静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

やきとん@雨の日は

2021年03月17日 07時15分45秒 | 居酒屋
やきとん@雨の日は



 雨の金曜日です。
今夜のお仕事も無事に終わって、おとなしく家に帰ります。
しかし途中で気が変わりました。
1杯だけ寄り道していこうか。

 アクティブなシニアですから、そう決まると行動は早いです。
とはいっても家から3分のお店ですが、寄り道することにしました。
路地裏の通り沿いにほんのりと明かりが灯るお店、「やきとん」さんにたどり着きました。



 するとちょうど入口の引き戸が開いて、ご主人が顔を出しました。
「やってますか」
「あいよ」
無人のカウンターに一人座りました。



 「瓶ビールください」
まずはラガーでのどを潤します。
「手羽先お願いします」
「あ、今日はないんだ」

 しまった、これを目当てにやってきたのに残念です。
そこで考えた末に注文したのは「げそ焼き」でした。
やきとんさんはいいお店なんですが、メニューがわかりにくいんです。
ご主人が奥の焼き台でイカゲソを焼き始めました。



 「ハイお待ち」
しばらくしてそれが出てきます。
塩気の効いたイカげそをつまみにビールが進みますね。
午後9時すぎのこの時間は大体客は私だけですからのんびりしたものです。

 しかしこういう時間だけやってくる私はいったい何者だろうかと気にならないのかな。
お仕事が終わったご主人は椅子に腰を下ろしてNHKのニュース番組を見ています。
春になって暖かくなったのはいいんですが、花粉がひどくなりました。
最近はクシャミもなかなかできませんから、困りますね。



 心配なコロナも静岡では何とか収まっていますが、東京は逆に増加傾向だとか。
ニュースでは人の出も増えているそうですから、これから4月にかけて心配されます。
皮肉なことですが、中国のような独裁的な国でしか感染を抑えられないという現実が悲しいです。
20分でビールが空き、これでお会計です。

 こういう昔ながらのお店もどんどん無くなっていくのが切ないですね。
ごちそうさまでした。
コメント (2)
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