That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S1E1- その3

2013-10-21 12:09:44 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その2の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


「ミスター・ホームズ。我々と一緒に来てください」
そう言うとスカイプ中のモバイルをパタンとクローズします。

現場のジョンは「あれ?急に切れちゃった」とPCのキーを叩いていると「お迎えです」となぜかヘリコプターがきます。


221Bでは男がシャーロックのスーツ1式を目の前に置き「服を整えて行く場所に行きます」と言います。

すかさずシャーロックは男を観察し推理を開始。
スーツの値段や爪が整っている事、そしてスーツの裾には3匹の小さな犬の毛がついている事を確認します。
「行先はわかった」

ヘリに乗ったジョンの足元にはバッキンガム宮殿が見えてきました。

ジョンが通された部屋にはシーツ姿のシャーロックが座っていました。

ジョンは「何これ?」と言うように両手を横に開くと「さあ?」と首を振るシャーロック。
隣に座り左右を見まわしてからシャーロックの下半身(笑)をじっと見つめて
「君、パンツはいてる?」
「No」
「OK」
そんな会話をしてから顔を見合わせ吹き出すふたり。
「バッキンガム宮殿だよ。灰皿を盗みたくなるな」とジョンが言うと(おいおい)また笑い出すふたりがかわいいです(笑)

「僕らは何でここにいるの?女王に謁見?」とジョンが言った時マイクロフトが現れたので、
「女王が来た」とシャーロックが言ってまた吹き出すふたり。

そんな様子を憮然と見つめながら「君たちは何でそんなに子供っぽいんだ」とマイクロフトが苦言を呈します。

「ブロガーと裸の探偵ですから」とジョンが言うと
「捜査中だったんだ、マイクロフト」とシャーロックが言います。
「ハイカーが死んだ事件?結論は明白だろう」とマイクロフトが言えば「簡単だった」とシャーロックが言うので
「え?」と驚きの表情でシャーロックを見るジョンでした。

マイクロフトはシャーロックのスーツ1式を持って
「宮殿の中だぞ、シャーロック。パンツをはけ」と言います。

「何で?」とシャーロックに「依頼人が」と言うので「依頼人は誰だ?」と立ち上がります。
すると奥から男性が入ってきて「極めて高名なお方だ。なので匿名の依頼になる」と言います。
「ハリー」マイクロフトが挨拶をします。

「元歩兵連隊のドクター・ジョン・ワトソン?」ハリーがジョンに声をかけます。
握手を交わしながら「私の主人は君のブログのファンなんだ。特にアルミの杖殺人事件が」


「匿名の依頼は断る、マイクロフト。事件以外の謎を抱えるつもりはない」
シャーロックはそう言いながら「Good Morning」とハリーに挨拶をして立ち去ろうとするので、
すかさずマイクロフトはシーツの裾を踏んじゃいます。

このシーンは何度も撮りなおしたそうですね。踏む加減やタイミングが合わず何度もベネさんのあられもない姿が。。。はうー。

MH「国家の一大事だぞ、大人になれ、シャーロック」
SH「足をどけろ」
MH「どけないとどうする?」
SH「裸で帰る」
MH「どうぞ」
そんな兄弟に見かねたジョンが「Boys Please. Not hear.」と仲介に入ります。

それでもシャーロックは「依頼人は誰なんだ」と叫びます。
「この場所から推理しなさい。この国で一番高位な方だ。だから服を着なさい、シャーロック!」


マイクロフトとハリーが今回の依頼について説明を始めます。

「この国には警察も情報機関もあるのになぜ僕に?」
「シャーロックが言うと「プロのスパイなど信用できないよ」と返すマイクロフト。
「時間があまりない」ハリーが言うとマイクロフトは早速本題に移ります。

「この女性を?」マイクロフトが写真を手渡します。
「2件の政治スキャンダルの中心人物だ」
「誰なんだ」

「アイリーン・アドラー。業界での呼び名は”The Woman”」

「彼女は自分の仕事を女王様と称している」(原文は「dominatrix」:SMプレーの女帝。そのまんまだわ)
「女王様」シャーロックが呟くと「セックスの話だが怖がるな」とマイクロフトがにやにやするので
「セックスなんか怖くない」と声を大にして言うシャーロック。

「知らないくせに」と鼻で笑うお兄様が追い打ちをかけると黙っちゃうシャーロックでした。

弟で遊んでいるマイクロフトです。


またしても進まないまま4に続きます。


シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S2E1- その2

2013-09-28 08:28:42 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その1の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



