パリーグ2位・福岡ソフトバンクホークスは、25日からKoboパーク宮城で東北楽天ゴールデンイーグルスとの首位攻防戦に臨んでいますが、25日は雨天中止、26日は楽天のエース・則本昂大投手を攻略できず敗戦しました。楽天も離脱者が続出しているけど、ホークスの方も川崎宗則選手が両足アキレス腱を痛めて抹消、さらにはキャプテン・内川聖一選手が左手親指を骨折…。精神的支柱的存在の2人が離脱したので、この先不安が残ります。これ以上ゲーム差を拡げられたくない27日は、平日なのにデーゲーム。しかも真夏の暑い時間帯ですよ!?
両チームのスタメン
ソフトバンク 楽天
1(一)明石健志 (中)島内宏明
2(遊)今宮健太 (右)聖澤諒
3(三)松田宣浩 (指)アマダー
4(中)柳田悠岐 (三)ウィーラー
5(指)デスパイネ (二)銀次
6(左)中村晃 (遊)クルーズ
7(右)上林誠知 (左)松井稼頭央
8(捕)甲斐拓也 (一)今江年晶
9(二)髙田知季 (捕)嶋基宏
(投)東浜巨 (投)岸孝之
自身初の2ケタ勝利に王手をかけているホークス先発・東浜は、1回に楽天先頭の島内に2塁打を許し、1死3塁といきなりピンチを招きます。しかし、アマダーを1塁ゴロに打ち取ると、4番・ウィーラーを3塁ゴロに打ち取り、立ち上がりを0点でしのぎ切りました。2回もヒットの走者を出しながらも0点に抑え、3回はこの日初めての3者凡退で終え、序盤3イニングは楽天に得点を与えません。
東浜を援護したいホークス打線ですが、楽天先発・岸の前に3回までヒット1本に抑えられます。迎えた4回、先頭の松田がヒットで出塁すると、柳田もヒットでつないで無死1,3塁。さらに、柳田が2塁への盗塁を決め、1死2,3塁で中村が岸の初球を叩き、センター前へのタイムリーヒット!ランナー2人が生還し、ホークスが2点を先制します。
2点の援護を貰った東浜が5回まで無失点の好投を続ける中で迎えた6回、ホークスは1死から柳田が四球で出塁すると、デスパイネが3球目のストレートを捉え、右中間を破るタイムリー2塁打。1塁から柳田がホームインし、ホークスに3点目が入ります。
東浜は6回裏に四球と内野安打で1死1,2塁とされ、一発が怖いアマダーを打席に迎えたが、ここは遊撃ゴロ併殺打に仕留め、この回も無失点。しかし7回、ウィーラーに2塁打を打たれると、1死3塁でクルーズの内野ゴロの間に1点を失った。さらにこの後、松井稼にヒットを許したが、途中出場・三好匠を空振り三振に退け、相手の反撃を1点に留めました。
2点リードのホークスは、8回に2死2塁でデスパイネがフルカウントからの7球目を打ち返し、レフト前へのタイムリーヒットを放ち4点目。さらに9回、1死1,3塁から今宮がライト前タイムリーを打ちもう1点追加。試合はホークスが5-1で楽天に勝利しました。
パリーグ 2017年7月27日(木)
楽天VSソフトバンク 15回戦 Koboパーク
<ソフトバンク6勝9敗、観衆:25,913人>
ソ|000 201 011|5
楽|000 000 100|1
[勝] 東浜(10勝3敗)
[負] 岸(8勝4敗)
パリーグ首位攻防戦の第2ラウンドは、ホークスが楽天先発・岸投手から4点を奪い、東浜投手が7回まで1失点の好投。投打で相手を上回ったホークスが、楽天に前夜の雪辱を果たしました。ホークスは前日まで楽天に3連敗中でしたが、連敗を止めることができました。この直接対決は1勝1敗の五分、両チームのゲーム差は「1.5」です。
先発の東浜投手は、7回まで98球を投げ、被安打5・2奪三振・1四球・1失点の内容で今季10勝目。前日の試合で10勝一番乗りを果たした則本投手と並び、リーグトップタイの数字です。初回にいきなり2塁打を浴びながらも0点に抑え、3回から5回までは3イニング連続で3者凡退。打たせて取る形で6回まで楽天打線を相手に無失点でした。「次期エース候補」と言われながらも期待を裏切り続けてきたけど、昨年は9勝を挙げると、今年はプロ入り初めての2ケタ勝利。5年目で「遂に」というか、「ようやく」といった方が良いのかな…。東浜投手も立派な先発の大黒柱になったなぁ。今月は3試合登板して3勝負けなし。7月度月間MVPを獲得できるでしょうか?
打線の方は全体で10安打。デスパイネ選手が岸投手から2打席連続タイムリーを放つと、4回に先制の2点タイムリーを打った中村選手も2安打のマルチヒット。中村選手は前の日に則本投手からタイムリーを打っており、2試合で3打点を挙げております。
仙台での首位攻防戦を終えたホークスは、29日から9連戦が始まります。29~31日は北海道日本ハムファイターズとの3連戦。31日は東京ドームで「鷹の祭典 in TOKYO」が開催されます。8月1~3日は京セラドーム大阪でオリックスバファローズと3連戦、さらに4~6日はメットライフドームで埼玉西武ライオンズ戦が控えています。過酷な9連戦を勝ち越しで乗り切ってほしい!