船橋)も出ました。

スタンド前でのスタートは大きな出遅れは無し。好スタートを切ったコーリンベリーが先手を取り、ブルーチッパーが2番手につける。サンビスタ3番手、ワイルドフラッパーは5番手あたりで1コーナーを回った。
1,2コーナーから向正面に出て、コーリンベリーが先頭、2番手にピッチシフター、3番手にコウギョウデジタル。4番手グループには内にアクティビューティ、真ん中サンビスタ、外側の6番手にマイネエレーナ。その後ろの7番手にワイルドフラッパーが追走。中団グループにはピッチシフターとトロワボヌール、その後ろの10番手にカミノマーチ。11番手にカイカヨソウ、12番手マムティ。後方は大きく置かれて⑫ブレーヴスキー(愛知)13番手、②エイシンルンディー(笠松)・フラッシュモブ・⑯ボーラトウショウ(高知)が最後方で並走。
先頭集団は3コーナーに差し掛かり、コーリンとチッパーが先頭で並び、フラッパーが3番手進出。サンビスタ4番手、アクティ5番手、エレーナとボヌールはちょっと遅れ気味。4コーナーから最後の直線に入り、今度はブルーチッパーが先頭、ワイルドフラッパーが並びかける。残り200mで外に持ち出したサンビスタが2頭を捕らえ、ラスト100mで抜け出した。大外からトロワボヌールが2番手に上がるも、サンビスタが先頭でゴールしました。

JBCレディスクラシックは、単勝2番人気のサンビスタが優勝。序盤から好位置につけると、直線でワイルドフラッパーとブルーチッパーをまとめてかわし、トロワボヌールの追撃を抑えました。砂の女王の座に就きました。2着には大外から上がってきたトロワボヌール、3着には1番人気・ワイルドフラッパー。3連単「⑩-⑥-④」で5,760円という結果に。
4着・アクティビューティ、5着のブルーチッパーまでが中央勢が占め、地方勢はマイネエレーナの6着が最高。中央からもう1頭参戦したコーリンベリーは、直線失速して9着。岩手所属馬はカミノマーチの10着が最高でした。(着順と配当はこちら
勝ったサンビスタはGⅠ初勝利で、重賞2勝目。鞍上の岩田康誠騎手は、レディスクラシック3勝目で、GI昇格後初勝利となりました。サンビスタを管理する角居勝彦調教師は同レース初勝利です。GⅠタイトルを手にし、体調が良ければ12月7日のチャンピオンズカップの参戦もあるでしょう。



ダート短距離王決定戦・JBCスプリントは、この1年で重賞4勝を挙げている①ノーザンリバー、高松宮記念馬でダート初挑戦の②コパノリチャード、一昨年の勝ち馬⑥タイセイレジェンド、⑫ドリームバレンチノ、⑮セイクリムズン、⑭ティアップワイルドの中央勢に加え、③サトノタイガー(浦和)、昨年のJBCLCで3着⑬キモンレッド(大井)、⑩ハードデイズナイト(川崎)、⑨ドリームクラフトと⑤ランドオウジ(ともに岩手)などが参戦しました。
レースは横一線のスタートで始まり、⑯エスワンプリンス(佐賀)とタイセイレジェンドが前に出るが、タイセイが前に出る。内からコパノリチャードが並びかけ、サトノタイガー3番手。エスワンは4番手に下がる。5番手集団にノーザンリバーとランドオウジ、ドリームバレンチノは7番手。中団の8番手にティアップワイルド、9番手セイクリムズン。10番手にキモンレッド、ハードデイズナイトが内からポジションを上げ、④スマイルヴィジット(兵庫)12番手、⑪ヤサカファイン13番手。後方は⑦サトノロマネ(高知)、ドリームクラフト、⑧エーシンハダル(笠松)がしんがり追走。
3コーナーを過ぎたところで、タイセイが単独先頭、リチャードが2番手、タイガーが3・4コーナー中間のところでリチャードをかわす。バレンチノが3番手に浮上。リバーはまだ馬群にいる。4コーナーから直線に入り、タイセイレジェンドが逃げ、サトノタイガーとドリームバレンチノが追いかける。先頭争いはこの3頭に絞られたか。外からはセイクリムズン、ノーザンリバーがイン突きを狙うも厳しい。ラスト100mでバレンチノ・タイセイ・タイガーの3頭が並び、ゴール前でドリームバレンチノが抜け出してゴールイン!3頭の叩き合いを制したドリームバレンチノ、嬉しいGⅠ初勝利です!

ダート最速王を決める一戦は、直線ラスト100mで3頭が並ぶ大激戦。マッチレースの末、ドリームバレンチノが勝利を収めました。浦和所属のサトノタイガーはクビ差の2着。フジノウェーブ以来の地方馬JBC制覇にあと一歩及ばず。内ラチ沿いで逃げたタイセイレジェンドが3着。単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推されていたノーザンリバーは5着、初ダートのコパノリチャードは直線でズルズル後退して最下位の16着でした。リチャードはダート適正無いですな…。Dr.コパさんもこの結果にはガッカリしているのでは?(JBCスプリントの全着順はこちら
自身5度目のGⅠ挑戦で悲願のGⅠ制覇を成し遂げたドリームバレンチノは、金沢競馬場で行われた昨年のこのレースで2着に入り、その1年後にリベンジ達成。昨年12月のゴールドトロフィー以来の重賞制覇で、芝・ダート合わせて通算4勝目。ちなみに、芝では2012年の函館スプリントステークス、2013年のシルクロードステークスに勝っております。鞍上の岩田騎手は、レディスクラシックに続いてGⅠ2連勝。スプリントは初勝利です。


PART2では、ダート界のトップホースが集結した「JBCクラシック」を振り返ります。

 

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またも重賞未勝利馬がGⅠ勝ち!府中巧者・スピルバーグが豪脚炸裂で秋の天皇賞を制す!

2014年11月03日 | 競馬

秋の中距離王決定戦「第150回天皇賞・秋(GⅠ・芝2000m 18頭立て)」が2日、東京競馬場で行われました。「JRA60周年記念競走」として開催された今年の秋天は、GⅠ6勝の女傑①ジェンティルドンナ、春秋連覇&天皇賞3勝目を狙う⑨フェノーメノ、今年の皐月賞を制した3歳馬⑮イスラボニータ、昨年の菊花賞馬⑤エピファネイア、2年前のNHKマイルカップを勝った⑬カレンブラックヒル、3年前の覇者⑯トーセンジョーダンとGⅠ馬6頭が参戦。他にも府中巧者④スピルバーグ、③デニムアンドルビー、オールカマーで優先出走権を得た⑱マイネルラクリマ、サマー2000シリーズ覇者⑭マーティンボロなどが出走しました。


単勝の上位人気は、1番人気がイスラボニータ(2.8倍)、ジェンティルドンナ2番人気(4.7倍)、フェノーメノが僅差で3番人気(4.9倍)。4番人気以降はエピファネイア(8.0倍)、スピルバーグ、デニムアンドルビー、マーティンボロ、、⑧ディサイファと続きました。
1コーナー奥でのスタートは、⑩ペルーサが出遅れたのに対し、ジェンティルドンナが好スタートを切る。先行争いでカレンブラックヒルがジェンティルをかわして先手を奪う。マイネルラクリマが2番手につけ、ジェンティルドンナは3番手と先行策。外からイスラボニータが4番手。5番手グループに⑦サトノノブレスとマーティンボロが並び、⑪ラブイズブーシェ7番手、8番手⑥ダークシャドウ、トーセンジョーダン9番手、その後ろの10番手にエピファネイアが追走。内側の11番手にデニムアンドルビー、その隣にフェノーメノがいる。中団より後ろの13番手にディサイファ。14,15番手の位置にスピルバーグと②ヒットザターゲット。後方は⑫フラガラッハと⑰アスカクリチャン、ペルーサが最後方を進む。
縦長の状態で3コーナーに入り、先頭を行くブラックヒルは前半1000mを60秒7のスローペースで通過。ラクリマ2番手、ジェンティルとボニータが並走し、マーティンが5番手に浮上。エピファは中団馬群の中、ジョーダンとフェノーメノは大外勝負。
4コーナーから直線コースに差し掛かり、カレンブラックヒルが先頭で逃げ粘り、マイネルラクリマが2番手で追う。ジェンティルドンナは内に入る。残り300m辺りでイスラボニータがブラックヒルをかわして先頭で抜け出した!3歳馬が秋の盾を獲得するか?残り200mでジェンティルが2番手に上がるが、大外から一気にスピルバーグが追い込んできた!ラスト100mでジェンティルとボニータが並ぶが、ゴール前でスピルバーグがまとめて捕らえて先頭ゴールイン!豪快に追い込んで鮮やかに差し切ったスピルバーグ、得意の府中でGⅠ初制覇を果たしました!