依頼に来た女の子が「死んだおじいさんに会えなかったの。天国に行ったから?」と言うので
「おじいさんは天国じゃなく特別な部屋で焼かれたんだ」とシャーロックなりに説明してあげますが
「シャーロック!」とジョンに怒られます。


レストレードから依頼がしました。
昨日起こった飛行機の墜落事故は爆弾テロだったけどその飛行機に搭乗手続きをした男が車のトランクから死体で見つかった。
所持品には搭乗券や機内で出すお菓子やナプキンがあった。パスポートにはベルリンのスタンプがあった。
つまり飛行機に乗ってるはずだった男は墜落は免れたけどここで死体で発見されたんだ。

「推論は?」
「今のところ8つ」「推論は4つ」「おそらく3つ」とだんだん減っていき結局事件は未解決のままでした。


ジョンはこれを「Sherlock Holmes Baffled」(シャーロックホームズ困惑する)のタイトルでブログを書きます。
「何の手がかりもみつけられずにシャーロックが困惑していたんだ」の内容に、
「未解決事件は載せるな」と文句を言うので「君の人間的な面を書いたんだ」とジョンが言います。

「うけるんだ。見ろよ。昨晩リセットしたのにもうこんなにアクセスが」
ジョンのブログの画面には「1895」と数字がありました。

この数字は、聖典のシャーロックホームズが精力的に活動した年でしたっけ?コメンタリーで説明があったけど、忘れました。
ごめんなさいーー。また確認できたら書きます。
「君の240種の灰よりも生活の糧になるよ」とジョンが言うと「243種類」とだけ言って立ち去るシャーロックに、
ジョンがにやりとしたのを私は見逃しません(笑)

今やネットのスターになってしまったシャーロックとジョン。
劇場で起こった事件で捜査をしていると「外にマスコミがいる」とレストレードが言うのでとりあえずふたりは
帽子で顔を隠しつつ外に出ることにしました。

この鹿撃ち帽はシャーロック・ホームズのトレードマークなのでいつか被らせようと考えていた、とマークさん、
モファットさんがコメンタリーで話していました。
劇場で起こった事件は「The Aluminium Crutch」(アルミの杖)というタイトルでジョンがブログに書いています。

鹿撃ち帽をかぶったシャーロックは写真に撮られ、新聞に載ることになります。

新聞記事を見ながら女性が「そろそろ頃合いじゃない?」と誰かと電話で話しています。

ベーカー街221B

ハドソンさんがお部屋の片づけをしています。
そして冷蔵庫を開け不要なものを捨てながら不審なものを見つけてしまいます。
それは袋に入った人間の指でした。

ハドソンさんがそれもゴミ箱に捨てていると後ろに思いつめたような男が入ってくるなり倒れます。
ハドソンさん「Boys! You’ve got another one!」と叫びます。「またひとり来たわよ」てな意味でしょうか。

「最初から話して。でも退屈なのはお断りだよ」
シャーロックがそう言うと男の回想が始まります。

14時間前。
男の車が故障してしまいます。何とか直そうとしながらエンジンをかけるとバックファイヤーの大きな音がしたと思ったら
遠くの川辺にいたもう一人の男がさっきまで立っていましたが突然死んでいました。

数時間後。
同じ場所で捜査を開始するカーター警部にレストレードから電話が入ります。
「これからシャーロック・ホームズという男がそちらに行くが、助言しておく。彼に5分でいいから現場を見せろ。
彼の意見に耳を傾けろ。殴りたい衝動は抑えてろ」的確なアドバイスをして電話を切ります。さすがレストレード(笑)

その時、キャブに乗ってジョンが現れたので「話は聞いてるよ。シャーロック・ホームズ?」とカーターさんが言うと
「ジョン・ワトソンです。ネット接続できます?」とちょっと困り顔?のジョン。


そしてシーツ男の登場です(笑)
ジョンを現場に行かせスカイプでライブ映像をシャーロックに見せるようです。
「不本意だ」と文句を言うジョンに「レベル6の事件だ。レベル7未満なら僕は現場に行かないと君も昨日同意した」

「僕は昨日留守だったよ!」と更に怒るジョンに「でも話したよ」とシャーロック。
そこに呼び鈴が鳴りますが「shut up」と叫ぶシャーロック。この「シャットアップ」という発音がイギリスなんですよね。

