日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

砂のダービーも武豊&ハーツクライ産駒!ノットゥルノが3歳ダート王に輝く!

2022年07月13日 | 競馬

3歳世代のダート王者決定戦・第24回ジャパンダートダービー(GⅠ・ダート2000m 14頭立て)が13日、東京・大井競馬場で行われました。JRAからはデビューから3戦負けなし③ハピ、兵庫チャンピオンシップで9馬身差の圧勝⑥ブリッツファング、ユニコーンステークスを制した⑦ペイシャエス、ダート初挑戦⑬コマンドライン、ダート転向後4戦2勝⑭ノットゥルノ、JBC2歳優駿を制した⑨アイスジャイアント、中東遠征も経験①セキフウの7頭が参戦。地方勢からは東京ダービー2着⑧クライオジェニック(大井)、同じく3着⑩リコーヴィクター(大井)、兵庫ダービー馬⑪バウチェイサー(兵庫)、高知優駿覇者⑫ガルボマンボ(高知)らが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ブリッツファング(3.0倍)、2番人気ハピ(4.1倍)、3番人気ペイシャエス(4.7倍)、4番人気ノットゥルノ(5.6倍)まで10倍以下。その後はコマンドライン、セキフウ、リコーヴィクター、アイスジャイアント、④トーセンエルドラドと続きました。

スタートでセキフウがダッシュつかず。スタンド前の先行争いでバウチェイサー、リコーヴィクター、ブリッツファング、ペイシャエスらが行く中、リコーヴィクターが先手を奪う。コマンドラインやノットゥルノも先団グループに加わる。セキフウとアイスジャイアントは中団より後ろ、ハピは最後方で1コーナーを回った。
2コーナーから向正面に入り、リコーヴィクターが先頭、2番手ブリッツファング、3番手コマンドライン。4番手グループにはペイシャエス,バウチェイサー,ノットゥルノの3頭が並走。内側7番手トーセンエルドラド(大井)、8番手クライオジェニック、9番手ガルボマンボ。10番手セキフウ、11番手⑤コスモファルネーゼ(大井)、12番手②キャッスルブレイヴ(船橋)、ハピは13番手、アイスジャイアントは大きく離されて最後方を走る。
外回り3コーナーを過ぎて、ファングがリコーをかわして先頭に浮上。ノットゥルノが3番手に上り、エス4番手、クラジェネ5番手。後方にいたハピも外から猛追。コマンドは後退。
4コーナーから直線コースのところで、ブリッツファングが先頭、ノットゥルノが2番手、ペイシャエス3番手、ハピ4番手。残り200mでノットゥルノが先頭に変わり、3番手からエス、外からハピが差を詰める。ゴール前でエスがファングをかわして2番手に上がったが、ノットゥルノが先頭ゴールイン!ペイシャエス2番手、ブリッツファング3番手、ハピは4番手でゴール。



【ジャパンダートダービー全着順】
1着⑭ノットゥルノ     2分04秒6
2着⑦ペイシャエス      3/4馬身
3着⑥ブリッツファング    1/2馬身
4着③ハピ          1/2馬身
5着⑧クライオジェニック    10馬身
6着④トーセンエルドラド
7着⑤コスモファルネーゼ
8着②キャッスルブレイヴ
9着⑫ガルボマンボ
10着①セキフウ
11着⑩リコーヴィクター
12着⑨アイスジャイアント
13着⑪バウチェイサー
14着⑬コマンドライン

【払戻金】
単勝 ⑭ 560円
複勝 ⑭ 160円  ⑦ 160円  ⑥ 140円
枠複 5⃣-8⃣ 1,070円
枠単 8⃣-5⃣ 2,050円
馬複 ⑦-⑭ 1,030円
馬単 ⑭-⑦ 2,310円
ワイド ⑦-⑭ 370円  ⑥-⑭ 310円  ⑥-⑦ 300円
三連複 ⑥-⑦-⑭ 1,170円
三連単 ⑭-⑦-⑥ 8,090円


不良馬場の中で行われたJDDは、単勝4番人気のノットゥルノが優勝。4コーナー手前で2番手に上がると、最後の直線で1番人気のブリッツファングと叩き合いに。残り200mで抜け出し、ペイシャエスとハピの追撃を抑えました。3番人気のペイシャエスは2着、ブリッツファングはゴール前かわされて3着。2番人気のハピは4着。後方追走から大外一気の追い込みを見せるも及ばず。それでも上がり3ハロン「37.8秒」はメンバー最速を記録しました。
その他、クライオジェニックが地方勢最高の5着、高知のガルボマンボがセキフウに先着すると、兵庫のバウチェイサーもコマンドラインより先にゴール。コマンドラインは序盤は前の位置にいたけど、最後ズルズル沈みました。芝マイル戦で連勝した後、2000mのホープフルステークスで惨敗してからおかしくなりましたなぁ。

重賞初勝利のノットゥルノは栗東・音無秀孝厩舎に所属し、父はハーツクライ、母はシェイクズセレナーデ。今年3月の3歳1勝クラスで勝った後、伏竜ステークスと兵庫CSで2戦連続2着。この日は兵庫CSで敗れたブリッツファングに雪辱を果たし、GⅠ初制覇を果たしました。ダート転向後は5戦3勝、連対率は10割キープと成績安定です。
鞍上の武豊騎手は、2005年のカネヒキリ以来となるJDD通算4勝目。今年5月の日本ダービーではドウデュースに乗って優勝しており、芝とダートのダービーW制覇を達成。しかも同じハーツクライ産駒です。過去には2005年にディープインパクト&カネヒキリという同じ「金子真人ホールディングス」の馬でダブル制覇を果たしました。ノットゥルノも金子馬なので、クロフネやカネヒキリみたいにダート界の横綱級になってもらいたいです。


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