天皇賞・秋 全着順&払戻金
1着④スピルバーグ       1分59秒7
2着①ジェンティルドンナ     3/4馬身
3着⑮イスラボニータ       アタマ
4着⑪ラブイズブーシェ      1/2馬身
5着②ヒットザターゲット      ハナ
6着⑤エピファネイア        アタマ
7着③デニムアンドルビー     ハナ
8着⑦サトノノブレス         クビ
9着⑬カレンブラックヒル      アタマ
10着⑥ダークシャドウ       1馬身
11着⑱マイネルラクリマ      アタマ
12着⑧ディサイファ        3/4馬身
13着⑬マーティンボロ       アタマ
14着⑨フェノーメノ        1/2馬身
15着⑫フラガラッハ        1/2馬身
16着⑩ペルーサ           クビ
17着⑯トーセンジョーダン     3/4馬身
18着⑰アスカクリチャン      大差

単勝 ④ 1,100円
複勝 ④ 260円 ① 180円 ⑮ 130円
枠連 [1]ー[2] 1,340円
馬連 ①-④ 3,140円
馬単 ④-① 6,780円
ワイド ①-④ 980円 ④-⑮ 580円 ①-⑮ 340円
3連複 ①-④-⑮ 2,850円
3連単 ④-①-⑮ 23,290円


この秋のGⅠシリーズは、重賞未勝利馬の優勝が相次いでおりますが、今週もまた未勝利馬からGⅠ馬が誕生しました!単勝5番人気だったスピルバーグが、大外一気の追い込みを決めて秋の天皇賞を制覇。道中は14,15番手の位置で控え、最後の直線で末脚を爆発させ、内で競り合っていたイスラボニータとジェンティルドンナをゴール前でかわして勝利しました。スピルバーグは5度目の重賞挑戦で初勝利。今回の出走メンバーの中で唯一の重賞勝ちがなかったんですが、GⅠ馬6頭を見事に撃破。これは大金星といっても良いでしょう。
2着のジェンティルドンナは、昨年に続いての秋天2着。1番人気だったイスラボニータは、一旦は先頭に立ったんですが、最後に差されて3着。シンボリクリスエス以来となる3歳馬の天皇賞制覇は叶いませんでした。古馬初対戦だったんですが、その壁は厚かった…。春秋連覇を目指したフェノーメノは、直線見せ場無く14着。半年の休み明けが大きく影響したみたいです。6着のエピファネイアも11戦目で初めて掲示板を外しました。
勝ったスピルバーグは、父がディープインパクト、母がプリンセスオリビアという血統で、昨年のマイルCSを勝ったトーセンラーを兄に持ちます。兄弟でGⅠ馬なんてすごいな。鞍上の北村宏司騎手は天皇賞初勝利で、GⅠ勝利は2006年のヴィクトリアマイル以来で、これが通算2勝目です。管理する藤沢和雄調教師は、同レース通算5勝目。過去にはシンボリクリスエスとゼンノロブロイで秋天3連覇(2002~2004)の偉業を成し遂げたこともあります。藤沢厩舎のGⅠ勝利も北村騎手同様8年ぶりとのこと。名門復活ですね。
スピルバーグは過去5勝は全て東京コースで挙げ、昨年10月の神奈川新聞杯、11月のノベンバーステークス、今年5月のメイステークスで3連勝。重賞も3着が3回あり、2012年の共同通信杯では、ゴールドシップとディープブリランテに次いで3着。前走の毎日杯も3着でした。今回の秋の天皇賞で待望の重賞初勝利を挙げ、通算もこれで6勝目。兄のトーセンラーは「京都の鬼」なら、スピルバーグは「府中の鬼」です。次走はジャパンカップに向かうとのこと。コース適正は充分だけど、2400mの距離が持つか心配だ。





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