「地面写して」「バックファイヤー出した車見せて。大きな音がした?」とシャーロックが言うたびに、
ちゃんとラップトップのカメラを向けてあげるジョン。「銃の音か?」と聞かれると「銃創はないからそれは無い」
「死因は後頭部への鈍器による一撃。凶器も犯人も消えた。重要度8なんじゃないの?」とジョン。

「2分で終わらせて車の男に話を聞こう」カーターが言います。
シャーロックは「彼はバカだ。自分で殺したと言ってる」と言うのでカーターは「私はそう考えてるよ」と横から顔を出します。

「目撃者なしに殺人に成功したらなぜ警察や探偵に知らせる?」シャーロックの言葉に
「利口に立ち回ってるんだ」とカーターが言うので、
「彼を見ただろう?肥満体で口の臭い独身者。右袖からネットポルノ依存、息から心臓疾患の兆候、
自尊心とIQが低く余命も短い。その彼が知能犯だと?」と、一応疑いを晴らそうとしてますが、彼もひどい言われよう(笑)

そして後ろを振り向き「ひどい推理だ」と言ってあげますが「それ僕の事?」と聞かれるもスルーして現場検証の続きをします。

その時ハドソンさんが部屋に来て「シャーロック、呼び鈴に答えなきゃ」言うと同時にスーツ姿の男が二人、入ってきました。

そろそろやたら画像が多くなってきましたのでこの辺でやめておきます。
その3に続きます。

シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S2E1- その1

2013-09-21 13:42:22 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia

脚本:スティーヴン・モファット
監督:ポール・マクギガン

シーズン2に入りました。
2からベネディクトさんのギャラが素晴らしく上がったらしいですね。噂ですが、当然のようにも思います。
傲慢でともすれば嫌な奴で終わってしまいそうなセリフがほとんどなシャーロックという役を、
深い人物象に仕立てたのは秀逸な脚本とベネディクトさんの演技のうまさなのでしょうね。
もちろん、マーティン・フリーマンをはじめサポートの力も大きいと思いますが、あの微妙な表情はホントにスゴイです。

そして、
このベルグレービアの醜聞はシーズン1と2の全6エピソードの中で一番大好きなエピソードです。
シーズン1よりももっと深くシャーロックの生態(笑)やジョンとの生活が出てくるので楽しかったですね。
そんなわけで調子にのり普段の3倍くらいキャプチャしちゃいました。。。どうしよう。。。
全部ここで使ったらせっかくこのブログを読んでくれる数少ない貴重な方たちにドン引きされるかも(涙)と、言いつつ貼る・・



以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。




シーズン1の最終エピソード、「大いなるゲーム」でシャーロックとモリアーティがプールで対峙しますが、
お互いにらみ合いのままシーズン2に持ち越しとなりました。

ジョンも息をひそめて見守る中、突然ジャスティン・ビーバー、もといビージーズの「Stayin' Alive」がどこからともなく聞こえてきます。

すると睨みあっていたモリアーティがため息をつきながら、
Do you mind if I get that?「電話に出てもいい?」と聞きます。

Oh no, please. You've got the rest of your life.「まだ生きてるんだから、どうぞ」とシャーロック。

電話で話しながらモリアーティが「Sorry!」と口パクで言えばシャーロックも「いえいえ、気にしないでー」
生死を賭けたにらみ合いなのにこの会話(笑)
と、突然モリアーティが「もう一度言って!」と叫びます。
そして「それがうそだたったらお前を必ず見つけ出して皮をはいでやるぞ」と言うとシャーロックに、
Sorry. Wrong day to die.「ごめん、今日死ぬのは都合が悪くなった。」

Oh. Did you get a better offer?「何か良い案件でも?」
You'll be hearing from me, Sherlock. 「また連絡するよ、シャーロック。」
モリアーティはそう言うと電話を続けながら去り際に指をパチンと鳴らしました。
すると、ふたりを狙っていたライフルの赤い光が全て消えました。かっこいいなぁ、モリアーティ(笑)

ジョンが「何があったんだ?」と聞くとシャーロックが言います。
「誰かが彼の気を変えた。問題はそれが〝誰か″だ。」




ベイカー街221B

ジョンがタイトル「Life Gose ON」でブログを書いています。
内容は、デイリー・ブリッグスの船の上で何が起こったかとか、シャーロックがバスを盗んだ事とか変な事件があったよー、
という報告だけですが、コメントがちょっと面白かったですね。
「僕はバスを盗んでない、借りたんだよ」シャーロック・ホームズ
「服を着てこいよ」ジョン・ワトソン
この後、シーツを纏っただけのシャーロックが出てきますがいつもシーツでうろうろしてるのかと思うと何かかわいい。

