静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

かっちゃん@上野

2021年12月21日 07時11分34秒 | 居酒屋

かっちゃん@上野

 

 上中里の駅で京浜東北線に乗り込みます。
田端を経由して上野までノンストップでたどり着きました。
この時間帯は快速が走るので便利ですね。
上野駅で下車します。

 

 駅の広場には季節がらでしょうか、クリスマスツリーが飾られていました。
しかも上野らしくパンダも大集合です。
たまにはパンダ見物にでも行こうかな。
上野駅を出て、アメ横方面に向かいました。

 

 ここで本日二軒目の居酒屋さんを探します。
そこは初めて行くお店ですが、駅の近くと分かっていますから大丈夫でしょう。
大通りを越えて進み、ガード下の道を行きます。
するとあっけなくお店が見つかりました。

 

 こちらが、天ぷら酒場と書いてある黄色いのれんの目立つお店、「かっちゃん」さんです。
では中に入りましょう。
すると意外にもお客さんはお一人だけでした。
入口付近に券売機があるのでこれを使おうとすると、店員さんがそれは使えませんと声を掛けます。

 長いカウンターだけのお店で、中央に先客の中年男性がおひとりでした。
私は一番奥に席を取ります。
といっても立ち飲みのお店ですから荷物を置いただけです。
卓上にはこのせんべろセットの紙が置いてありました。

 

 これは天ぷらの盛り合わせかおでんの盛り合わせに、ドリンク類が最大4杯ついたセットです。
これで税込み1100円ですからお得ですね。
もちろんこのセットを目指して来店したわけです。
店員さんに天ぷらのセットを告げて一万円札を差し出します。

 

 まずは天つゆだけが出てきました。
そしてお釣りも返していただきます。
実はいこいさんで細かい硬貨をすべて使ってしまったので、お札しか無いんですね。
お酒は「ホッピーセット」を選びました。

 次にサイコロの入ったマスが出てきます。
このサイコロひとつでドリンク1杯との交換です。
このあたりは「チカッパ」さんとよく似ていますね。
最近増えたせんべろシステムでは、こういうスタイルがよく見かけられます。

 

 ホッピーセットが出てきて、サイコロは二つ消えました。
本日最初のホッピーですね。
最初に白か黒かを聞かれましたが、私はもちろん白です。
天ぷらは注文を受けてから取り掛かるので、出来上がるまでしばらく待つことになりました。

 

 私の席がお店の一番端で、裏側の入り口に面しています。
そのために通りを挟んで向かいにあるお店の様子がよくわかります。
暇つぶしに眺めているとこれが「パチスロ」のゲームセンターでした。
これは初めて見ましたが、面白いものですね。

 

 料金は1日で3千円、1時間ですと千円と書いてありました。
パチスロで千円使うのはあっという間ですから、これで1時間遊べれば御の字です。
しかも時間が限られているんで、空いた時間をつぶすにはいいかもしれません。
当然ながら換金はできないでしょうが、楽しむだけでもいいかな。

 

 するとようやく天ぷらが揚がってきました。
なかなか美しく盛り付けられています。
天ぷらの種は、ピーマン、カボチャ、レンコン、ニンジン、そして海老でした。
もう一つ白い塊があってイカなのかと思ったらジャガイモでした。

 

 まさに精進揚げですが、せんベロですからこれは仕方がないか。
天ぷらを揚げる方は専任で、接客はもう一人の男性が担当していました。
すると不思議なことにお客さんがどんどんと入ってきました。
男女の二人連れ、男性の二人連れ、また男女のお二人です。

 

 いずれも20代の若い方で、立ち飲みでも苦にならないんでしょうね。
私はナカのお代わりをします。
お客さんの注文はほとんどが天ぷらなので、板前さんが急に忙しくなりました。
見ていると天ぷらの盛り付けは素手でやってました。

 

 さすがはベテランで熱さなんて気にしないということでしょうか。
お店はガード下なので、電車が通過するたびにその振動が上から伝わってきます。
そのせいか通常のお店よりも酔いの回り方が早い気がします。
卓上にはメニューもあって、他にもおつまみ関係が注文できるようになっています。

 

 しかし私の他のお客さんもすべてせんベロセットのものだけでした。
なぜそれがわかるのかというと現金の出し入れが全くなかったからです。
私は三杯目のナカに進みます。
これでホッピーがすべて空きました。

 

 なお、ナカの追加はショーチューの三プッシュでした。
他のお客さんの注文は生ビール系が多く、中には「ガリチューハイ」なんて言う変わり種もありました。
なお天つゆは薄味なので後半はつまみ力が落ちます。
そこで卓上の塩でそれを補いました。

 

 

 無事ホッピーを三杯飲み干してこれでお店を後にします。
外に出ると様子を見ている一団を見つけました。
今なら空いてるよ。
つい若者の肩を押してみたくなりました。

 

 もちろん心の中だけですが。
ごちそうさまでした。

コメント
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