現在4連勝中の福岡ソフトバンクホークス。18日は試合前からニュースが相次ぎ、北海道日本ハムファイターズから市川勝也捕手を金銭トレードで獲得。その一方で、中村晃選手が右太ももの筋挫傷、デニス・サファテ投手が下半身の張りを訴えて選手登録を抹消されました。中村選手は17日の楽天戦の試合中に太ももの違和感を訴えて途中交代、サファテ投手はセーブのつく場面だったのにもかかわらず登板回避していました。連勝でチームも上向きになってるけど、故障者続出だから正直心配でしかないです。この危機的状況を全員野球で乗り越えてほしいところですけど…、どうなんかなあ。
両チームのスタメン
ソフトバンク 東北楽天
1(二)川島慶三 (遊)茂木栄五郎
2(右)上林誠知 (二)藤田一也
3(中)柳田悠岐 (中)島内宏明
4(一)内川聖一 (三)ウィーラー
5(指)デスパイネ (右)岡島豪郎
6(三)松田宣浩 (指)アマダー
7(遊)今宮健太 (一)今江年晶
8(左)明石健志 (捕)山下斐紹
9(捕)甲斐拓也 (左)八百板卓丸
(投)バンデンハーク (投)辛島航
この日の先発ピッチャーは、ソフトバンク・バンデンハークVS楽天・辛島。ホークスはVS左対策として、川島が1番でスタメン入り。中村に代わって1軍に昇格した明石が、8番レフトで先発出場しました。
1回、ホークス先発・バンデンハークが、楽天先頭の茂木にセンター前ヒットを許すと、1死2塁で島内にもヒットを浴びて1死1,3塁のピンチ。4番・ウィーラーを空振り三振に仕留めた後、岡島に四球を与えて満塁のランナーを背負ったが、アマダーをセンターフライに打ち取ってピンチ脱出。
2回、ホークスは先頭のデスパイネが四球で出塁すると、松田がレフト前ヒットを放って無死1,2塁。今宮の犠打でチャンスを拡げ、2死2,3塁で甲斐が楽天先発・辛島からセンター前へのタイムリーヒット。2人の走者が生還し、ホークスが2点を先取。なおも2死1塁でバッター川島の場面で、1塁走者・甲斐が飛び出し、楽天1塁手・今江が2塁に投げるが、悪送球で甲斐は2塁セーフ。甲斐の好走塁で2死2塁となり、川島が辛島の5球目のチェンジアップを捉え、レフト前タイムリーヒットで1点追加。ホークスはこの回、甲斐&川島の連続タイムリーで3点を奪いました。
バンデンハークは3回まで楽天打線を0点に抑えていましたが、4回に先頭打者にヒットを許すと、2死1塁で8番・山下に2球目のストレートをレフト線に弾き返され、タイムリー2塁打で1点を失います。
追加点が欲しいホークスは、4回裏に2死から明石と甲斐がヒットでつなぎ、2死1,2塁のチャンスを作るも、川島が倒れて2者残塁。5回には柳田がライトフェンス直撃の2塁打、内川と松田が四球を選んで2死満塁と再びチャンスを迎えたが、今宮が見逃し三振に倒れて3者残塁。2イニング続けて得点圏に走者を置きながらも、追加点を奪うことができません。
6回、バンデンハークがウィーラーと岡島を内野ゴロで簡単に2死を取った後、アマダーに初球を痛打され、左中間スタンドへのソロ本塁打を打たれる。これで3-2となり、ホークスのリードは1点に縮まった。
7回、バンデンハークが先頭の山下にヒットを許すが、続く八百板が送りバント→キャッチャー・甲斐が2塁に送球してアウト→1塁もアウトとなりダブルプレー。さらに茂木を変化球で空振り三振を奪い、0点に抑えてマウンドを降りました。
その裏、上林が四球、柳田が相手のエラーで出塁した後、内川が右ひざに死球を受けて途中退場。代走には城所龍磨が入る。無死満塁となり、デスパイネの2塁ゴロの間に上林が生還して4点目。なおも1死2,3塁で松田のライト犠牲フライでもう1点追加。ホークスはノーヒットで2点を加え、5-2と点差を拡げた。
この後、8回に2番手・モイネロ、9回は3番手・森唯斗が楽天の反撃を抑えて試合終了。ホークスが5-3で楽天に連勝しました。
パリーグ 2018年4月18日(水)
ソフトバンクVS楽天 5回戦 ヤフオク
(ソフトバンク4勝1敗、観衆32,491人)
楽|000 101 000|2
ソ|030 000 20X|5
[勝] バンデンハーク 3試合 2勝 1敗
[S] 森 7試合 2S
[敗] 辛島 3試合 1敗
[本] アマダー 2号
サファテ&中村晃のダブル抹消となった18日の楽天戦は、甲斐選手が走・攻・守と存在感を示し、バンデンハーク投手も7回まで2失点に抑え、9回に登板した「守護神代役」森投手が2日連続でセーブを挙げました。しかーし、4番の内川選手が死球で右ひざを痛めて途中交代。チームは5連勝、3連戦勝ち越しを決めたのはよかったけど、また負傷者が出てしまったのはショックです。もし内川選手まで離脱したら、本当に苦しくなるかもなー。
先発のバンデンハーク投手は、7回まで108球を投げ、被安打7・8奪三振・1四球・2失点の内容。先週の日本ハム戦に続いての連勝で、2勝目を飾りました。初回に2死満塁のピンチを作りながらも0点に抑え、4回にはかつてのチームメイト山下選手にタイムリーを打たれながらも、3つのアウトを全て三振で取りました。ここ2試合は6回で降板しましたが、この日は7イニングを投げ切りました。
打線の方は全体で8安打。この日の打のヒーロー・甲斐選手は、3打数2安打2打点。2回に先制の2点タイムリーヒットを放つと、その後に2塁への盗塁を成功。タイミングはアウトでしたが、相手のミスでセーフとなり、川島選手のタイムリーで生還しました。守備でも7回に送りバントを上手く処理して併殺打に。楽天の反撃の目を摘み取る好プレーでした。柳田選手は4試合連発とはなりませんでしたが、5回にライトへの2塁打。その前に自打球を当て、一旦ベンチに戻りましたが、最後までプレーを続けました。
19日の試合は、ソフトバンク・石川柊太VS楽天・藤平尚真の予告先発で行われます。石川投手は先週の日ハム戦で7回無失点の好投を披露。安定感の高い投球で、先発ローテーション定着となるか。右ひざを痛めた内川選手が出場できるかどうか心配ですが、今季初の同一カード3連勝目指して頑張ってください。