SH「何書いてるの?」
JW「ブログ。僕たちの事を書いてるんだ。」
SH「僕の」
JW「何で?」
SH「たくさん書いてるから。あ、誰か来た」←要約するとこんな会話をしています。平和な日常ですね。

依頼人が何組か訪れます。
スクリプトには「Potential Client 」と書いてありました。依頼人になるかもしれない人ですか?(笑)
Potential Client1「妻が職場にいる時間が長いんです。」
SH「Bording!」
Potential Client2「夫が不倫しているかも」
SH「Yes」

Potential Client3「伯母の遺灰がすり替えられたんです。私にはわかります」
SH「Leave」
中略
そこに「漫画のサイトをやっていてコミックの真実の意味について説明してるんですけど、
漫画の物語が現実になる現象が起きてるんです」と言う依頼人がきて、シャーロックは興味を示します。

このケースもジョンのブログに「The Geek Interpreter」というタイトルで書いてあります。
ジョンが書いている時に「オタクの通訳?」とシャーロックが首を突っ込んできてます。

いつかこうした細かい事件を集めてドラマを作ってくれないでしょうかね。スピンオフとかで。

「ブログに読者が?」とシャーロックが死体を検視しながら言います。
「だから依頼がくるんだよ」とジョンも検視をしながら言うので「僕のサイトもあるよ」と頑張りますが、
「煙草の灰240種一覧なんて誰が読むの?」と言われて、シャーロックのこの顔↓

ふくれたシャーロックを無視してジョンが「染めたブロンド。外見からは死因不明。ただし死体に斑点が」と、
レストレードに検視報告をするのでそのままぷいっと帰ってしますシャーロック。子供すぎてかわいいよ~。

これもジョンが「The Speckled Blonde」(まだらのブロンド)のタイトルでブログを書いていれば、
それを覗いたシャーロックが「まだらのブロンド?くだらない。」と仕返ししてます。

特に何も起こらずふたりが漫才しているだけですが、その2に続きます。


シャーロック 大いなるゲーム-S1E3- その5

2013-09-15 10:56:46 | Sherlock
原題:The Great Game


その4の続きです。
これで終わります。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



221Bでシャーロックがテレビに向かってイチャモンをつけてます。
「ちがーう!彼は少年の父親じゃない。ジーンズの折り返しを見ろ!!」

ゲームはまだ4つしかクリアしていないけど犯人からの連絡がないので電話をそばに置きながらドラマを観ています。
後ろでジョンがブログを書きながら「認めろよ、太陽系の知識があればもっとはやく解決しただろ」などと言いながら
サラに会いに出かけます。出がけに「牛乳買わなきゃ」と言うとシャーロックが「買っとく」と言うので
ちょっとびっくりしながらも「ついでに豆も」と言うと「うん」とうなづくシャーロック。

ジョンが出かけるとすぐにパソコンを出してサイトに犯人へのメッセージを書き込みます。
自ら犯人を呼び出して決着をつけようとします。もちろんジョンに内緒で。
「ミサイル設計図を見つけた。夜12時にプールで待つ」


誰もいないプールでシャーロックは周りを見渡しながら叫びます。
「設計図が目的だったんだろう。持ってきたぞ」
設計図が入ったメモリーを見せるように手でかざしているとジョンが登場しました。

「やあ」
シャーロックはメモリーを持ったまま固まっています。
ずーっとこの形で固まっています。

ジョンのブログにこのときのシャーロックの様子が書かれています。
「シャーロックは怒りと言うより傷ついていた。彼は迷子の子供のようだった。とても動揺していた。」
ショックだったんでしょうね。それだけジョンを信じていたからこそですね。
しばらく固まった後、ゆっくり近づくシャーロック。この不安そうな表情が何とも儚くてせつないです。。。

ジョンは「予想外だったろ?」とか言いながらジャケットの前を開き身体に巻きつけた爆弾を見せます。
最後の人質はジョンでした。

「誰なんだ?」シャーロックが叫ぶとドアの向こうから男が出てきました。
それはバーツで会ったモリーの彼、「ジム」でした。

「ジム・モリアーティだよ。よろしくね。僕はスペシャリストなんだ。」
シャーロックがコンサルタント探偵であればモリアーティはコンサルタント犯罪者でした。

「手を引け」君とのゲーム楽しかったけどね。とモリアーティは話し続けます。
「僕がお前を止める」
「無理だ」
シャーロックはジョンに「大丈夫?」と話しかけジョンがうなづくと「設計図だ」とメモリーを渡します。
モリアーティはそれを受け取ると「つまらない。どの道手に入ったし」と言ってメモりーをプールに投げ入れます。
その隙にジョンがモリアーティの後ろから羽交い絞めにして「逃げろ、シャーロック」と叫びます。

