日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

J1第33節 浦和レッズ、鬼門のベアスタでまた勝てず・・・。ガンバ大阪が最終節目前で首位奪取!

2014年11月30日 | soccer

サッカー・Jリーグディビジョン1は、29日に第33節が行われました。残り2戦を迎え、浦和レッズが勝ち点61で首位。ガンバ大阪が勝ち点59で2位、3位の鹿島アントラーズ、4位・サガン鳥栖にも優勝の可能性が残されています。もしこの日、浦和が勝ち、ガンバが引き分け以下なら、最終節を前に8年ぶりのリーグ優勝が決定。逆に浦和が引き分け以下、ガンバが勝利なら首位が入れ替わります。優勝争い、残留争いは一体どうなった?



ガンバ大阪VSヴィッセル神戸@万博記念競技場
逆転優勝へ向け、もう負けられないガンバ大阪は、ホームでヴィッセル神戸との「関西ダービー」に臨みました。
ガンバは前半20分、左サイドで大森晃太郎→藤春廣輝がグラウンダーで折り返し、ニアサイドでパトリックが飛び込むも合わせられず。前半32分にはペナルティエリア手前でFKを獲得し、遠藤保仁が直接狙うもGKに弾かれ、こぼれ球をパトリックが上手く押し込むことができない。迎えた前半37分、阿部浩之からのパスを受けた宇佐美貴史が、ドリブルで仕掛けてから、最後は左足シュートを叩き込み、ガンバが先制点を奪う。さらに前半43分、宇佐美のグラウンダークロス→ゴール前詰めていたパトリックが押し込み追加点。ガンバが前半で2点をリードします。
後半4分、宇佐美が右サイドでドリブルで上がり、そのまま右足シュートを決めて3点目。宇佐美はこの試合2ゴール1アシストと全ての得点に絡みました。3点を追う神戸は、後半16分にペドロジュニオールのシュートはガンバGK東口順昭に阻まれる。後半25分、右サイド・枝村匠馬のクロス→小川慶治朗のダイビングヘッドで一矢報いるもも反撃はこの1点のみ。ガンバ大阪が3-1で神戸に快勝。ホーム最終戦を白星で飾りました。


サガン鳥栖VS浦和レッズ@ベストアメニティスタジアム
現在首位の浦和レッズですが、ベアスタではまだ未勝利。優勝を引き寄せるためにも鬼門を克服したい。対する鳥栖は、この試合勝たなければ優勝の可能性が消滅します。両チーム共に勝たなければならないは、アディショナルタイムにドラマが待っていました。
前半3分、浦和は左サイドで宇賀神友弥が右足ミドルシュート。しかし、クロスバーに当たってゴールならず。24分には中盤でボールを奪ってからカウンターに持ち込み、梅崎司のパス→宇賀神がPA内で倒されるもノーホイッスル。34分、自陣からのロングボールに反応した李忠成が、ドリブルでゴールへ一直線。しかし、シュートは左に外れる。大きなチャンスをモノにできません。鳥栖は38分にキムミヌの縦パス→池田圭のシュートは枠外。41分にはDF菊地直哉がシュートを放つも浦和GK西川周作に阻まれる。
両チーム無得点のまま迎えた後半20分過ぎ、浦和はペナルティエリア内で李忠成が鳥栖DF・菊地に倒されてPKを獲得。PKを献上した菊地は一発レッドカードで退場。決まれば先制というPKを、キャプテンの阿部勇樹がゴール左隅に決め、浦和が1点を先制します。後半39分、ゴール前で波状攻撃を仕掛ける。マルシオ・リシャルデスが粘ると、ラストパスを受けた李のシュートはDFに当たり、こぼれ球を森脇良太がシュートを放つも、鳥栖GK・林彰洋が防ぐ。さらに柏木陽介が飛び込んでもダメ、ならばもう一度森脇が狙ったが、またも林に止められて追加点を奪えません。
このまま浦和1-0で勝利かと思われた後半アディショナルタイム、鳥栖は左CKのチャンスを得る。藤田直之が右足センタリング→DF小林久晃のヘディングシュートが決まり、土壇場で同点に追いついた!試合は1-1で終了。1点のリードを守りきれなかった浦和レッズ、アウェーで悪夢の引き分けで勝ち点1止まり…。


