日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

サッカー日本代表ハリルホジッチ監督が解任!後任は西野朗氏に決定。

2018年04月10日 | soccer

ロシアW杯開幕まで残り66日となった4月9日、サッカー日本代表に激震が走りました。日本サッカー協会は9日、日本代表の監督を務めているヴァイッド・ハリルホジッチ氏を解任したと発表しました。後任には技術委員長の西野朗氏に決定しました。W杯開幕まで残り66日ですが、この時期での監督交代は異例です。




9日夕方に東京都内で記者会見が行われ、田嶋幸三会長が「日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を7日付で解除した」と述べ、解任理由については「3月のマリ戦とウクライナ戦の後、選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄らいだ」と明かし、「1%、2%でもW杯で勝つ可能性を追い求めたい」との事から、ハリル氏の解任を決断したという。
田嶋会長は現地時間7日にフランス・パリのホテルでハリルホジッチ氏と会い、代表監督の解任を直接伝えたそうですが、ハリル氏が「納得できない。なんでこの時期なんだ?」と怒りを露わにしたそうです。
また、ハリルホジッチ監督と同様、コーチのジャッキー・ボヌベー氏、GKコーチのエンヴェル・ルグシッチ氏、フィジカルコーチのシリル・モワンヌ氏の契約解除も決定。

ハリルホジッチ氏は、2005年3月に八百長疑惑で解任されたハビエル・アギーレ前監督の後任として日本代表に就任。初采配となったチュニジア戦を2-0で勝利を挙げると、W杯アジア2次予選では7勝1分け。2016年9月から始まった最終予選では、厳しい戦いが続きながらも6大会連続のW杯出場に導き、6勝2敗2分け・勝ち点20でグループB首位通過。
しかし、本大会出場を決めた後は成績が落ち、11月の欧州遠征でブラジルとベルギーに連敗。国内組のみで臨んだE-1サッカー選手権(東アジアカップ)では、2連勝しながらも、3戦目の韓国戦で1-4と惨敗して優勝を逃しました。今年3月のベルギーでの2連戦では、「仮想セネガル」のマリ戦で1-1の引き分けに終わると、ウクライナ戦でも1-2と敗れました。2試合とも試合内容が低調でした。


西野朗氏を後任にした理由としては、「新監督には内部昇格しかない」と考え、「W杯まで2か月しかなく、内部で一番このチームを見てきた西野氏にした」と説明しました。
西野氏はU-23代表監督時代、日本代表を28年ぶりの五輪出場に導き、1996年アトランタ五輪でブラジル代表を破る「マイアミの奇跡」を実現。柏レイソル時代は1999年のナビスコカップで優勝。ガンバ大阪時代は、2005年のJ1リーグ年間王者、2008年にはAFCチャンピオンズリーグ優勝、さらには天皇杯で連覇を果たし、ガンバの黄金時代を築きました。その後、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスの監督を歴任し、J1最多の通算270勝の実績を誇ります。
西野新監督は協会を通じての声明文を出し、「このタイミングでの監督交代は非常に難しいことですが、自分の立場だけを考えるのではなく、現状況を打破することが第一義だと判断し、日本代表の指揮を執ることにしました。ワールドカップに向けて、サッカー界の力を結集していけるように、全身全霊で取り組んでいきます」と述べました。



W杯開幕まで残り2か月での監督交代は、私自身も本当に驚いているんですが、「今になってなぜ?」「遅すぎないか?」という気持ちもあります。W杯出場決定後に監督が変わるのは、日本サッカー史上初の事態。ハリルホジッチ氏から西野氏に変わることで、これまでの戦術が大きく変わるだろうし、チーム全体の準備不足が心配されます。
W杯出場を決めた後、本大会に向けてさらに力をつけるはずが、勝てない試合ばかり。「強化」というより「弱化」、あるいは「凶化」か「狂化」といった感じだ。こんな試合が続くから、見てても全く面白くもない。先日の2連戦なんか殆ど見てなかったです。今の状況では本番で勝ち点を1つも挙げられないだろうし、正直応援する気にもなれないです。
火中の栗を拾う形で日本代表の新監督となった西野さんは、五輪代表、ACL優勝、クラブワールドカップ出場と国際舞台の経験は豊富。W杯本番までの短期間で日本代表を立て直せるかわかりませんが、良い方向に向かわせてくれることを願いたいし、みんなが応援したくなるようなチームを作り上げてほしいです。



