日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2017夏競馬最終日!小倉2歳ステークス&新潟記念

2017年09月03日 | 競馬

北朝鮮の水爆実験成功に、秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約発表と話題尽くしだった9月3日は、夏競馬の最終日。小倉競馬場では「小倉2歳ステークス」、新潟競馬場ではサマー2000シリーズ最終戦「新潟記念」が行われました。



小倉メイン・第37回小倉2歳ステークス(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、外国産馬⑪モズスーパーフレア、阪神1400mの新馬戦を勝利した⑨ヴァイザー、フェニックス賞3着⑭アイアンクロー、藤田菜七子騎手鞍上の④フローラルシトラス、⑰アサクサゲンキ、⑦ペイシャルアス、⑯スーサンドンなど2歳馬18頭が参戦しました。
スタートは18頭綺麗に揃い、先行争いでアサクサゲンキ、モズスーパーフレア、⑤オーロスターキス、フローラルシトラスの4頭が前を行くが、シトラスとモズスパの2頭が先行する。オーロスターキスとアサクサゲンキが3,4番手で並び、5,6番手の位置に⑬ルリハリと⑯ジュンドリーム。7番手アイアンクロー、中団グループは⑮ナムラバンザイ・③テイエムスグレモン・ヴァイザー・⑥ニシノダンテ・⑫ナムラアッパレ・⑩バーニングペスカと固まっている。14,15番手に②イイコトズクシと⑧タイセイソニック、16番手から①シトリカ、17番手ペイシャルアス、最後方に⑯スーサンドン。
3,4コーナー中間を過ぎ、シトラスとスパフレの2頭が競り合い、外からゲンキとジュンドリが迫りかける。好位にはアイアンクローとルリハリ、最内にオロスタ。ヴァイザー中団馬群、ルアスは中団より後ろ。
18頭がほとんど一団の状態で4コーナーを回って最後の直線へ。モズスーパーフレアが先頭だが、外からアサクサゲンキがかわして先頭。内からはイイコトズクシ、大外からアイアンクローが脚を伸ばすが、ゲンキがゴール前抜け出して1着ゴールイン!2番手にアイアンクロー、バーニングぺスカが3番手で入線しました。


夏の小倉のフィナーレを飾る一戦は、3番人気のアサクサゲンキが勝利し、今年の小倉2歳チャンピオンに輝きました。2着には5番人気のアイアンクロー、3着のバーニングぺスカは7番人気。2番人気だったヴァイザーは4着、1番人気のバーニングぺスカはゴール前で次々とかわされて7着。菜七子騎手のフローラルシトラスは最下位の18着。好スタートを決めた後、4コーナー辺りまでは先頭をキープしていましたが、直線で沈んじゃいました。最近の好調ぶりから、女性騎手で初めての平場重賞制覇の期待もあったけど…。
優勝したアサクサゲンキは、4戦目で重賞初制覇。新馬戦は4着に敗れ、3戦目の未勝利戦で初勝利を挙げ、今回で2連勝となりました。鞍上の武豊騎手は同レース2勝目。ユタカさんはこの夏の小倉重賞で2勝をマークしております。この日はスタートから3番手を追走し、直線でモズスーパーフレアに並ぶと、ゴール残り200mで先頭に立ち、最後は快勝でした。ここ数年の小倉2歳ステークスの勝ち馬は、その後も活躍しており、シュウジは2016年の阪神カップを勝ち、レーヌミノルは桜花賞馬になりました。アサクサゲンキもGⅠ戦線で活躍できることを期待したいです。