セレッソ大阪VS鹿島アントラーズ@ヤンマースタジアム長居
3位の鹿島は、アウェーでセレッソ大阪と対戦。現在17位のセレッソは、負ければJ2降格となってしまいます。
前半33分、鹿島は右サイドで赤崎秀平がクロス→ファーサイドでフリーになっていたカイオが右足シュートを決めて1点を先取。後半9分、土居聖真のスルーパス→赤崎がDFとGKをかわしてシュート。決まったかと思いきや、ゴール前でセレッソDF・丸橋祐介が間一髪クリア。その5分後の後半14分、小笠原満男が左サイドへパスを入れ、カイオがヘッドで繋ぎ、最後は赤崎が頭で押し込み鹿島2点目。さらに後半22分、DF植田直通のロングパスが前線の赤崎に渡り、赤碕が冷静に流し込んで3点目。赤崎はこの試合1ゴール2アシスト。
セレッソは後半24分、杉本健勇の折り返しを永井龍が押し込んで1点を返し、1-3と2点差に詰め寄る。後半28分には左サイド・丸橋クロス→永井のヘッドは枠を捉えられない。さらに2分後、再び丸橋がクロス→永井飛び込むも決められない。鹿島は後半35分、左サイドで途中出場の豊川雄太がドリブル突破からスルーパスを出し、ゴール前抜け出した柴崎岳がダメ押しの4点目。鹿島は4-1でセレッソに圧勝。敗れたセレッソはJ2降格決定です。


柏レイソルVS清水エスパルス@柏サッカー場
J2降格危機に立たされている清水は、現在5連勝中の柏と対戦。
試合は序盤からホームの柏が圧倒。前半10分に右サイド・太田徹郎のクロス→レアンドロが合わせて先制点を奪う。前半38分にはキムチャンスのクロス→レアンドロのヘッドはGKに阻まれるも、ドゥドゥが押し込み2点目。後半17分にもドゥドゥがこの日2点目のゴールで、3-0とリード。清水は後半36分にFKから長沢駿のゴールで1点を返すも反撃はここまで。柏が3-1で清水を下して6連勝、今季限りで退任するネルシーニョ監督のホーム最終戦を白星で飾りました。


ベガルタ仙台VS徳島ヴォルティス@ユアテックスタジアム
2年前は2位だった仙台、今季は残留争いと苦戦中。最下位の徳島に勝ってJ1残留を決められるか?
前半5分、敵陣でパスを繋ぎ、野沢拓也のグラウンダークロスはクリアされるも、武藤雄樹が拾って折り返し、太田吉彰がワンタッチで合わせてゴール!ベガルタが早い時間帯から先制点をもぎ取る。後半13分には富田晋伍の縦パス→野沢のヒールパス→菅井直樹が相手GKをかわしてから左足でゴールへ流し込み2点目。後半26分に徳島に左サイドのFKから橋内優也にゴールを決められて1点差とされるも、2-1で勝利。ホーム最終戦で残留決定。


名古屋グランパスVS大宮アルディージャ@豊田スタジアム
降格圏内の16位にいる大宮、毎年「残留力」を発揮させているが、今年は降格の大ピンチ。奇跡の残留へ残り2試合勝つしかないが…。
前半6分、田口泰士がスルーパス→DFラインの裏へ抜け出していた永井謙佑のゴールで名古屋が1点先制。追いかける大宮は後半5分、右サイド・ムルジャのクロスに橋本晃司がゴールを突き刺し、1-1の同点。このまま引き分ければ勝ち点1獲得でしたが、後半終了間際の48分、途中出場・小川佳純に勝ち越しゴールを決められてThe End。名古屋に2-1で競り負けた大宮、痛すぎる敗戦です。