ホークス今季初の連勝で2カードぶりの勝ち越し。中田賢一が先発陣で初白星。

2018年04月09日 | HAWKS

今週のホークスは2カード続けてアウェーでの試合。3日と4日は埼玉西武ライオンズと戦いましたが2連敗。6日からは楽天生命パークに乗り込んで東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦を戦い、6日の初戦はエースの千賀滉大投手が打たれて3連敗。7日の試合でようやく連敗がストップしたけど、ここまで7試合を終えて3勝4敗と負け越しています。8日の試合は、楽天・池田隆英VSソフトバンク・中田賢一の先発で始まりました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク      東北楽天
1(二)本多雄一    (左)島内宏明
2(遊)今宮健太    (遊)茂木栄五郎
3(中)柳田悠岐    (指)ペゲーロ
4(一)内川聖一    (三)ウィーラー
5(指)デスパイネ   (一)今江年晶
6(左)中村晃     (二)銀次
7(三)松田宣浩    (右)岡島豪郎
8(右)上林誠知    (捕)嶋基宏
9(捕)甲斐拓也    (中)オコエ瑠偉
 (投)中田賢一    (投)池田隆英


ホークスは初回、楽天先発・池田の前に上位3人が次々と凡退。2回は2死から中村がヒットを放ちますが、松田が倒れて無得点。3回も3者凡退に終わります。
今季2度目の登板となるホークス先発・中田は、初回に四球の走者を出すも0点に抑え、2回はヒット2本を打たれて2死1,2塁のピンチを背負ったが、オコエをセンターフライに仕留めて無失点で切り抜けます。4回にこの日初めての3者凡退ピッチング。
0-0で迎えた5回、ホークスは1死1塁から松田がライト前ヒットを放ち、1死1,2塁と初めて得点圏に走者を置く展開。しかし、上林と甲斐が立て続けに見逃し三振に倒れて2者残塁。5回まで楽天先発・池田の前に得点を挙げることができません。
6回、ホークスは1番の本多がヒットで出塁すると、1死1塁で柳田がレフト線を破る2塁打を放ち、1死2,3塁のチャンスを迎えます。1点が欲しい場面で、内川が3球目を打ち上げ、ライトへの犠牲フライ。3塁走者・本多がタッチアップから生還し、ホークスが1点を先制します。7回にも2死満塁のチャンスを作ったが、今宮がセンターフライに倒れて3者残塁に終わります。
ホークス先発の中田は中盤以降も続投し、7回に2死1塁で代打・アマダーを三振に斬って取り、7回まで無失点の好投を披露しました。
ホークス1点リードの8回、ホークスは四球で出塁した柳田が、内川とデスパイネの内野ゴロの間に3塁まで進んだ後、中村の申告敬遠で2死1,3塁とし、松田が楽天4番手・福山博之からセンター前タイムリーを放ち2点目。なおも1,3塁で上林が右中間を破るタイムリー3塁打を放って2点追加。さらには甲斐のライト前タイムリーも飛び出し、3連続タイムリーで4点を奪い、5-0とリードを拡げます。
しかし8回裏、2番手の森唯斗が代打・藤田一也と島内にヒットを許すと、茂木にセンターオーバーの3塁打を浴びて2点を失う。さらにペゲーロの2塁ゴロの間に1点を返され、5-3とホークスのリードは2点に縮まる。9回は守護神・サファテが登板しますが、先頭の銀次に3塁打を打たれた後、代打・渡辺直人のタイムリーで5-4と1点差に詰め寄られる。なおも2死満塁と一打サヨナラの大ピンチだったが、ペゲーロをストレートで空振り三振を奪い試合終了。ホークスが5-4と辛くも逃げ切りました。


パリーグ 2018年4月8日
楽天vsソフトバンク 3回戦(楽天生命パーク)
(ソフトバンク2勝1敗、23,190人)
ソ|000 001 040|5
楽|000 000 031|4
勝:中田(1勝)
S:サファテ(3S)
負:池田(2敗)



