日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

砂の新エースだ!ルヴァンスレーヴがチャンピオンズカップでGⅠ4勝目!

2018年12月02日 | 競馬

先週のジャパンカップで、3歳牝馬のアーモンドアイが2分20秒6のJRAレコードで優勝。アーモンドの強い競馬と驚異的なタイムに競馬ファンは度肝を抜かれました。
あの衝撃のJCから1週間が経った12月2日は、中京競馬場で秋のダート王決定戦・第18回チャンピオンズカップ(GⅠ・ダート1800m 15頭立て)が行われました。昨年覇者・ゴールドドリームが出走を回避した今年は、ここまでダートGⅠ3勝の3歳馬②ルヴァンスレーヴが登場。ルヴァンスの他にも、JBCクラシックを勝った⑧ケイティブレイブ、JBCレディスクラシック覇者①アンジュデジール、⑤ノンコノユメ、④アポロケンタッキーといったダートGⅠ馬の他に、武蔵野ステークスを勝った⑦サンライズノヴァ、JBCクラシック3着⑨サンライズソア、⑪オメガパフューム&⑭ヒラボクラターシュの3歳世代、ドバイWC4着③パヴェル(米国)などが参戦しました。



単勝の人気は、ルヴァンスレーヴが1.9倍で1番人気。2番人気ケイティブレイブ(5.0倍)、3番人気サンライズソア(8.2倍)、4番人気のオメガパフューム(9.2倍)までが10倍以下。その後はサンライズノヴァ、ノンコノユメ、パヴェル、⑫ウェスタールンド、アンジュデジールと続きました。

スタート前にノンコノユメがゲート内で立ち上がる場面があったが、スタートは15頭ほぼ揃って飛び出した。先行争いでアンジュデジールがスッと前に出て、ヒラボクラターシュが2番手。ルヴァンスレーヴは3,4番手につけ、サンライズソアは5番手、パヴェル6番手、ケイティブレイブとオメガパフュームは中団に控え、サンライズノヴァとノンコノユメは後方でスタンド前を通過していった。
1,2コーナーの中間を過ぎて、向正面に入るところで、アンジュデジールが単独先頭、ルヴァンスレーヴが2番手に上がり、ヒラボクラターシュと⑮インカンテーションが3,4番手で並ぶ。内側5番手にパヴェル、外側6番手サンライズソア、7番手集団には⑬ミツバ・⑥アスカノロマン・ケイティブレイブの3頭が固まっている。オメガパフュームは10番手を追走し、11番手に⑩センチュリオン、12番手アポロケンタッキー、13番手サンライズノヴァ、14番手ノンコノユメ、ウェスタールンドがポツンと最後方。
3,4コーナーの中間時点で、先頭のデジールにラターシュが接近。インカン3番手、ルヴァンスは内側4番手、サンソアは5番手。ケイブレとオメパフュは中団馬群。ミツバ、後方待機のノンコとアポケンは外側に持ち出した。
最後の直線コースに入り、アンジュデジールがまだまだ先頭だが、2番手からルヴァンスレーヴ、ヒラボクラターシュ、外からサンライズソアが迫って来る。さらに後続からウェスタールンドが追い上げてきている。ゴール残り200mを切ったところで、ルヴァンスがデジールとサンソアをかわして先頭に躍り出て、ラスト100mで完全に抜け出した!その後ろではウェスターとサンソアが2番手を争うが、ルヴァンスレーヴが先頭でゴールイン!ダート界も世代交代だ!ルヴァンスレーヴがチャンピオンズカップで快勝しました!



【チャンピオンズカップ全着順】
1着②ルヴァンスレーヴ  1分50秒1
2着⑫ウェスタールンド   2馬身1/2
3着⑨サンライズソア    クビ差
4着①アンジュデジール   1馬身1/4
5着⑪オメガパフューム   2馬身1/2
6着⑦サンライズノヴァ
7着⑤ノンコノユメ
8着⑬ミツバ
9着⑭ヒラボクラターシュ
10着⑥アスカノロマン
11着⑧ケイティブレイブ
12着⑩センチュリオン
13着⑮インカンテーション
14着④アポロケンタッキー
15着③パヴェル

 払戻金
単勝 ② 190円
複勝 ② 110円  ⑫ 440円  ⑨ 200円
枠連 2⃣-7⃣ 2,250円
馬連 ②-⑫ 3,000円
馬単 ②-⑫ 3,890円
3連複 ②-⑨-⑫ 6,090円
3連単 ②-⑫-⑨ 27,310円
ワイド ②-⑫  930円
    ②-⑨  320円
    ⑨-⑫ 2,140円


この秋のダート現役最強馬を決める一戦は、断然の1番人気を集めた3歳馬のルヴァンスレーヴが完勝しました。2着には8番人気のウェスタールンド、3着に3番人気のサンライズソアが入りました。ウェスターは向正面では最後方にいたんですが、4コーナーから直線にかけて、最内からグイッと急浮上。ゴール前でサンライズソアを捕らえました。サンソアは武蔵野ステークス、JBCクラシックに続き、またしても3着ですか…。
スタートから先行し続けたアンジュデジールは4着、ルヴァンスと同じ3歳世代のオメガパフュームは5着、ヒラボクラターシュは9着。2番人気のケイティブレイブは、見せ場なく11着と惨敗。海外から唯一参戦してきたパヴェルは最下位の15着。日本のダートは砂なので…。
ルヴァンスレーヴはダートGⅠで4勝目ですが、中央のGⅠは初勝利。自身もこれで4連勝で、通算成績も8戦7勝。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、このレース2勝目で、今年の大阪杯以来となる中央GⅠ勝利。ミルコが大レースで勝つのって久しぶりですね~。ルヴァンスを管理する萩原清調教師と、馬主のG1レーシングはチャンピオンズカップ初勝利です。
マイルCSのステルヴィオ、ジャパンカップのアーモンドアイに続き、今週のチャンピオンズカップも3歳馬が優勝。今年の3歳世代は凄いですね。この日のルヴァンスレーヴは、スタートから先行策を取り、道中はアンジュデジールを見続けました。直線でアンジュデジールを捕らえ、先頭に立ってからは突き放すだけ。勝ちタイム1分50秒1は、一昨年の勝ち馬・サウンドトゥルーと同じタイムだそうです。南部杯でゴールドドリームを破り、今回も歴戦の古馬に完勝。3歳にしてダート界のトップに上り詰めました。年末の東京大賞典にも出てほしいけど、今年はこれで終わりという可能性もあります。来年の春は是非ともドバイにチャレンジを。









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする