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暑すぎてつらい。

【2015箱根駅伝】復路も青山学院大学!完全勝利で念願の総合優勝!

2015年01月04日 | Sports

「第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」は、2日の往路を終えて青山学院大学が初めての往路優勝。明治大学が4分59秒差の2位、連覇を狙う東洋大学は往路3位。優勝候補の本命とされていた駒澤大学は、4区まで首位だったものの、5区で大ブレーキを起こして4位。シード権争いは、8位の城西大学から11位の拓殖大学まで27秒差の大混戦。
母校のプライドをかけた3日の復路(5区間109.6キロ)、往路王者・青山学院の独走、駒澤の巻き返しがあり、混戦のシード権争いでは、10区でドラマが起こりました。



午前8時、復路スタート地点である箱根・芦ノ湖を、青学大6区・村井駿がトップでスタート。それから4分59秒後に明治が2番手、6分49秒遅れで東洋が3番手で出発。その後、駒澤、中央学院、早稲田、東海大(9分57秒)が出発し、青学がスタートして10分後に8位以降のチームが一斉スタート。
トップの青学大・村井は、小涌園前(9.1km地点)で2位に5分11秒の差を拡げ、10キロを29分55秒で通過。一方、4位スタートの駒大・西澤佳洋が、3位の東洋・高橋尚弥を猛追。大平台(13.7km)付近で29秒差、函嶺洞門(17.0km)で14秒差まで詰め、19.6キロ過ぎに高橋に追いつく。高橋は一旦
先頭をひた走る青学・村井は、後半以降も2位との差を拡げ、終盤ペースを落としながらも、小田原中継所を首位でタスキリレー。5分42秒後の2番手に明治が通過。東洋VS駒澤の3位争いは、駒澤・西澤が残り300mで東洋・高橋の前に出て、駒大が単独3位に浮上。東洋は4位で7区・服部弾馬がスタート。早稲田が5位で通過した後、日本体育大学が6番目、山梨学院が7番目、8番目に中央学院、9番手・中央大、東海大が10番目で通過。
6区を終えた時点で、東海大が7位、中央大が8位に浮上。11番目でリレーした城西が9位、16番目で通過した大東文化大学がシード権ギリギリの10位。日本大学が11位、山梨学院が12位に浮上し、拓殖大は13位後退。大東から日大の差は1分47秒差。


7区、先頭の青学大・高橋宗司は、10キロを29分19秒と区間記録ペースの快走を見せる。後方では、3位を争う駒澤・西山雄介と東洋・服部弾馬が、2位の明治を追いかける。19キロ過ぎに明治・末次慶太に追いつき、19.6キロで西山が抜け出して、駒大が2位に躍り出る。
先頭の高橋宗司は、二宮(11.8 km地点)で2位に7分6秒、大磯(18.1km)で8分10秒差まで拡げ、最後は8分21秒差のリードをつけ、1時間2分40秒の好タイムで平塚中継所を首位通過。8分21秒遅れで駒大が2位、東洋が3位で通過し、明治4位に後退。
シード争いは、東海が6位、中学大が7位、8位・中央、9位・城西、16番目でリレーした大東大が総合10位とシード権キープ。山梨学院が11位に浮上し、10位とは1分3秒差。12位・順天堂大学も1分14秒差。6区で11位だった日大は13位と順位を落とす。


8区、青学・高橋宗司が独走する中、東洋VS駒澤の2位争いが熾烈。東洋・今井憲久が前に出る場面もあったが、駒澤大・大塚祥平が遊行寺坂(15.9キロ地点)でスパートをかける。後方では5位の早稲田・安井雄一が4位の明治・牟田祐樹を追いかけ、20.8キロ過ぎに安井が牟田に追いつく。両者の競り合いは中継所まで続いた。
戸塚中継所、先頭の青学・高橋が1時間5分31秒で通過。2位・駒大との差は8分35秒差。駒大から約30秒遅れで東洋が3位、早稲田が4位争いを制し、明治は5位。その後、6番目に中央大、7番目・東海大、8番目に山梨学院、9番目に中央学院、以降は城西、順天堂、日体大、帝京、上武大、神奈川大、大東大、国学院、日大、創価とたすきリレー。そして首位が通過して20分後、関東学生連合と拓殖大学が繰り上げスタートとなりました。
8区を終え、シード圏内の10位・大東大と圏外11位・山梨学院との差は16秒差。大東大、シード落ちのピンチ。


9区、トップの青学大・藤川拓也は5キロ14分37秒、横浜駅前を42分33秒と快調なペースでひた走る。横浜駅前を
通過した時点で2位・駒大に9分以上の大差。後方では戸塚で8番目だった山梨学院・阿部竜巳が東海大に追いつく。早稲田VS明治の4位争いは、17キロのところで明治・木村慎が早大・柳利幸を引き離し、明治が再び4位に上がる。木村は20キロ過ぎに東洋・寺内將人を抜いて3位まで押し上げた。
最後のタスキリレーが行われる鶴見中継所、まず先頭の青山学院・藤川が1時間8分4秒でアンカーの安藤悠哉にタスキを渡す。トップから遅れること9分56秒の2位に駒澤大学、11分24秒差の3位に明治、それから5秒送れて東洋が4位。5位・早稲田、6位・東海のあと、山梨学院が7番目で通過し、中央が8番目、9番手・城西、順天堂が10番目で通過。この後、帝京、日体大、大東大、上武、国学院と通過。青学がリレーしてから20分後、日大、神奈川、創価、学蓮、拓殖の5チームが繰り上げ。初出場の創価大は最後までタスキをつなぐ事ができませんでした。
シード権争いは、10位・大東大は池田紀保が、山梨学院・阿部(区間14位)を上回る力走で区間7位。大東大と山梨学院の差は、戸塚では16秒差だったが、鶴見で52秒差に拡がった。