カード勝ち越しをかけた3戦目は、5回まで膠着状態が続きましたが、6回にホークスが先制し、8回も4点を追加し、5-0とほぼ楽勝ムードかと思われました。しかし、8回裏に森唯斗投手が3連打を浴びるなど3失点。9回に登板したサファテ投手も失点を喫し、満塁のピンチを作ったりと危ない内容でした。1点差で勝ったけど、正直危なかったな。この3連戦はホークスが2勝1敗と勝ち越し。ホークスは今季初の連勝を飾り、4勝4敗の勝率5割となりました。
先発の中田賢一投手は、7回まで115球を投げ、被安打2・5奪三振・4四球・無失点。今季2試合目の登板で白星を挙げました。ホークス先発投手陣は、ここ7試合で白星が1つもありませんでしたが、中田投手が一番乗りです。前回の登板では制球が乱れていましたが、この日は2回にヒットを2本許しましたが、3回から7回まで無安打の好投でした。
打線の方はチーム全体で9安打。上林選手と本多選手がともに2安打のマルチヒット。上林選手は開幕から8試合連続ヒットと絶好調で、8回には2点タイムリー3塁打を放ちました。金曜日は楽天のエース・則本昂大から今季初ホームラン、土曜日は9回に楽天の守護神・松井裕樹投手から勝ち越しタイムリーを打ち、この3日間で4打点を挙げました。高校時代を過ごした仙台で大活躍の上林選手、連続ヒットをどこまで伸ばせるか?

ホークスの今後のスケジュールは、10日~12日まで福岡ヤフオクドームで北海道日本ハムファイターズとの3連戦、週末は千葉ロッテマリーンズとの2連戦。14日は熊本、15日は鹿児島で行われます。チームもようやく連勝できたけど、内川選手とデスパイネ選手の不振が続いているのが心配です。頼むからいい加減目ぇ覚ませぇ!それに柳田選手のホームランが見てぇ。








アーモンドアイが大外一気の末脚で、無敗のラッキーライラックを撃破!

2018年04月08日 | 競馬

2018年3歳牝馬クラシックの第1戦・第78回桜花賞(GⅠ・芝1600m)が8日、阪神競馬場で行われました。②アマルフィコーストが左前肢跛行で出走取消のため、17頭立てで争われた今年は、デビュー4戦4勝の2歳女王①ラッキーライラックが、無敗のまま桜花賞制覇に挑戦。勝てば2004年のダンスインザムード以来14年ぶりの無敗の桜花賞馬、オルフェーヴル産駒にとっても初のクラシック制覇となります。
ライラックの他にも、シンザン記念で牡馬を破った⑬アーモンドアイ、阪神ジュベナイルフィリーズ2着⑨リリーノーブル、チューリップ賞2着⑰マウレア、フェアリーステークスを勝った⑮プリモシーン、③リバティハイツ・④アンコールプリュ・⑫デルニエオールの「フィリーズレビュー組」、⑧ハーレムライン&⑭レッドレグナントのアネモネステークス組、フラワーカップ2着⑦トーセンブレス、クイーンカップ2着⑯フィニフティなどが参戦しました。



単勝の人気は、ラッキーライラックが1.9倍で1番人気、アーモンドアイが2番人気(3.9倍)、3番人気リリーノーブル(7.4倍)。4番人気以降はマウレア、フィニフティ、プリモシーン、レッドレグナント、トーセンブレス、アンコールプリュと続きました。

スタートでラッキーライラックが絶好の飛び出しを見せたのに対し、プリモシーンが出遅れ。アーモンドアイも後方から。外回り3コーナーに向かっての先行争いで、ラッキーライラックが行くかと思いきや、コーディエライトが先手を取り、2番手に⑱ツヅミモン、3番手に⑩アンヴァル、ライラックは4番手に下げた。5番手に⑤レッドサクヤ、6,7番手にリバティハイツとハーレムライン、リリーノーブルは8番手。中団9番手にレッドレグナント、10番手⑥スカーレットカラー、11番手アンコールプリュ、12番手にマウレア追走。13番手トーセンブレス、14番手フィニフティ、15番手にプリモシーン、その後ろの16番手にアーモンドアイがつけ、最後方にデルニエオールという展開。
外回り3,4コーナー中間点を過ぎ、先頭のコーディエは前半800mを46.6秒で通過。ツヅミモンがガッチリ2番手、ライラックがアンヴァルをかわして3番手進出。ノーブルは外側の6番手あたり、マウレアとレグナントは中団の外、フィニフティ13番手、プリモシーン後方3番手、アーモンドはまだ後方2番手だ。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線コースへ!直線に入ったところでツヅミモンが先頭に立つが、馬場の真ん中からラッキーライラックとレッドサクヤが接近し、外からリリーノーブルが追い上げる。さらに一番外からアーモンドアイが飛んできた。ゴール残り200mを切り、ライラックが先頭に躍り出て、アーモンドが2番手に上がり、ラスト100mでライラックを抜き去った!ゴール前で3番手のノーブルがライラックに迫るが、アーモンドアイが先頭でゴールイン!大外ごぼう抜きを決めたアーモンドアイ、ラッキーライラックを撃破しました!


