いこい@2年ぶりで
「兆楽」さんを出て、渋谷駅に戻ります。
今日はまだ時間に余裕があるので、少し寄り道をして、スクランブル交差点を見てきます。
平日でもかなりの人出で驚きますね。
渋谷はもうコロナ以前にすっかり戻っています。
渋谷駅の改札で少しトラブルです。
青春18切符なので自動改札は通れません。
駅員さんがいる手動改札を利用するんですが、一人の中年の女性客が駅員さんと問答中でした。
しかもその後ろに、30代ぐらいの男性、さらには警察官まで並んで待っていました。
18きっぷを見せるだけなので、普通はそのまま追い越して入るんですが、何しろ警察官が待っている。
仕方なくじっと最後尾で待っています。
しかし逆に、18きっぷでその改札口から出て行くお客さんは、あっさりと出て行きました。
何のトラブルかは分かりませんが長くかかりました。
ようやくその女性が並んでいる人に遠慮して、あけてくれました。
やれやれこれでなんとか電車に乗れました。
山手線の電車内はマスクも少し変わってきました。
不織布の白が大半ですが、黒マスクや色付きのものもあります。
もちろん着用率は100パーセント近いですが、一人だけノーマスクの方がいてびっくりします。
30代ぐらいの女性でしたが、悪びれる風もなく席に座っていました。
あと、若い男性に多かったのが鼻出しスタイルです。
息が苦しいのかもしれませんが、これではマスクの意味がなくなりますね。
田端で乗り換えて、着いた駅は「上中里」です。
東京の居酒屋さんと言えばここ。
しかしやっているかな。
お店は駅の前ですから迷うことはありません。
「いこい」さん、お久しぶりです。
しかし裏手に回ってびっくりです。
なんとなんと裏も表も満員じゃないですか。
これは困ったぞ。
寒いので中に入りたいのはやまやまですが、仕方なく裏側の立ち席に行きます。
ちょうど一人分ほど空き場所があったのでそこにしました。
でも親父さんは忙しくて、声をかけても届きません。
ようやくおかみさんが出てきて何とか注文することができました。
「チューハイと煮込みください」
ここに来たらまずは名物の煮込みです。
赤羽のいこい本店と同じ王道の煮込み、これが食べたくてやってきたといっても過言ではありません。
そして時間はかかりましたが、チューハイも出てきました。
女将さんがお勘定をします。
煮込みが150円、チューハイは190円ですが、外飲みは20円引きだそうです。
ただでも安いのにこれは嬉しいですね。
しかし現在の時間は12時16分ですから、この賑わいは大したものです。
そして面白いことに気が付きました。
壁に貼ってあるこの張り紙です。
何かおかしいと思いませんか。
月曜日から金曜日までが16時。
これは開店時間ではなく閉店時間です。
普通の居酒屋さんが開く時間がここの閉店時間といは驚きですね。
これもご主人の体調を考えてのことだと推測します。
何しろ全部お一人でやっていますから、長くはできないんでしょう。
すぐにチューハイが空いて二杯目です。
これは外からご主人にお願いしました。
二杯目だったせいか20円引きにはなりませんでしたが、ご主人が勘違いされたんでしょう。
まあ2年ぶりのお祝いですから、まったく気にはなりません。
飲んでいるうちに相席のお二人と会話するようになりました。
こういう時にオープン席は気が楽ですね。
これが室内ですと、マスクを外せないんで話しにくいです。
お二人ともタバコを吸われるんですが、外なのでまったく気になりませんでした。
40代と50代の男性で、居酒屋談義に盛り上がりました。
これが居酒屋めぐりの面白いところで、初めての方と居酒屋さんでお話しするのは数年ぶりぐらいです。
静岡から来たんだと説明するとお二人とも驚いていらっしゃいました。
会話が弾んで三杯目のチューハイとおつまみです。
今度はおかみさんにお願いしました。
ということでチューハイが170円に戻りました。
まぐろは150円、これもお気に入りで毎回注文しています。
午後1時を過ぎるとだんだんお客さんが少なくなってきました。
こちらのお店は早い時間が人気のようですから、次回は時間に注意して入ろうと思います。
お話した方のおひとりは居酒屋にも詳しくて、私が今日行く予定のお店をすべてご存知でしたから驚きです。
気が付けば三杯目も空き、さてどうしようか。
手の空いたご主人が外に出てきて片づけ始めたのを機会に、これで終了することにします。
楽しい時間をありがとうございました。
駅に戻ってまたもや電車に乗ります。