日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

カラクレナイ3連勝で桜の切符GET!中山牝馬Sはトーセンビクトリーが差し切り勝ち!

2017年03月12日 | 競馬

今週は東西で牝馬重賞の日。中山競馬場では古馬の牝馬重賞・中山牝馬ステークス。阪神競馬場は桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われました。無敗の2歳女王・ソウルスターリングを脅かす馬は出てくるのか?



中山メイン・第35回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GⅢ・芝1800m 16頭立て)は、秋華賞2着⑯パールコード、オークス3着③ビッシュ、⑭フロンテアクイーンの若き4歳勢のほかに、愛知杯3着①クインズミラーグロ、これが引退レースとなる⑬マジックタイム、④トーセンビクトリー、まだまだ現役⑧メイショウマンボと⑨デニムアンドルビーなどが参戦しました。
スタートで⑮リーサルウェポンが少し出遅れ。トーセンビクトリーが好スタートを決めたが、⑦プリメラアスールが先手を奪い、パールコードと⑪サンソヴール、トーセンビクトリーも先団につける。フロンテアクイーン・ビッシュ・マジックタイムは中団につけ、デニムアンドルビーは後方でスタンド前を過ぎていった。
1,2コーナーから向正面のところで、プリメラアスールが先頭、2番手にサンソヴール、3番手トーセンビクトリー、パールコードは外側の4番手。5,6番手にクインズミラーグロと⑥ウインリバティ、7番手②ハピネスダンサー。中団の8番手グループには、メイショウマンボ・ビッシュ・フロンテアクイーンの3頭が横並び。11番手⑤シャルール、12番手にマジックタイム、13番手⑫ヒルノマテーラ、14番手デニムアンドルビー。後方は⑩ウキヨノカゼと⑮リーサルウェポンが並走。
縦長の展開で3コーナーに差し掛かり、プリメラが先頭、ソヴールが2番手、パールコードが3番手に浮上。ビクトリーは4番手、ミラーグロ7番手、ビッシュとマジックタイムはまだ中団。
4コーナーを回って最後の直線コースに入り、サンソヴールとパールコードの2頭が競り合い、3番手からトーセンビクトリー、外からフロンテアも上がってくる。ゴール残り100mでトーセンビクトリーが前に出て、マジックタイムが2番手に浮上したが、トーセンビクトリーが先頭でゴールイン!マジックタイムは差を詰めるも2着まで。


ハンデ戦に相応しい激戦となった中山牝馬ステークスは、単勝5番人気のトーセンビクトリーが優勝。ラストランのマジックタイムはクビ差届かず2着。3着争いはクインズミラーグロが制し、2番人気のパールコードは4着。3番人気のビッシュは10着に終わっています。
トーセンビクトリーは4度目の重賞挑戦で悲願の初制覇。鞍上の武豊騎手は今年重賞3勝目ですが、このレースでは20年ぶりの勝利を挙げました。この日のトーセンビクトリーは、好スタートを決めると、道中は3,4番手を追走。直線で内から外側に進路を変えると、ゴール前で抜け出して差し切りました。ユタカさんが上手く乗せたなあ。父・キングカメハメハ、母・トゥザヴィクトリーの良血を持つ馬が、5歳春にして素質開花の予感。この次はヴィクトリアマイルに向かうと思うだろうけど、今回のように好走できるかどうか…。