第78回桜花賞 全着順&払戻金
1着⑬アーモンドアイ    1分33秒1
2着①ラッキーライラック   1馬身3/4
3着⑨リリーノーブル     1/2馬身
4着⑦トーセンブレス     1馬身3/4
5着⑰マウレア         ハナ
6着③リバティハイツ
7着⑤レッドサクヤ
8着⑥スカーレットカラー
9着⑱ツヅミモン
10着⑮プリモシーン
11着④アンコールプリュ
12着⑯フィニフティ
13着⑫デルニエオール
14着⑧ハーレムライン
15着⑭レッドレグナント
16着⑪コーディエライト
17着⑩アンヴァル
取消②アマルフィコースト

単勝 ⑬ 390円
複勝 ⑬ 140円  ① 110円  ⑨ 140円
枠連 1⃣-7⃣ 380円
馬連 ①-⑬ 480円
馬単 ⑬-① 990円
3連複 ①-⑨-⑬  830円
3連単 ⑬-①-⑨ 3,780円
ワイド ①-⑬ 230円  ⑨-⑬ 430円  ①-⑨ 230円


桜の女王を決める一戦は、ラッキーライラックが大外追い込んで差し切り勝ち。後方2番手からごぼう抜きを見せ、最後は1馬身3/4馬身差の快勝を飾りました。無敗での桜花賞制覇を目指したラッキーライラックは2着に終わり、キャリア5戦目で初めての敗戦。非常に厳しい1番枠でしたが、スタートの飛び出しや、直線での追い出しも良かった。ただ、アーモンドアイが強すぎた…。3番人気のリリーノーブルが3着に入り、人気上位3頭の決着となりました。
優勝したアーモンドアイは、前走のシンザン記念に続いての重賞勝ちで、未勝利戦からの3連勝でGⅠ初制覇。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は桜花賞初勝利で、牝馬GⅠ完全制覇を達成。ルメール騎手は一昨年のメジャーエンブレム、昨年のソウルスターリングと単勝1倍台の馬で敗れており、3度目の正直で勝利を手にしました。アーモンドを管理する国枝栄調教師は桜花賞2勝目。アーモンドの父・ロードカナロア産駒はGⅠ初勝利。種牡馬同期のオルフェーヴルより先にクラシック馬を輩出することになりました。カナロア産駒は、ステルヴィオが来週の皐月賞に出走予定です。
前走のシンザン記念では、スタートで出遅れながらも、ラストの直線で大外から追い込んで1着。今回も前走同様、道中は後方2番手追走、直線で大外から末脚を炸裂させました。この馬の直線での爆発力はハンパないし、鞭なし・馬なりで突き抜けたから、怪物級の牝馬かもしれません。勝ちタイム1分33秒1は、アパパネの持つ桜花賞レコードタイム(1分33秒3)を0.2秒も更新。上がり3ハロンのタイム「33.2秒」は、メンバー唯一の33秒台をマーク。圧巻の勝ちっぷりにルメール騎手も「三冠も狙える」と大絶賛。次のオークスでもアーモンドVSライラックの戦いが見逃せません。


来週・4月15日は中山競馬場で牡馬クラシックの初戦・皐月賞が行われます。大本命と言われていたダノンプレミアムが挫跖で出走回避を表明し、一転して大混戦ムード。スプリングステークスを勝ったステルヴィオ、弥生賞でダノプレの2着だったワグネリアン、ホープフルステークス覇者・タイムフライヤー、共同通信杯を勝ったオウケンムーン、オルフェーヴル産駒のエポカドーロ、デビュー2戦2勝のキタノコマンドール、京成杯を勝ったジェネラーレウーノ、ホープフル2着・ジャンダルム、京都2歳ステークスを勝ったグレイルなどが登録。ダノプレ主役の皐月賞、1冠目を手にするのは?