「君が彼をそばに置く気持ちがわかるよ。ペットを愛する気持ちも。」と余裕のモリアーティ。ペットって失礼な(笑)
「でも手の内を見せたのは失敗だ」
すると狙撃手のレーザーポインターがシャーロックの額に合わされました。

それを見たジョンは引き下がります。
「君が手を引かないとどうなると思う?」モリアーティの言葉に
「そうだな、殺されるんだろう」とシャーロックが言うと
「殺す?そんな簡単じゃない。いつかは殺すけど、特別な機会を作るよ。もし邪魔を続けるなら・・・」
「焼き尽くすよ。火責めにして心臓を抉り取ってやる」

その言葉にシャーロックは「僕には心がないそうだ」と言いますが、
「それは違うな」と少し嬉しそうに返します。
もしかしたらモリアーティが一番シャーロックを理解しているのかもしれません。何しろずっとストーカーしてたし(笑)
突然「もう帰らなきゃ」とおどけながら言うとそのまま帰っていきます。
「いつかお前を捕まえる」シャーロックの言葉に「無理だね」と返しそのままモリアーティはドアの向こうに消えます。

すぐにジョンのジャケットを脱がし爆弾をはずすシャーロック。何度も「Are you alrigth?」と聞いています。

シャーロックは安全を確認すると、うろうろとぎこちなくジョンにお礼を言います。
「さっきは身を挺してくれてどうも」
シャーロックの事を守ってくれる存在は彼にとって初めてだったのかもしれません。
そんなシャーロックにジョンは、
「誰も見てなくてよかった。君が僕の服を脱がすところを見られたらまた噂になっちゃう」

最初観たときはこの場面で何言ってるんだジョン!と思いましたが、最近あらためて観たらちょっと泣けてきました(笑)
でもこのエピソード3はパイロット版のあとに撮影した、つまりシーズン1で最初に撮られたエピソードの場面らしいですね。
まだFanficとかなかったと思うので本当にただのジョークかもしれませんが、今ではシャレにもなりません(泣)

「人はうわさ好きだから」そう言ってにこっと笑うシャーロック。こんな自然な笑顔は初めてかもしれません。

2人で笑った瞬間
ジョンに狙撃手の照準があたり「Sorry Boys」と再び嫌な声がしました。
モリアーティが帰ってきたのです。
「僕は気が変わりやすいんだよね。君が続けることに僕が説得してもいいけ。ど僕が言いたいことはわかるよね」
その言葉にシャーロックはジョンの顔を見て、ジョンはそれにうなずきます。

ジョンのうなずきを見てシャーロックは、
「僕の答えもわかっているはずだ」そう言って銃口を脱ぎ捨てた爆弾に向けます。

緊迫した状況の中シーズン1はこれで終わります。
やっぱりクリフハンガーなのねー(泣)
でもこの場面での「つづく」なんてまだマシな方で・・・あー、ごほごほ。
と、いうわけで次はシーズン2になります。


シャーロック 大いなるゲーム-S1E3- その4

2013-09-07 09:56:04 | Sherlock
原題:The Great Game



その3の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



ジョンはアンドリューの婚約者、ルーシーに会いに行きます。
「彼じゃない、彼は国を裏切ったりしない」泣きながら訴えるルーシー。
人に会うと言って外出したアンドリューですが、誰と会うのかルーシーには心当たりはありませんでした。
ジョンの帰り際、ルーシーの兄と会います。
「早く犯人を捕まえてくれよ」兄の言葉に「伝えます」と言ってその場を去るジョンでした。


その夜、ホームレスからゴーレムがヴォクソールにいるというメモを受け取りジョンとふたりで向かいます。
途中シャーロックが空を見上げ「きれいだな」と呟くのでジョンがちょっとびっくりします。何やってますか、君たち(笑)

「何をしたのか説明してくれ」とジョンが言います。
「僕はホームレスの情報網を使ってるんだ。彼らは僕の目となり耳となるんだ」
「持ちつ持たれつの関係ってわけだ」
「そう」