阪神メイン・第51回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m 18頭立て)は、阪神ジュベナイルフィリーズ3着の⑮レーヌミノル、デイリー杯2歳ステークスを勝った⑥ジューヌエコール、2連勝中の⑯カラクレナイ、ダートで2戦2勝の⑦タガノカトレア、芝1400mで2戦2勝の②アズールムーンなどが出走しました。
スタートで①スリーミスヨハネスと⑪ヤマカツグレースが出遅れ。レーヌミノルはポンと飛び出して直ぐに後ろに下げた。先行争いでアズールムーと⑨ベルカプリが競り合う。⑧アルミューテンが3番手、ジューヌエコールが4番手、5番手に⑫シグルーン、6番手に④フラウティスタ、7番手タガノカトレア、8番手⑤クインズサリナ、中団の9番手にレーヌミノルが追走し、内側の10番手に③ステラルージュがつける。11番手グループには、ヤマカツグレース・⑭ビーカーリー・⑱アンジュデジールの3頭。14番手スリーミスヨハネス、15番手⑩ラーナアズーラ、16番手⑰アカカ、その後ろの17番手にカラクレナイが控え、ゴールドケープが最後方。
内回り3,4コーナーのところで、レーヌが先団に追いつきそうな勢い。カラクレナイも大外から捲るように上昇。直線に差し掛かるところで、レーヌがアズールをかわして先頭に躍り出る。外から懸命にカラクレナイが追い上げ、先頭争いはこの2頭の一騎打ち。その後ろの3番手争いでは、ゴールドケープがジューヌエコールをかわす。最内で粘るレーヌミノルが押し切るかと思われたが、ゴール前でカラクレナイが捕らえて1着ゴール!カラクレナイが3連勝で重賞初制覇!

桜花賞トライアル・フィリーズレビューは、単勝2番人気のカラクレナイが優勝。序盤は後方2番手を追走していましたが、3,4コーナーあたりで大外からグイッと捲るように上がり、ゴール手前でレーヌミノルをかわしました。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、6週連続で日曜日のメインレースで勝利。まだ3月ですが、今年の重賞競走6勝目をマーク。ミルコの快進撃は止まりそうにありません。
単勝1.8倍の圧倒的1番人気だったレーヌミノルは、直線で早めに抜け出しましたが、最後にかわされて2着。レース後には最後の直線で内側に斜行してジューヌエコールの進路を狭めた事が判明。降着にはならなかったものの、鞍上の浜中俊騎手に3月18日~25日まで8日間の騎乗停止処分が下されました。浜中騎手は昨年のマイルCSで騎乗停止処分を受けたので、またかよって感じです。

これで桜花賞トライアルが全て終了し、チューリップ賞からはソウルスターリング、ミスパンテール、リスグラシューの3頭、フィリーズレビュー組からはアカクレナイ,レーヌミノル,ゴールドケープの3頭が優先出走権を獲得。土曜日のアネモネステークスからはライジングリーズンとディアドラの2頭が桜の切符を獲得しました。
ソウルスターリングがチューリップ賞で4連勝を飾り、桜花賞は1強ムードになるかと思ったけど、ここに来てアカクレナイが出てきましたね~。他にもクイーンカップを勝ったアドマイヤミヤビ、フランケル産駒・ミスエルテ、エルフィンステークスを勝ったサロニカなども出走を予定しております。直行組でも実力ある馬が続々です。桜花賞は好メンバー揃いになることは間違いなし。ソウルスターリングは無敗記録を伸ばせるか?


来週は土・日・月の3日間開催!土曜日は中京競馬場でファルコンステークス、日曜日は皐月賞トライアルのフジテレビ賞スプリングステークス&阪神大賞典、春分の日の20日はフラワーカップが行われます。
阪神大賞典には、昨年のグランプリホース・サトノダイヤモンドが登場!春の天皇賞制覇と凱旋門賞挑戦に向けてここは負けられません。他にも、昨年の覇者・シュヴァルグラン、ワンアンドオンリー、タマモベストプレイ、レーヴミストラルなどが登録しております。
スプリングステークスの方は、2歳王者のサトノアレス、朝日杯2着・モンドキャンノ、共同通信杯2着エトルディーニュ、中山で2戦2勝のアウトライアーズ、オールザゴー、ウインブライト、トリコロールブルーなどが出走予定。
フラワーカップの方は、ディープインパクト産駒の新星・ファンディーナが登録。ファンディーナは新馬戦で9馬身差の圧勝、2戦目のつばき賞も快勝し、デビュー2戦2勝。一部では「ソウルスターリング以上の怪物」と言われていますが、フラワーカップで真価が問われるでしょう。






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