エンゼルス大谷翔平、本拠地デビュー戦でメジャー初本塁打!

2018年04月04日 | Sports

投手と野手の二刀流で活躍し、今季からロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムでプレーしている大谷翔平選手が、日本時間4日にエンゼルスタジアムで行われたクリーブランド・インディアンス戦で、メジャー初ホームランを放ちました。


大谷はこの日、8番DHで先発出場。同点でなおも2死満塁のチャンスの場面で迎えた初回の第1打席。インディアンス先発・トムリンの4球目が暴投となり、エンゼルスが3-2と勝ち越し。なおも走者を2人置き、大谷が6球目のカーブを狙い撃ち。打球は右中間に飛ぶと、大きく伸びてスタンド前列に飛び込んだ!大谷のメジャー初アーチは、右中間への3ラン本塁打!エンゼルスは初回、一挙6得点のビッグイニング。
この後も大谷のバットは絶好調。3回の第2打席では、2球目のストレートを打ち返し、2塁手のグラブを弾くライト前ヒット。第3打席は5回1,2塁と一打追加点のチャンスでしたが、真ん中ストレートに反応できず見逃し三振。第4打席は8回の先頭打者として登場し、インディアンス4番手・マカリスターからセンター前にクリーンヒット。続く9番・リベラの2ラン本塁打で、この日2度目のホームイン。この日の大谷は、4打数・3安打・1本塁打・3打点の大当たり。試合もエンゼルスが13-2と大勝しました。


メジャーでも二刀流で挑んでいる大谷選手、本拠地デビュー戦で大きなインパクトを残しましたね~。最初の打席で3ラン本塁打を放ち、観客からスタンディングオベーションが起こりました。ホームインしてベンチに帰ってくると、日本ではチームメイトにハイタッチされるんですが、誰もハイタッチしてもらえず。仲間から無視されたのかと思いきや、数秒後にみんなに手荒い祝福を受けたのでした。
大谷:「みなさーん、私ホームラン打ちましたよー!」→仲間:「シーン」→大谷:「あの~、祝ってくれないんですか?」→チームメイト:「おめでとう~!」、「ナイスバッティング!」こんな感じです。
これは「サイレント・トリートメント」と言って、メジャーリーグで初めてホームランを打った選手に対する「洗礼(いたずら)」で、メジャーではよくある光景だそうです。日本でも流行るかどうかわからないが、「新人いじめ」という声も上がりそう。さらに大谷選手は、試合後のインタビュー中にチームメイトに水をぶっかけられました。兎にも角にも大谷選手にとって忘れられない一日となりました。

シーズン前のオープン戦では、投げては炎上が多く、打っては凡退続きと投打ともに奮わず、「開幕マイナー落ち」の可能性もありましたが、開幕メジャー&ローテ入り。シーズン開幕戦でスタメンに抜擢されてヒットを放つと、日本時間2日のアスレチックス戦で初めて先発で登板し、6回3失点の内容でメジャー初勝利。先発で勝ち投手となった次の試合でホームランを打ったのは、ベーブ・ルース以来とのこと。
大谷選手はこの後、日本時間8日のアスレチックス戦で2度目の先発登板を予定。今後はヤンキース・田中将大投手、ドジャース・前田健太投手との投げ合い、マリナーズ・イチロー選手との日本人対決が実現する機会もあると思います。投手で2ケタ勝利&打者で2ケタ本塁打を目指して頑張ってほしいです。



ホークス今季初の2ケタ得点!オリックスとの開幕カードを2勝1敗で勝ち越し!