新潟メイン・第53回農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ・芝2000m 17頭立て)は、サマー2000シリーズで逆転優勝の可能性を残している①タツゴウゲキ、②ルミナスウォリアー、⑩ソールインパクト、⑫マイネルフロストの4頭が参戦。エプソムカップ2着⑪アストラエンブレム、3歳馬⑰ウインガナドル&⑮マイネルスフェーン、阪神大賞典3着⑬トーセンバジル、④ロッカフラベイビーと⑤ロイカバードの「佐渡ステークス組」、⑧フルーキー、⑦カフジプリンス、⑥ハッピーモーメントなどが出走しました。
2コーナー奥からのスタートで、タツゴウゲキとウインガナドルが好スタートを見せ、ウインガナドルが先頭に立ち、タツゴウゲキは2番手。3番手にカフジプリンス、4番手ソールインパクト、5番手アストラエンブレム。内側6番手にロイカバード、外側7番手マイネルフロスト、8,9番手のところに⑨スピリッツミノルとハッピーモーメント、10番手ルミナスウォリアー。11番手集団には③シャドウウィザード・ロッカフラベイビー・フルーキー・マイネルスフェーンの4頭が並走。後方集団はラストインパクト・⑯トルークマクト・トーセンバジル。
外回り3コーナーを回り、先頭のガナドルは前半1000mを59.0秒で通過。タツゴウがピッタリと2番手、カフプリも3番手追走。4番手集団にはアストラとソール、ハピモー、外からフロスト。ロイカとルミナスは中団馬群、後方待機のバジルは外に持ち出した。
勝負は659mの長い直線コース。直線に入ってもウインガナドルが先頭だが、残り500mあたりでタツゴウゲキが先頭に躍り出る。外からアストラエンブレムとマイネルフロスト、内側からラストインパクト・ルミナスウォリアー・フルーキー・ロイカバード、一番外からトーセンバジルが追い込んでくる。しかし、タツゴウがゴール残り200~100mを切っても粘り続ける、ゴール前でアストラエンブレムとカフジプリンスが襲い掛かるも、タツゴウゲキがそのまま1着ゴールイン!後続の追撃を抑えきったタツゴウゲキ、小倉記念に続き重賞2連勝!

サマー2000シリーズ最終戦は、6番人気のタツゴウゲキがラストの直線で早めに先頭に立つと、そのまま押し切り優勝。2着には1番人気のアストラエンブレム、カフジプリンスがハナ差の3着。アストラは前走のエプソムカップに続いての2着、カフプリは最終オッズで12番人気でした。2番人気のトーセンバジルは大外強襲も届かず7着。シリーズ王者の可能性があったマイネルフロストは6着、ソールインパクト11着、ルミナスウォリアー14着でした。
この結果、タツゴウゲキが10点を獲得し、5着以下のルミナス、ソルパク、フロストは1点止まり。3戦合計で21点を獲得したタツゴウゲキが、今年のサマー2000シリーズチャンピオンになりました。札幌記念を勝ったサクラアンプルールは13点で2位、ルミナスウォリアーは11点で3位でした。
タツゴウゲキは前走の小倉記念では内側から差し切り勝ちを見せましたが、今回は道中2番手で追走し、直線残り500mあたりでウインガナドルをかわします。後続から各馬がドッと襲い掛かってきて、絶対差されるかと思いましたが、最後まで粘りました。斤量が3キロも増えながらも(52→55Kg)勝ちきり、何よりも勝負根性がすごい。この調子で秋競馬も頑張ってほしいです。



夏競馬も閉幕し、来週からは秋の中山&阪神開催が開幕。10日は中山で京成杯オータムハンデキャップ、阪神はスプリンターズステークスの前哨戦・セントウルステークスが行われます。
京成杯AHには、関屋記念で快勝したマルターズアポジー、昨年の優勝馬・ロードクエスト、安田記念最下位からの巻き返しを図るブラックスピネル、中京記念2着のグランシルク、ダノンリバティ、ダノンプラチナ、ストーミーシーなどが登録。
セントウルステークスには、メラグラーナ、ダンスディレクター、アイビスサマーダッシュを勝ったラインミーティア、フィドゥーシア、ミッキーラブソング、スノードラゴンなどが登録。

10日は日本馬が海外の重賞に挑戦します。凱旋門賞のステップレース・フォワ賞(@シャンティ競馬場)にサトノダイヤモンド&サトノノブレスの2頭が出走。サトダイは春の天皇賞以来の実戦となりますが、しっかりと勝ちきって弾みをつけたいところです。
韓国・ソウル競馬場では、クリソライトとロンドンタウンが「コリアカップ」、グレイスフルリープが「コリアスプリント」に参戦します。クリソライトはコリアカップの連覇がかかっていますが、結果はいかに。




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