その他の試合
川崎フロンターレ1-1サンフレッチェ広島
横浜Fマリノス1-0アルビレックス新潟
ヴァンフォーレ甲府0-0FC東京



J1第33節を終え、神戸に勝ったガンバ大阪と、鳥栖に引き分けた浦和レッズが、勝ち点62で並びましたが、得失点差でガンバが首位に躍り出ました!(ガンバ+28、浦和+21)勝ち点60で3位の鹿島アントラーズが、勝ち点2差で追走。勝ち点57で4位のサガン鳥栖は脱落し、優勝争いはこの3チームに絞られました。一方で残留争いは。14位のベガルタ仙台の残留、17位・セレッソ大阪のJ2降格決定。15位・清水エスパルス(勝ち点35)と、16位・大宮アルディージャ(勝ち点32)のどちらかが次節降格が決まります。サッカー王国・静岡からJ1のチームが消滅してしまうのか?
ガンバ大阪が最終節を前に首位奪取!W杯中断前は16位と降格圏内にいましたが、再開後は15勝2敗2分け。J2逆戻りの危機から一気に優勝争いに殴り込み、ついに優勝に逆王手をかけました。そして、ナビスコ・リーグ戦・天皇杯の三冠制覇の可能性も見えてきました。開幕前に大ケガした宇佐美選手の復帰、パトリックの加入が最大の要因だけど、ここまでの快進撃を誰が予想したのか?宇佐美選手は25節の清水戦以降、リーグ戦でのゴールから遠ざかっていましたが、この日2ゴールを挙げました。26日の天皇杯準決勝でも2得点を挙げております。宇佐美選手を日本代表で見てみたいですねえ。
またしてもベアスタで勝てなかった浦和レッズは優勝目前で2試合白星無し…。阿部選手のPKで先制し、このまま勝つだろうなあと誰もが思っていました。しかし、試合終了ラスト30秒でまさかの同点…。後半39分に追加点が取れなかったのが、終了間際の失点につながりましたね。逃げ切れば首位キープの試合で、敗戦に等しい引き分け。掴みかけていた勝ち点3が、最後の最後で勝ち点1に変わりました。「ベアスタの悲劇」は、選手やサポーターにとっても精神的ダメージが大きいでしょう。
セレッソは今回で3度目のJ2降格。ウルグアイのレジェンド・フォルラン選手が入団し、開幕前は優勝候補の一角として挙げられていましたが、GW明けからチームが勝てなくなり、ポポビッチ氏が解任されると、ペッツァイオリ氏が後任になるもクビ。大熊裕司さんが監督を受け、元ドイツ代表のカカウが入団するも状況は変わらず。柿谷曜一朗選手の海外移籍、山口蛍選手の負傷による長期離脱も痛かった…。ガンバみたいに「J2優勝でJ1復帰」できるといいのですが…。

12月6日の第34節で、首位・ガンバはアウェーで徳島ヴォルティス戦(@鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)、2位・浦和はホームで名古屋グランパス戦(@埼玉スタジアム2002)、3位・鹿島は4位・鳥栖と対戦します(@カシマスタジアム)。ガンバは最下位のチームが相手だから、余裕で勝つでしょう。しかし、7年前に浦和レッズが最終節で最下位だったチーム(横浜FC)に負けて、優勝を逃したという例もあります。
優勝の条件は、ガンバは勝てば無条件で優勝。引き分け以下なら浦和の結果次第。浦和は勝利&ガンバ引き分け以下で優勝。仮に引き分けで終わっても、ガンバが負ければ優勝となる。鹿島は鳥栖戦に勝ち、上位2チームが黒星なら大逆転で優勝です。優勝争いも、残留争いも、全ては来週の最終節で決着がつきます。運命の最終節は、15時30分一斉にキックオフ。





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