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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その14

2017-10-25 21:40:01 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville

翌朝。


221Bで朝食をとるふたりの前にマイクロフトが立っています。
キッチンにはハドソンさん。

SH:写真は100%安全だ。
MH:逃亡中の売春婦の手にあるのにか。
SH:彼女には脅迫する気はない。
彼女は何らかの理由で身を守る必要がある。
銃撃の件で彼女の家を捜査していた警察はもう引き上げたのか?
MH:彼女の手に写真があるのに我々に何ができる?
手を縛られているも同然だ。
SH:あなたの言葉の選び方には彼女も称賛するだろうな。

SH:様子を見るしかない。
カメラ付き携帯電話は彼女の免罪符なんだ。放っておくべきだよ。
彼女を王族のようにもてなせばいい、マイクロフト。
JW:彼女は王族をもてなすなんてものじゃないけどな。

その時、どこからともなくセクシーな声が聞こえてきます。
JW:なんだ?
SH:テキスト。
シャーロックは立ち上がりマントルピースにある携帯をとります。

JW:あの音はなんだよ。

(おはよう、Mr. Holmes )

SH:他にも彼女を狙っていた人がいたのを知ってたのか?マイクロフト。
CIA熟練の暗殺者が現れる前に僕たちを送り込んだってわけか。素晴らしい推測だ。
JW:ああ、感謝してるよ、マイクロフト。

Mrs.H:そんな危険なところに弟を送り込むなんて、最低ね。
何があっても家族だけは味方なのよ。
MH:黙っててくれないか、ハドソンさん。
SH:マイクロフト!

MH:すまなかった。
Mrs.H:Thank you.
SH:もういいから黙って。

ここで再び着信音。

Mrs.H:ねえ、ちょっと下品な音だと思わない?

(調子はどう?)

SH:あなたはどうにもできないし、彼女も何もしないと思うよ。
MH:彼女を厳重に監視することもできる。
SH:なぜわざわざそんなことを?ツイッターでフォローできるだろう。
ユーザーネームは「TheWhipHand」だよ。(支配者、鞭を持つ手)
MH:そうか、非常に面白いな。

マイクロフトは内ポケットの携帯を取り出し電話に出ます。

MH:失礼。Hello.

部屋から出るマイクロフトを目で追うシャーロック。

JW:どうして君の携帯の着信がそんな音なんだ。

ジョンの突っ込みにちょっと動揺している感じのシャーロック。

SH:音って?
JW:あれだよ、音がしてるじゃないか。
SH:着信音だよ。テキストが届いたんだ。

JW:ふん。いつもはそんな音じゃないだろう。
SH:うん、誰かが僕の電話を冗談で個人テキストの着信音に設定したらしい。

ジョンと目を合わせないシャーロック。

JW:じゃあ、メールが届くたびに・・・・
SH:そうみたいだ。


再び着信音。

Mrs.H:電話のその音を小さくしてくれない?私の年になるとそれは・・・

(返事はないけど私は元気よ。)


少し間をおいてからジョンのとどめの突っ込み。

JW:誰が君の電話を手にできるんだよ、
電話は君のコートのポケットにあったはずだろう?

シャーロックは新聞で顔を隠しています。

ホントこれ妻に浮気を責められる夫の図。

SH:推理は君に任せるよ。


なんか嬉しそうなジョン。

JW:僕だってバカじゃないからな。
SH:どこでそんな知恵をつけてきたんだ。

MH:ボンドエアーは飛び立つ。コベントリーに確認してくれ。あとで話そう。

マイクロフトが戻ってきます。
シャーロックがマイクロフトに詰め寄ります。

SH:彼女は何を手に入れている?
アイリーン・アドラーだ。
アメリカ人は彼女の持っている不名誉な写真に興味はないはずだ。
他にもある。

シャーロックは立ち上がりマイクロフトの前に立ちます。

SH:何か重要な事があるんじゃないのか?
MH:アイリーン・アドラーの件はもはやお前には関係の無い事だ。
今後お前は一切手を引くのだ。
SH:僕が手を引く?