2018年04月02日 | HAWKS

3月30日に開幕したプロ野球も3日目。福岡ヤフオクドームでの「福岡ソフトバンクホークスVSオリックスバファローズ」は2試合終えて1勝1敗の五分。開幕戦はホークスが勝利しましたが、31日の2戦目はオリックスが雪辱を果たしております。開幕カード勝ち越しを懸けた3戦目は、ソフトバンク・中田賢一VSオリックス・山岡泰輔の先発で始まりました。


両チームのスタメン
  ソフトバンク       オリックス
1(遊)今宮健太     (中)宗佑磨
2(二)本多雄一     (二)山足達也
3(中)柳田悠岐     (左)吉田正尚
4(一)内川聖一     (右)ロメロ
5(指)デスパイネ    (三)小谷野栄一
6(左)中村晃      (指)マレーロ
7(三)松田宣浩     (一)T-岡田
8(右)上林誠知     (捕)伊藤光
9(捕)甲斐拓也     (遊)安達了一
 (投)中田賢一     (投)山岡泰輔



開幕3戦目の先発を任された中田は、初回は上位打線を3者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回は2つの四球を与え、2死1,2塁のピンチを背負いながらも無失点。3回は先頭の安達に2塁打を浴び、1死3塁とされたが、後続を退けてここも相手に得点を与えません。4回は小谷野のヒットと2つの四球で満塁の走者を背負ったが、安達を3塁ゴロに打ち取りピンチ脱出。中田は再三ピンチを作りながらも、0点で切り抜けます。
ホークス打線は、オリックス先発・山岡の前に2回まで3者凡退に抑えられますが、3回に1死から上林の四球、甲斐のライト線2塁打で2,3塁のチャンス。しかし、今宮が遊撃ゴロに打ち取られると、本多も投手ゴロに倒れて2者残塁。4回と5回も先頭打者がヒットで出塁するも、得点を挙げることができません。
0-0のまま迎えた6回、中田が先頭打者の小谷野に死球を与えると、続くマレーロに初球のカーブを狙われ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を被弾。2点を失った中田はこの後、T-岡田に2塁打、安達にもヒットを打たれて降板しました。1死1,3塁で2番手のマウンドに上がった石川柊太は、1番・宗を三振に仕留めた後、山足に四球を与えて満塁とされますが、吉田を1塁ゴロに仕留め、オリックスに追加点を与えず。
2点を追うホークスはその裏、先頭の本多がヒットで出塁すると、1死1塁から内川ライト前ヒット、デスパイネが四球を選び、1死満塁。ヒットが出れば同点、ホームランで逆転の場面で、中村が山岡の5球目を叩く。ライトへ鋭く飛んだ打球は、グーンと伸びてスタンドイン!値千金の満塁ホームランで、ホークスが4-2と試合をひっくり返します!
8回、ホークスは1死2塁から松田がセンターオーバーのタイムリー2塁打で1点を追加。続く上林がヒットでつなぎ、2,3塁で甲斐がライトへのタイムリー2塁打でもう2点追加。さらに今宮と本多も出塁し、1死満塁で柳田が詰まりながらもセンター前に運ぶ2点タイムリーヒット。これでスコアも9-2となりますが、ホークスの猛攻はまだ続きます。1死1,2塁で途中出場の高田知季が左中間へのタイムリー3塁打を放ち、ランナー2人が生還して11-2。さらにはデスパイネの代走で登場した西田哲朗のセンター前タイムリーヒットで12点目。ホークスはこの回、打者12人で一挙8得点。12-2と大差をつけました。
9回は5番手の田中正義が登板し、2死を取った後に吉田にソロ本塁打を浴びるも、最後の打者を2塁ゴロに打ち取りゲームセット。ホークスが12-2でオリックスを降しました。


パリーグ 2018年4月1日(日)
ソフトバンクVSオリックス 3回戦 ヤフオク
(ソフトバンク2勝1敗 ◇観衆38,325人)
オ|000 002 001|3
ソ|000 004 08X|12
[勝] 石川 1試合 1勝
[敗] 山岡 1試合 1敗
[本] マレーロ 2号2ラン(中田・6回)、 吉田正 1号(田中・9回)、
    中村晃 1号満塁(山岡・6回)



