日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ジャパンダートダービー2017 東京ダービー馬・ヒガシウィルウィンがJRA勢を撃破!

2017年07月12日 | 競馬

3歳世代のダート最強馬決定戦・第19回ジャパンダートダービー(GⅠ・2000m 14頭立て)が12日、東京・大井競馬場で行われました。JRA勢からはユニコーンステークスを勝った⑫サンライズノヴァ、同レース3着⑧サンライズソア、③タガノディグオ・⑭ノーブルサターン・⑩リゾネーターの「兵庫チャンピオンシップ組」、②ローズプリンスダム、⑦シゲルコングの7頭が参戦。地方勢は、羽田盃馬⑥キャプテンキング(大井)、東京ダービー馬④ヒガシウィルウィン(船橋)、⑨サンタンパ&⑬サザンオールスターの愛知勢2頭などが出走しました。


単勝の人気は、1番人気サンライズノヴァ(2.7倍)、2番人気タガノディグオ(4.1倍)、リゾネーター3番人気(4.8倍)、4番人気のサンライズソア(6.0倍)まで10倍以下。以下はヒガシウィルウィン、ローズプリンスダム、キャプテンキング、ノーブルサターン、⑪ブラウンレガート(大井)と続きました。

スタートでノーブルサターンとブラウンレガートの2頭が好ダッシュを見せ、ノーブルサターンが先手を取った。ローズプリンスダムとシゲルコングが2番手を争い、サンライズソア5番手、リゾネーター6番手、ヒガシウィルウィン7番手、キャプテンキング8番手、サンライズノヴァは10番手で正面スタンド前を通過。
1,2コーナーを回って向正面のところで、ノーブルサターン先頭、2番手にローズプリンスダム、3,4番手の位置にサンライズソアとシゲルコングが並ぶ。5番手リゾネーター、その後ろの中団の位置にヒガシウィルウィン・キャプテンキング・サンライズノヴァの3頭が固まっている。9番手にタガノディグオがいて、10番手ブラウンレガート。11番手に⑤キャッスルクラウン(船橋)、12,13番手にサンタンパとサザンオールスターの愛知コンビ、最後方に①サヴァアルジャン(浦和)という展開。
外回り3コーナーで、サターンがゆったりとした流れで逃げ、リゾネーターが外から接近。プリンスダム3番手、ソアが4番手に下がり、さらにはヒガシウィルとノヴァも好位につけた。
4コーナーを過ぎ、最後の直線の攻防へ。粘るノーブルサターンに外からリゾネーターが迫ると、サンライズソアが最内を突こうとする。外からヒガシウィルウィン、タガノディグオも一番外から追い込んで来た。ゴール残り200mを切り、今度はソアが前に出るが、外からヒガシウィルが差を詰め、間からリゾネーターも突っ込もうとする。ゴール前でソアとヒガシウィルの2頭が抜け出し、最後はほとんど並んでゴールイン!サンライズソアが粘ったか、それともヒガシウィルウィンが最後にかわしたか?



ジャパンダートダービー 全着順&払戻金
1着④ヒガシウィルウィン  2分05秒8
2着⑧サンライズソア     クビ
3着③タガノディグオ     1馬身
4着⑩リゾネーター      クビ
5着⑭ノーブルサターン   1馬身3/4
6着⑫サンライズノヴァ
7着⑪ブラウンレガート
8着②ローズプリンスダム
9着⑥キャプテンキング
10着⑦シゲルコング
11着⑤キャッスルクラウン
12着⑬サザンオールスター
13着⑨サンタンパ
14着①サヴァアルジャン

単勝 ④ 1,020円
複勝 ④ 250円  ⑧200円  ③ 150円
枠複 3⃣-5⃣  940円
枠単 3⃣-5⃣ 1,770円
馬複 ④-⑧ 3,080円
馬単 ④-⑧ 7,500円
ワイド ④-⑧ 790円 ③-④ 520円 ③-⑧ 460円
三連複 ③-④-⑧ 3,050円
三連単 ④-⑧-③ 28,450円


今年の3歳ダート王者を決める戦いは大接戦となりましたが、4番人気・ヒガシウィルウィンが、ゴール前でサンライズソアを差し切って優勝しました。地方所属馬のJDD制覇は、2010年のマグニフィカ以来7年ぶりの快挙です。クビ差の2着に敗れたサンライズソアは、ラスト200mで一度は先頭に立ったけど、粘り切れませんでした。2番人気のタガノディグオは大外から懸命に追い込んだものの3着。3番人気のリゾネーター4着、1番人気のサンライズノヴァは直線伸びずに6着。羽田盃馬・キャプテンキングは9着に終わっています。
優勝したヒガシウィルウィンは、東京ダービーに続いての南関東クラシック2冠制覇。鞍上の本田正重騎手(船橋所属)は、JDD初勝利&ダート交流GⅠ初勝利。ヒガシウィルの主戦騎手の森泰斗騎手が落馬負傷してしまい、本田騎手が代役を務めることになりましたが、好騎乗でJRA勢を撃破しました。管理する佐藤賢二調教師は2001年のトーシンブリザード以来となるJDD2勝目。
ヒガシウィルウィンは北海道でデビューした後、3歳になった今年1月に南関東に移籍。移籍初戦のニューイヤーカップで勝利すると、京浜盃で重賞2連勝。羽田盃で2着に敗れるも、東京ダービーでは6馬身差の圧勝。南関東転入後は、今回の勝利を含めて4戦3勝。JDDでJRA勢を撃破したことが評価され、NARグランプリの年度代表馬に選ばれるかもしれませんね。秋のJBCクラシック,東京大賞典もそうですが、ゆくゆくは中央のダートGⅠに参戦することもあるでしょう。これから先は厳しい戦いが続きますが、地方馬&3歳ダート王者の意地で、再びGⅠの舞台で下剋上を起こせるよう期待しています。



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