最終10区、青学の藤川も悠々とした走りを見せ、10キロを29分51秒で通過した。後続では、東洋・淀川弦太が3位に浮上。後方では、大東大・植木章文が中大・多田要を抜く。その多田要だが、体に異変を抱えているのか、全くスピードが上がらない。中大は9区を終えた時点で総合8位とシード圏内にいだが、シード落ちどころか途中棄権の危機。新八ツ山橋(13.5km)のところで、城西が7位、中央学院が8位、大東大9位に、そして山梨学院がシード圏内の10位に浮上。中央大は11位。
先頭の青山学院・藤川は、最後まで快走を続け、フィニッシュ地点の東京・大手町の読売新聞社前をトップでゴールイン!「10時間49分27秒」の大記録を打ちたて、初の総合優勝!青学から遅れること10分50秒後、駒澤大学が2位でフィニッシュ。その後、東洋、明治、早稲田、山梨学院、城西、東海、順天堂、中央学院、国学院、大東大、学生連合、日体大、上武、神奈川、拓殖、日大、創価の順でゴールし、最後に中央・多田がふらふらになりながらも走りきってフィニッシュ。



【箱根駅伝・総合順位】
優勝 青山学院大学 10時間49分27秒 
2位 駒澤大学     11時間0分17秒
3位 東洋大学     11時間1分22秒
4位 明治大学     11時間1分57秒
5位 早稲田大学   11時間2分15秒
6位 東海大学     11時間7分8秒
7位 城西大学     11時間8分15秒
8位 中央学院大学 11時間9分18秒
9位 山梨学院大学 11時間10分43秒
10位 大東文化大学 11時間11分15秒
 (ここまでがシード権獲得)
11位 帝京大学    11時間13分30秒
12位 順天堂大学   11時間13分32秒
13位 日本大学    11時間17分59秒
14位 國學院大學   11時間18分12秒
15位 日本体育大学 11時間18分24秒
16位 拓殖大学    11時間18分24秒
17位 神奈川大学   11時間18分47秒
18位 上武大学    11時間18分53秒
19位 中央大学    11時間20分51秒
20位 創価大学    11時間31分40秒
オープン参加 関東学生連合 11時間19分12秒(参考記録)

復路区間賞
【6区=20.8キロ】早大・三浦雅裕(3年) 58分31秒
【7区=21.3キロ】青学大・小椋裕介(3年)1時間2分40秒※歴代3位
【8区=21.4キロ】青学大・高橋宗司(4年)1時間5分31秒
【9区=23.1キロ】青学大・藤川拓也(4年)1時間8分4秒※歴代2位
【10区=23.0キロ】城西大・寺田博英(4年)1時間10分1秒


第91回箱根駅伝は、往路王者・青山学院大学が、復路も圧倒的な強さを見せ付け、創部90年目、20回目の箱根出場で悲願の初優勝を果たしました。2位に4分59秒差をつけてスタートし、最後は10分以上の大差をつけての圧勝。箱根駅伝史上初の10時間50分切りとなる「10時間49分57秒」という大記録も樹立しました。駒澤大学は往路4位から巻き返して総合2位。連覇を目指した東洋大学は3位、往路2位だった明治大学は4位に終わりました。
シード権争いでは、6位・東海大は4年ぶり、7位・城西大は3年ぶり、8位・中央学院は2年ぶりのシード獲得。9位の山梨学院大学は、1区&2区最下位からの大逆転でシード入り。負傷欠場のエース・オムワンバの穴を、復路のランナーたちが埋めました。10位・大東文化大学までが来年のシード権を獲得し、11位・帝京、13位・日大、15位・日体大、16位・拓殖がシード落ち。中央大学は9区では総合8位につけましたが、最終10区の多田選手が大ブレーキを起こし、19位に転落しシード復帰ならず…。古豪・中央大学の復活はいつになるのか?創価大学は20位で初の箱根を終えました。

青学大は1区で久保田和真選手が区間2位、2区で3位、3区で5位まで順位を落としますが、4区の1年生・寺田和希選手が区間新記録の快走を見せ、5区の神野大地選手が駒大を抜いて逆転。往路優勝から一夜明けたこの日の復路では、7~9区のランナーが区間賞を獲得。9区の藤川選手は、区間記録にあと3秒に迫る好走。復路の記録は5時間25分29秒で、前日の往路に続いて復路も優勝し、完全優勝となりました。今回出場した4年生は2人だけで、3年生以下のメンバーが多く残るから、来年も優勝が期待できると思います。今後の学生駅伝界は、青学の時代が続くかもしれないなあ。



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