オリックスとの開幕3戦目は、6回に試合が動き、6回表にオリックスに2点も先制されますが、その裏に中村選手がお返しと言わんばかりのグランドスラムで逆転。終盤には1イニング8得点の猛攻を見せ、オリックスに大勝しました。この開幕カードは、ホークスの2勝1敗で終了。シーズン最初のカードを勝ち越したってのは気分いいですね~。この勢いで開幕ダッシュを決めてほしい!
この日の投手陣は、先発の中田投手が6回途中(5回1/3)まで投げて被安打6・4奪三振・5四死球・2失点。初回3者凡退の後、2回以降は毎回ランナーを背負い続けました。6回の内容については、小谷野選手に死球を与えた直後にマレーロ選手に2ラン本塁打を喰らいました
2番手の石川投手は、中田投手が作ったピンチをしっかりと抑える好投。石川投手の火消しが6回裏の逆転劇を呼び、勝ち投手の権利も獲得しました。9回には2016年のドラフト1位・田中正義投手が登板。プロ2年目で初の開幕1軍を勝ち取って、ようやくデビューを果たしましたが、吉田選手にソロ本塁打を浴びるという厳しい結果に。この経験をバネに這い上がってほしいと思います。
16安打で12得点を挙げた打線は、先発全員安打を達成し、本多選手が3安打の猛打賞をマークすると、内川選手とデスパイネ選手に今季初ヒットが生まれました。この試合のヒーローとなった中村選手は、プロに入って初めての満塁ホームラン。山岡選手のストレートに反応し、弾丸ライナーでライトスタンドまで持って行きました。リードされた場面での一発でしたから、球場全体が大きく沸き上がりました。サブメンバーも打撃でアピールし、高田選手は2点タイムリー3塁打、西田選手もホークス移籍初打席でタイムリーヒットを放っています。

ホークスはこの後、4月3日と4日にメットライフドームで埼玉西武ライオンズとの2連戦を戦います。西武はパリーグで唯一の開幕3連勝。今季はホークスの最大のライバルになりそうな予感です。今度の2連戦はバンデンハーク投手と東浜巨投手が登板予定。ホークス先発投手陣で白星一番乗りはどっちだ?





これからの主役は俺だ!スワーヴリチャードがまくり一発で大阪杯を制す!

2018年04月01日 | 競馬

春の中距離王決定戦・第62回大阪杯(GⅠ・芝2000m 16頭立て)が4月1日、阪神競馬場で行われました。GⅠ昇格2年目となる今年は、今後の競馬界の主役を決める一戦でもあります。ダービー2着⑯スワーヴリチャード、皐月賞馬⑧アルアイン、マイルCS覇者⑤ペルシアンナイト、AJCCを勝った⑭ダンビュライト、中山記念を制した⑪ウインブライト、3連勝でGⅠ初挑戦のせん馬⑨トリオンフ、①ミッキースワローの「最強4歳世代」の7頭に加え、戸崎圭太騎手とのコンビで復権を目指す②サトノダイヤモンド、ジャパンカップを勝った③シュヴァルグラン、昨年3着④ヤマカツエース、金鯱賞2着⑩サトノノブレス、紅一点⑥スマートレイアー、2015年有馬記念馬⑦ゴールドアクターなどが参戦しました。



単勝の人気は、スワーヴリチャードが3.5倍で1番人気。アルアインが僅差で2番人気(3.6倍)、サトノダイヤモンドが3番人気(4.0倍)。4番人気のシュヴァルグラン(9.0倍)までが一桁台で、5番人気以降はミッキースワロー、ペルシアンナイト、トリオンフ、ダンビュライト、ウインブライトと続きました。

