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2007MLBワールドシリーズ「ボストン・レッドソックスVSコロラド・ロッキーズ」は、今日からクアーズ・フィールドでの3連戦。1,2戦ともレッドソックスが勝利、今日勝てば王手が懸かります。今日の第3戦は松坂大輔が先発、松井稼頭央との日本人&元西武の同僚対決が実現しました。
最初の対戦は1回、1番で起用された松井稼頭央が、松坂の初球のストレートをセンター前ヒット。右翼手の送球がもたつく間に松井は2塁に進みます。まず第1ラウンドは松井の勝利。
第2ラウンド、松井は2ストライクの後ファウルで粘りましたが、最後はストレートで空振り三振。今度は松坂がリベンジ。
第3ラウンド、5回1死1,2塁とロッキーズ反撃のチャンスの場面で松井稼頭央が登場。松坂の5球目を遊撃ゴロ→3塁封殺に倒れチャンスを逸す。松坂の勝利。結局この対決は2勝1敗で松坂大輔に軍配が上がりました。
さて、試合のほうは3回にレッドソックスが打者一巡の猛攻で6得点。松坂もレフト前2点タイムリーを放ちました。
レッドソックス先発の松坂は、5回まで無失点の好投。5回にはピンチを迎えましたが、後続をしっかりと断ち切りました。松坂は6回に1死を取った後、連続四球を許しマウンドを降りました。
レッドソックス4点差で迎えた7回裏、この回の先頭・松井稼頭央がセーフティーバント。さらに盗塁を決めて無死2塁。続くトゥロウィッキーがセンター前ヒットで無死1,3塁。ここでレッドソックスは岡島秀樹を投入。岡島の素晴らしいリリーフに注目が集まりましたが、いきなりやってしまいました…。ホリデーに投じた初球のストレートを狙い撃ちされ、バックスクリーンへの3ラン本塁打を浴びてしまいます。続くヘルトンにはレフト前ヒットを許します。今日の岡島は何かがおかしいと心配されましたが、後続を抑えて3アウト。
1点差に詰め寄られたレッドソックスは、8回に1死1,2塁からエルスプリーとペドロイアの連続2塁打で3点を追加しリードを拡げます。9回にはバリテックの犠牲フライで1点を追加し、ロッキーズとの差を5点にしました。
8回途中から登板したパベルボンが、ロッキーズの反撃を許さず試合終了。10-5でレッドソックスが3連勝。ワールドシリーズ制覇に王手をかけました。
ロッキーズ-レッドソックス 第3戦
(レッドソックス3勝、クアーズ・フィールド、18:35 日本時間:28日 9:35)
BOS 0 0 6 0 0 0 0 3 1 10
COR 0 0 0 0 0 2 3 0 0 5
【投手】
(レ)松坂、ロペス、ティムリン、岡島
デルカーメン、パペルボン-バリテック
(ロ)フォッグ、モラレス、アフェルト、ハージェス
フエンテス、コーパス-トレアルバ
【責任投手】
(勝)松坂1勝
(S)パペルボン2S
(敗)フォッグ1敗
【本塁打】
(ロ)ホリデー1号3ラン
今日の松坂は、ピッチングでは5回1/3、被安打3・5奪三振・2失点。打撃成績では3打数1安打2打点。投打で結果を残しWS初勝利、ポストシーズン2勝目を飾りました。
松井稼頭央は5打数3安打1得点。8回の第5打席では、レッドソックス5番手・デルカーメンからセンター前ヒットを放ちました。第3戦を終えた時点で13打数4安打、打率は.308です。
レッドソックスは3試合で25得点。WSでは打線の勢いが止まりません。今日の試合では、「松坂の投げる日には大量の援護点を挙げること」という課題を難なくクリア。今度はラミレスとオルティスの両主砲に本塁打が出るかどうか。まだワールドシリーズでは本塁打が1本も出ていません。チームに至っては、第1戦でのペドロイアの先頭打者本塁打による1本のみ。レッドソックスの選手たちもそろそろ一発が欲しい時でしょう。
明日の第4戦、レッドソックスは4連勝でワールドチャンピオンに輝くことができるのでしょうか?
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4連勝で決まりそうな感じですね。
もう少し見たかったなあ…