静岡かけそば放浪記11@自笑亭
たまに登場するシリーズの第11弾です。
今日は浜松での今季最終日になります。
最近体重が増加気味なのでお食事は軽くしようと考えました。
そこで思いついたのが浜松駅の中にある立ち食いそばのお店です。
お店の場所はちょうど新幹線と在来線の間にあります。
そしてそのどちらからでもお店に入ることができます。
とはいっても真ん中に厨房があるのでそこを越えることはできません。
まずはメニューを眺めます。
あれ、以前はあったここの名物、「フグ天ぷらそば」がなくなっていました。
まあ、今回はシリーズということもあって、「かけそば」一択と決めてはいますが。
まずは入口の券売機で食券を購入します。
一番安いかけそばは330円でした。
お店に入ると先客はゼロです。
一番手前のカウンター端に席を取ります。
食券を置くと、中の店員さんがかけそばだとコールしました。
店員さんは男性がお二人で、きちんと分担作業をしています。
片方が麺を茹でてどんぶりに入れ、もう一人が受け取るとそれに汁を張ります。
ネギを乗せて出来上がりです。
あっという間にかけそばがやってきました。
具にはわずかに花ガツオが浮かんでいます。
麺はごく普通の柔らかなもので、腰はありません。
出汁は普通のお蕎麦屋さんに比べると落ちますが、悪くはないです。
ネギがけっこう多めにかかっているので、良いアクセントになりますね。
一味をたっぷりかけていただきます。
コロナ対策でカウンターの周りにはビニールの仕切りがぐるりと垂れ下がっています。
この仕切りの下を通して器が出入りすることになります。
カウンターにもアクリル板が置いてあって、お隣さんと分けられていますね。
箸置きと一味の器は二席ごとに置いてありました。
そこにご夫婦らしい一組のお客さんです。
ちょうど私の後ろ側にある券売機に向かいました。
それがなぜ分かったのかといいますと、前にいる店員さんが声を掛けたからです。
無事食券を買って奥のカウンターに向かいました。
20代後半ぐらいのご夫婦でキャスター付きの旅行ケースを引きずっています。
まずは旦那さんが食券を渡します。
「肉そばでーす」
あれ、1杯だけなんだ。
肉そばの具は奥の冷蔵ケースにあるようで、そこから出した具材をそばに乗せて出来上がりです。
まずはご主人が一口。
それを奥さんに渡してここでまた一口です。
1杯のお蕎麦を二人で分け合って食べる光景が、私の目の前で展開されていきます。
この二人は今着いたところなのか、それともこれから出かけるのか。
軽めのお食事ですからたぶん後者でしょう。
私はかけそばを食べ終わって、お冷やも飲み干しました。
けっこう汁を飲んでしまいましたね。
お二人の行く手に幸あれと願いながら、お店を後にしました。
ごちそうさまです。