日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

毎日杯はブラストワンピースが快勝!日経賞はガンコが重賞初V!

2018年03月24日 | 競馬

高松宮記念を前日に控えた24日は、中山競馬場で春の天皇賞に繋がる古馬重賞・日経賞、阪神競馬場では3歳クラシックを占う一戦・毎日杯が行われました。


阪神メイン・第65回毎日杯(GⅢ・芝1800m)は、クラシックを目指す3歳馬10頭が集結。昨年は勝ったアルアインが皐月賞馬となり、3着だったキセキも後に菊花賞を制覇。今年も好メンバーが揃い、①ブラストワンピース、⑤ギベオン、③インディチャンプの「デビュー2戦2勝組」、現在2連勝中の⑦ユーキャンスマイル、2000mで2勝の④シャルドネゴールド、⑨マイハートビート&⑧テイエムギベオンの「若駒ステークス組」などが参戦しました。

スタートでユーキャンスマイルとテイエムギベオンの7枠2頭が好ダッシュを見せたが、⑥ウォーターパルフェが先手を取る。ブラストワンピースが2番手につけ、3番手シャルドネゴールド、外側4番手にマイハートビート。5番手グループはギベオン・②ノストラダムス・ユーキャンスマイル。その後ろはテイエムギベオン8番手、9番手インディチャンプ、10番手⑩アルムフォルツァ。
10頭一団の状態で外回り3コーナーに差し掛かり、レースを引っ張るパルフェは前半1000mを60秒2で通過。シャルドネが単独2番手に上がり、ワンピースは内側3番手。その後ろにギベオンが4番手を追走し、ワンピースをマークしている。ユーキャンは外側5番手、インチャンはしんがりに下げた。
まだ10頭が一塊のまま4コーナーを回って最後の直線コースへ。ウォーターパルフェがまだ先頭だが、最内からブラストワンピースがかわしにかかる。馬場の真ん中からはシャルドネゴールドとギベオン、外からユーキャンスマイルも上がってきた。ゴール残り200mを切り、ワンピースが抜け出して先頭。ギベオンが2番手に上がり、ノストラダムスが最内から追い上げ、インディチャンプも追い込んで来たが、ブラストワンピースが押し切ってゴールイン!ブラストワンピースが3連勝で重賞制覇!

2018年の3歳戦線にまた楽しみな1頭が現れました!関東馬のブラストワンピースが、1番人気の期待に応えて快勝!スタートから2,3番手を追走すると、ラストの直線コースで最内から抜け出してから突き放し、最後は2着に2馬身差をつけてのフィニッシュでした。同じく無敗だったギベオンが2着、3着には外から追い込んだインディチャンプが入りました。5番人気のユーキャンスマイルは6着、4番人気のシャルドネゴールドは7着に終わっています。
デビューから無傷の3連勝を飾ったブラストワンピースは、美浦・大竹正博厩舎に所属し、父・ハービンジャー、母・ツルマルワンピースという血統。母の父であるキングカメハメハは、2004年の毎日杯に勝っております。この馬は昨年11月の新馬戦で勝利を飾ると、2戦目のゆりかもめ賞は、ダービーと同じ舞台の府中2400mでしたが、2着に4馬身差の圧勝。今回は初めての右回り&関西遠征でしたが、右回りでも強い競馬でしたなあ。直線で内ラチに接触するところがあったけど全く問題なかったと思います。陣営の話によると、この後は皐月賞に向かわず、ダービーに直行するとのこと。毎日杯からダービーまで間があるけど、府中コースの相性の良さ&2400mの経験が活きて、上位に割って入る可能性もありそうですね…。





中山メイン・第66回日経賞(GⅡ・芝2500m 15頭立て)は、昨年の菊花賞馬⑭キセキ、香港ヴァーズ3着⑦トーセンバジル、日経新春杯2着④ロードヴァンドール、同レース3着⑫ガンコ、骨折から休養明けの⑨ゼーヴィント、ダイヤモンドステークス3着⑮ソールインパクト、⑪サクラアンプルール、③チェスナットコートなどが参戦。
スタート直後の先行争いで、ロードヴァンドールが前に出て、ガンコとゼーヴィントが2番手を争い、⑥ノーブルマーズ・トーセンバジル・ソールインパクトは4番手を争う。チェスナットコートとサクラアンプルールは中団につけ、キセキは10番手追走。1周目の正面スタンド前に差し掛かり、今度はガンコが先頭、2番手にロードヴァンドール、3,4番手に①アルターとゼーヴィントが並び、5番手ソールインパクト、6番手ノーブルマーズ、7番手トーセンバジル。8番手チェスナットコート、9番手サクラアンプルール、10番手キセキ、11番手に⑤ナスノセイカン。12番手②ショウナンバッハ、13番手⑩ピンポン、14番手⑧サイモントルナーレ、⑬アクションスターが最後方でスタンド前を通過した。
1コーナーを回って2コーナーに向かうところで、中団に控えていたキセキが早くも仕掛け、前を行くガンコを抜いて先頭に立った。スローペースからハイペースに持ち込もうという作戦か?ガンコは2番手に下げ、ヴァンドール3番手、内側4番手アルター、5番手ゼーヴィント、ソルインとマーズは6,7番手並走、バジルは単独8番手。9番手チェスナットの直後の10,11番手にアンプルールとセイカンがいて、バッハ12番手、13番手ピンポン。後方は大きく置かれてトルナーレとアクションという展開。
3コーナーを過ぎ、向正面で大逃げに出たキセキが、ガンコとヴァンドールに追いつかれる。ソルインが外から追い上げ、ゼーヴィントとバジルも追い出しを開始。中団ではチェスナットとアンプルールが外に持ち出した。
ラストの直線に向いたところで、ガンコがキセキを抜いて再び先頭に浮上。内からはアルター、ゼーヴィント、ノーブルマーズが迫る。さらに真ん中からロードヴァンドール、外からサクラアンプルールとチェスナットコートも追い込んできている。ゴール残り100mで、ガンコが完全に抜け出し、チェスナットが2番手に上がったが、ガンコ1着でゴールイン!ガンコが日経賞で重賞初勝利!春の天皇賞へ弾みをつけました。

春天の重要レースの一つである日経賞は、3番人気のガンコが直線抜け出して優勝。2着にはチェスナットコート、3着にサクラアンプルールが入りました。4番人気のロードヴァンドールは4着、3番人気のトーセンバジルは5着。1番人気だったキセキは、1周目のスタンド前のところでは中団の位置に控えていましたが、1コーナーで中団から先頭まで押し上げ、向正面で後続を引き離しましたが、3コーナーで追いつかれて直線で失速して9着に沈みました。ルメール騎手もレース後のコメントで「直線で疲れてしまった」とコメント。ルメールさんの騎乗もアカンと思うが。
ガンコは2度目の重賞挑戦で初制覇。日経新春杯3着の後、前走の松籟ステークスで完勝。この日は序盤はスローペースでレースを引っ張り、キセキに抜かれても坦々と自分のペースを守り続け、4コーナーで内側からキセキを抜き返し、後続の追い上げを振り切りました。藤岡佑介騎手もジッと我慢できたよなって思います。ガンコは芝長距離路線に転向してからは4戦3勝。そして、ガンコの父であるナカヤマフェスタ産駒はこれが重賞初勝利です。重賞初勝利の勢いそのままに、春天制覇となるか期待したいですね。


















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