スタートでシュヴァルグランが少し躓き気味、サトノダイヤモンドとアルアインは好スタートを決め、スワーヴリチャードは少し遅れた。スタンド前の先行争いで、⑫ヤマカツライデンが前に出ると、スマートレイアーとダンビュライトが2,3番手につけ、サトノノブレス,サトノダイヤモンド,シュヴァルグラン,ウインブライト,アルアインが中団より前の位置を取る。ペルシアンナイトは後方4番手、ミッキースワロー15番手、スワーヴリチャードは最後方で1コーナーを回る。
1,2コーナー中間から向正面に入るところで、ヤマカツライデン先頭、2番手にダンビュライト、3,4番手にスマートレイアーとウインブライト。その後ろの5番手にゴールドアクター、真ん中6番手アルアイン、内側7番手にサトノダイヤモンド。中団グループは、真ん中にペルシアンナイト、内側ヤマカツエース、外側シュヴァルグラン。その後ろではトリオンフが外から押し上げ、12番手サトノノブレス、13番手⑯メートルダール、スワーヴリチャードが14番手から進出開始。15番手ミッキースワロー、最後方に⑬マサハヤドリーム。
内回り3コーナーに差し掛かったところで、後方から早めに仕掛けたスワーヴがライデンをかわして先頭に浮上。ライデンも必死に抵抗。トリオンフが3番手に上がり、ウインブラ4番手、ダンビュラ5番手、アルアインは6番手。シュヴァル・ペルシアン・サトダイは中団馬群。スワローも外から追い出し開始。エースは後方2番手に下がった。
16頭が一団状態で4コーナーを回って、最後の直線へ。スワーヴリチャードがまだ先頭だが、外からトリオンフが競りかける。3番手に上がったアルアインが内を突きにかかる。4番手からダンビュライト、外からペルシアンナイトが追い上げる。ゴール残り200mでスワーヴが抜け出し、アルアインとペルシアンが追いかけるが、スワーヴリチャードが先頭ゴールイン!スワーヴリチャード待望のGⅠ初タイトル獲得!


大阪杯 全着順&払戻金
1着⑮スワーヴリチャード  1分58秒2
2着⑤ペルシアンナイト    3/4馬身
3着⑧アルアイン       1/2馬身
4着③ヤマカツエース     1馬身1/2
5着①ミッキースワロー     クビ
6着⑭ダンビュライト
7着②サトノダイヤモンド
8着⑨トリオンフ
9着⑥スマートレイアー
10着⑯メートルダール
11着⑫ヤマカツライデン
12着⑪ウインブライト
13着③シュヴァルグラン
14着⑬マサハヤドリーム
15着⑩サトノノブレス
16着⑦ゴールドアクター

単勝 ⑮ 350円
複勝 ⑮ 150円  ⑤ 310円  ⑧ 140円
枠連 3⃣-8⃣ 2,410円
馬連 ⑤-⑮ 2,930円
馬単 ⑮-⑤ 3,750円
ワイド ⑤-⑮ 1,020円  ⑧-⑮ 300円  ⑤-⑧ 640円
3連複 ⑤-⑱-⑮ 2,780円
3連単 ⑮-⑤-⑧ 17,450円


GⅠ昇格2年目の大阪杯は、1番人気のスワーヴリチャードが優勝。2着には6番人気のペルシアンナイト、2番人気のアルアインが3着に入り、4歳馬が1~3着を独占。さらにはミッキースワローも5着、ダンビュライトも6着で、世代交代を印象付けるレースとなりました。3番人気のサトノダイヤモンドは7着。道中は内側を走り、直線は見せ場なし。4番人気で13着だったシュヴァルグランは、距離が短いとしか言えません。それになんで鞍上が三浦皇成騎手だったのか?
スワーヴリチャードは前走の金鯱賞に続いての連勝で、GⅠはこれが初勝利。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は今年のGⅠ初勝利で、管理する庄野靖志調教師はJRAのGⅠは初制覇となります。
スワーヴは左回りの重賞で好成績を挙げている一方で、皐月賞6着、有馬記念で4着と右回りのレースでは馬券圏内に絡めていませんでした。今回は右回りに加え、厳しい外枠。スタートでやや後手を踏むと、道中は後方追走を強いられる展開に。しかし、残り1000mのところで動き出し、ラスト800mで先頭に浮上。大外まくり→直線押し切っての完勝。苦手の右回りを克服できたし、ミルコ騎手の好判断が素晴らしかったと思います。
ダービーを勝ったレイデオロがドバイシーマクラシックで4着に終わったのに対し、ダービー2着のスワーヴが大阪杯優勝。この2頭の直接対決は今年あるだろうか?

来週は牝馬クラシック第1戦の桜花賞!2歳女王のラッキーライラック、シンザン記念で牡馬を破ったアーモンドアイ、チューリップ賞2着・マウレア、阪神JF2着・リリーノーブル、フェアリーステークスの勝ち馬・プリモシーン、フィリーズレビュー覇者・リバティハイツ、アネモネステークスで3連勝を飾ったハーレムラインが登録。ライラックが無敗のまま桜の女王の座を勝ち取ることができるのか?それとも、今年もまた番狂わせが起きるのか?