日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

桜の切符は合計5枚!フィリーズレビュー&アネモネステークス!

2018年03月12日 | 競馬

11日は中山競馬場と阪神競馬場で桜花賞のトライアルレースが同日開催。阪神は報知杯フィリーズレビュー、中山はオープン特別のアネモネステークスでした。フィリーズレビューは3着まで、アネモネは2着まで桜花賞の優先出走権が与えられます。果たして、桜花賞の切符を手にしたのはどの馬か?



第52回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m 18頭立て)は、紅梅ステークスを勝った外国産馬⑦モルトアレグロ、2戦2勝⑨アンコールプリュ、3連勝と勢いに乗る①アンヴァル、ファンタジーステークス3着⑥アマルフィコースト、オルフェーヴルの妹②デルニエオール、重賞2着2回⑮コーディエライト、春菜賞を勝った⑭アルモニカ、連対率100%⑰ラブカンプー、地方馬⑫スウォナーレなどが出走しました。

スタートでアルモニカとラブカンプーが好ダッシュを決め、アンコールプリュとスウォナーレが後方から。スタート数秒後にアマルフィコーストが落馬してしまう。
前の争いでは、ラブカンプーがハナを奪い、モルトアレグロが2番手、3番手③マドモアゼル、4番手にアルモニカ。5番手⑯ギンコイエレジー、内側6番手デルニエオール、7番手⑩リバティハイツ。中団の8,9番手に⑬メイショウコゴミと⑱アリア、⑧ビリーバーが10番手、アンヴァル11番手。12番手④レッドシャーロット、外側13番手からコーディエライト、14番手⑪ナディア、アンコールプリュが⑤イサチルルンルンを抜いて15番手、スウォナーレがポツンと最後方。
3,4コーナー中間を過ぎたところで、カンプーが先頭、モルアレがピタリと2番手。アルモニカが3番手に上がり、デルニエは6,7番手。アンヴァルは中団馬群、プリュは中団より後ろのポジション。
4コーナーから最後の直線に入り、逃げるラブカンプーに外からモルトアレグロとアルモニカが迫り、後続からはデルニエオール,アンヴァル,ギンコイエレジーも上がってきた。ラスト100mを切り、アルモニカが先頭に出るが、大外からリバティハイツとアンコールプリュが強襲。ゴール前でアルモニカ・デルニエ・アンヴァル・ギンコイ・プリュ・ハイツの6頭が競り合い、リバティハイツが先頭でゴールイン!リバティハイツが最後に抜け出し、フィリーズレビュー制覇!

西の桜花賞トライアル・フィリーズレビューは、ゴール前大混戦となりましたが、8番人気の伏兵・リバティハイツが差し切り勝ちで1着となりました。2番人気のアンコールプリュが2着。この2頭は外側からの追い込んできました。3着にはデルニエオールが入り、この3頭が桜花賞の優先出走権を獲得。3番人気のアンヴァルはハナ差及ばず4着。1番人気のモルトアレグロは序盤から2番手を追走しながらも、直線で脚が止まって10着。
なお、4番人気のアマルフィコーストは、スタート直後に落馬競走中止。浜中俊騎手と馬は共に無事。浜中騎手は先週、降着で1日の騎乗停止処分を受け、今週は重賞で落馬…。浜中騎手はどうも落馬と騎乗停止が多いような気がする。
勝ったリバティハイツは、重賞初挑戦で初制覇。今年1月の未勝利戦に次ぐ通算2勝目で、2勝は共に北村友一騎手とのコンビで挙げております。ハイツの父・キングカメハメハ産駒は、この勝利でJRA重賞通算100勝&11年連続重賞勝利を達成しています。この馬は賞金的に出走できるか微妙でしたが、抽選を突破し、レースでは追い込みを鮮やかに決めて勝利。序に前走敗れたデルニエオール(2月17日@京都 3歳500万下)にリベンジもできたし。本当に運も実力も持ってるなあ。桜花賞でも人気薄で波乱を演出できるか…。





中山メイン・アネモネステークス(3歳オープン 芝1600m・13頭立て)は、2連勝中の⑤ハーレムライン、昨年10月のサフラン賞を勝った①レッドレグナント、春菜賞3着⑬レッドイリーゼ、⑫プリンセスノンコ、阪神JFに出走した②ノーブルアースと⑪ラテュロス、⑨ダノングレースなどが参戦。

スタートでレッドレグナントとラテュロスの2頭がポンと飛び出したが、レッドレグナントが先手を取る。2番手にハーレムライン、3番手に④ムーランナヴァン、4番手に⑧テンワールドレイナ、5番手にラテュロス。6番手グループは、⑦アングレーム,②ノーブルアース,⑩イルーシヴグレイスの3頭が固まり、③クリノフラッシュが9番手。10番手ダノングレース、11番手レッドイリーゼ、12番手⑥ダンシングチコ、プリンセスノンコが最後方から押し上げにかかる。
13頭が一団の状態で3コーナーを回り、レグナント先頭、ハーレム2番手は変わらず。その外からテンワールドが3番手、ラテュロス外側4番手、さらにはアングレも好位追走。プリノンは中団の外、イリーゼは後方待機。
4コーナーのところで、今度はハーレムラインが先頭に立ち、レッドレグナントが内で必死に食い下がる。この2頭が後続を引き離す。3番手争いではノーブルアースが前を追い、ダンシングチコが最内を突くが、前との差は開くばかり。ゴール残り100mでハーレムが抜け出し、悠々と先頭ゴール。レグナントが2着に入り、ノーブルが3着入線。

桜花賞の最終トライアルは、ハーレムラインとレッドレグナントの人気上位2頭による直線叩き合いの末、ハーレムラインが制しました。レッドレグナントは2着に入り、桜花賞の出走権を獲得。2頭とも先行策を取り、そのまま残りましたね。3着のノーブルアースは5番人気。4着にはダンシングチコ、4番人気のプリンセスノンコは5着、3番人気のレッドイリーゼは6着。
勝ったハーレムラインは、美浦・田中清隆厩舎に所属。父・マンハッタンカフェ、母・マクリス。昨年8月にデビューし、新馬戦では4着。その時の勝ち馬が、後の2歳女王・ラッキーライラックでした。その後、未勝利戦で惜しいレースが続き、キャリア5戦目となった今年1月の未勝利戦で初勝利を挙げ、今年2月の500万下のレースで2連勝。そして今回のアネモネステークスで3連勝を達成し、桜の切符を手にしました。桜花賞でライラックと再び顔を合わせることになるけど、どこまで迫れるかな。



これで桜花賞のトライアルレースがすべて終わりました。チューリップ賞からはラッキーライラック,マウレア,リリーノーブルの3頭、フィリーズレビューからはリバティハイツ,アンコールプリュ,デルニエオールの3頭、アネモネSからはハーレムラインとレットレグナントが優先出走権を得ました。
今のところはラッキーライラックの1強ムードですが、リリーノーブルとマウレアも逆転可能だし、トライアル未出走のアーモンドアイにはルメール騎手が乗るし、フェアリーステークスを勝ったプリモシーンもワンチャンあるかもしれない。ロックディスタウンも来れば面白いんだけど…。







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