ゴーレムの姿を確認し飛び込むタイミングを計っていると突然ゴーレムが走り出し待っていた車に乗ってどこかに消えます。
「また探し出すのは大変なんだ」とシャーロックが悔しがっていると「行先はわかるよ」とジョンが言います。
「ケアンズ教授のところだ。電話帳で調べよう」

ケアンズ教授はプラネタリウムで太陽系のスライドを写し出し海王星を探しています。そこにゴーレムの魔の手が忍び寄ります。

シャーロックが追いつきますがケアンズ教授は殺されてしまい、太陽系を回る惑星や衛星の説明のスライドが
ランダムに映し出される中、何とかゴーレムを押さえようと2人ががかりで格闘しますが逃げられてしまいます。

結局、贋作の証拠も無いまま絵の前に立つことになりました。

シャーロックは電話に向かって「絵は贋作だ。それが原因で警備員とケアンズ教授は殺されたんだ」と叫びますが、
犯人からの応答はありません。証拠がなければ回答にはならないようです。
「わかった、時間をくれ。」そう言うと突然子供の声で10からカウントダウンが始まります。
絵を見つめ懸命に贋作の証拠を探しだそうとしますが、刻々とカウントは1に近づいていきます。
「子供が死ぬ、真実を言え!」なりふり構わず責任者の女性に詰め寄る姿はシャーロックがプライドを捨ててまで、
子供を救おうとしている必死な姿に思えます。
けどすぐに「いや、言うな。僕が探さないとダメだ」そう言うとまた絵とにらめっこするシャーロック。
後ろでジョンが落ち着かずうろうろうろうろしています。

カウントダウンが加速し始め5秒を切ったところでシャーロックが閃きます。
「さっきプラネタリウムで耳にしたことだ」
ジョンに電話を手渡すといったん絵から遠ざかり「最高だ!」と喜びを噛みしめますがレストレードに怒られます。
残り1秒になったところで「ヴァン・ビューレン超新星」と叫びます。

すると「誰かそこにいるの?」と子供が言うので正解だったことがわかります。
「この星は爆発する星で空に現れたのは1858年だ」シャーロックが言うと、
「この絵が描かれたのは1640年代、矛盾してる」とジョンが続けます。
ほっとしたように微笑むジョンの元にマイクロフトからメールが入ります。
「私も我慢の限界だ」

ヤードで責任者の女性が事情聴取を受けます。
シャーロックが女性の罪状をレストレードに言わせると女性は白状し始めました。

「贋作で儲けようと思った。単なる思い付きだったけど彼が実現可能にしたの」
「彼とは誰だ?」
「知らないの。彼の手の者に接触してただけなの。彼はメッセージだけの存在だった」
「彼の名前は?」
「モリアーティ」


ジョンはアンドリューが死んでいたバタシーの線路のところにいます。

職員にその時の様子を聞き、出血が少なかったことを知ります。
「アンドリューはどうやってここに着いたのか」しばらく考え分岐器が動くのをじっと見つめます。
するとシャーロックが後ろから声をかけます。「そう、分岐器だ。彼は他の場所で殺されたから出血が少なかったんだ」
「僕wを尾行してた?」
「最初から。こういう事件は見逃せないよ」そう言ってから「不法侵入する必要がある」と歩き出します。

「設計図はまだ海外に流れていない。盗んだ人物は設計図を売るすべを知らないんだ」
そう言いながらとあるフラットに侵入し部屋を調べます。
「ここは?」
「ジョー・ハリソンの家だ」ジョーは殺されたアンドリューの婚約者のお兄さんでした。
そしてシャーロックが窓の外を見てからその下に血痕を見つけます。

そうしているうちにジョーが帰ってきました。
ジョンの姿を見ると乗っていた自転車で襲おうとしますがジョンが銃で狙いをつけます。


観念したジョーはアンドリューから設計図を盗んだことを白状します。
そして盗まれた事に気が付いたアンドリューがジョーの家に来て詰め寄りますが、
ジョーはアンドリューを階段から突き落としてしまいます。
アンドリューが絶命したことを知ると窓のすぐ下に停まっていた電車の屋根にアンドリューを運びます。

そうしてアンドリューはバタシーの分岐器が動いたときに屋根から落ちたのでした。

ジョーは麻薬の運び屋をやり始め気が付いたら借金が莫大になってしまったため設計図を盗んだと言います。
シャーロックはジョーから設計図が入ったメモリーを回収します。

その5に続きます。