MH:そうだ、シャーロック、手を引くんだ。

シャーロックはマイクロフトから離れバイオリンを手にします。

MH:さて、これから辛くとも古くからの友人に謝罪しに行かねばならないが、
構わないかな。
SH:彼女によろしく。


シャーロックはイギリス国歌「God Save The Queen.」を演奏します。
マイクロフトが部屋から出ていきます。

バイオリンの曲が「We Wish You a Merry Christmas」に変わり、
窓がクリスマスデコレーションになっています。


続きます。


マイクロフトのひきつった笑いや渋々謝罪するところも好きですね。
お兄ちゃんはこのくらいシニカルでみんなとは一線を画していたほうが良いです。

ハドソンさんの朝食美味しそうです。
221Bの平和な朝ですね。(会話は物騒だけど)

シャーロックとジョンに関しては今回は一言だけ。


お前ら夫婦か。


失礼しました。

Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その13

2017-10-23 07:54:57 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

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おはようございます。
大型台風で各地に被害が出ておりますが皆様は大丈夫でしたでしょうか。
現在もなお暴風に見舞われている地域にお住いの皆様のご無事をお祈りいたします。
また、被害に遭われた方におきましては心よりお見舞い申し上げます。

今日は出勤の方も多いかと思いますがどうか気をつけてください。
私は今日は少し遅めに出勤です。


続きです。


アイリーンが消えたあと、
シャーロックのまわりがぐるぐると回りながら事件現場に変わります。
車の窓越しにアイリーンが現れます。
IA:わかったわ!

何か話そうとするシャーロックをアイリーンが制止します。
IA:しっ!静かに。起きちゃダメよ。私が話すから。

アイリーンは動きながら事件を解明していきます。
IA:車のバックファイアと・・・
ハイカー、彼はじっと空を見ている。
鳥を見ているのかとあなたは言ったけど、そうじゃないわよね。
彼は空を飛ぶ別の何かを見ていた。車のバックファイアでハイカーが振り向く・・・
それが大きな間違いだった。

IA:ドライバーが見た時、ハイカーは既に死んでいた。
彼が見ていなかったものが彼を殺した。
でもそれは既に流されてしまった。
優秀なスポーツマンがつい先日海外旅行から戻って来た・・・ブーメランを携えて。

IA:あなたは一目でそれがわかったの?間違いなくニューセクシーだわ。
SH:僕は・・・・
僕は・・・・

シャーロックの後ろからベッドが現れ、
シャーロックは眠りにつきます。

朦朧とした意識の中、アイリーンが話しかけます。
IA:静かにしてて。
大丈夫。コートを返しにきただけだから。


そこで目を覚ますシャーロックはすぐにジョンを呼びます。
SH:ジョン?ジョン!

起き上がろうとしてベッドから落ちるシャーロック。
ジョンが部屋に入ってきます。

JW:大丈夫か?
SH:僕はどうやって帰ってきた?
JW:君、ほとんど覚えてないだろうね。納得はいかないだろうけど。
そうそう、言っておくけど、レストレードが携帯で君を撮影していたと思う。
SH:彼女はどこだ。
シャーロックはフラフラと部屋の中を探し回ります。

JW:どこって誰が?
SH:あの女。あの女だよ。
JW:女って?
SH:The woman. The woman woman!
JW:アイリーン・アドラーか?彼女は消えたよ。誰も姿を見ていない。
JW:ここにはいないんだ、シャーロック。
はいつくばるシャーロックをベッドに戻すジョン。
JW:何してるんだ。ダメだって。
ベッドの戻れよ。朝には回復してるから今は寝るんだ。
SH:もちろん僕は大丈夫だ。すぐに回復だ。今だって元気だ。
JW:そうだね、君はすごいよ。さて、僕は隣にいるから必要だったら呼べよ。
SH:なぜ僕が君を必要とするんだ。
JW:理由なんてないよ。

その時、アイリーンのセクシーな声が聞こえます。
声のする方を見るとコートがかかっていました。
ちょっと不思議そうな表情のシャーロック。
声はコートのポケットにあるシャーロックの携帯の着信音でした。

シャーロックは携帯を取り出しアイリーンからのメッセージを読みます。

(またね、Mr.ホームズ。)


メッセージをじっと見つめ、勘案しているような感じのシャーロックです。

ちょっと短いですがキリが良いのでここで続きにします。
最後に縦長ですが拾った画像を。



Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その12

2017-10-20 07:16:26 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

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N:ありがとう。Mr.ホームズ。さ、開けてくれ。

扉を開けようとした時に横目でアイリーンを見ると彼女が目を逸らすので
仕掛けがある、とわかってしまうシャーロックでした。


そして、シャーロックはジョンにしかわからない合言葉を言います。
SH:Vatican cameos.


その言葉にジョンは床に伏せシャーロックは仕掛けの銃弾を回避しながら
ニールソンに逆襲、アイリーンもすかさず反撃。



銃をくるっと持ち替えるのがかっこいいですね。

ニールソンを倒しドヤ顔のシャーロック。


そしてアイリーンも奪い取った銃を男に突きつけていました。

SH:Do you mind?
IA:Not at all.

アイリーンが男を銃でぶっ飛ばしている隙に
シャーロックは金庫の中の携帯を持ち出します。

JW:男は死んでる。
IA:ありがとう。あなたはとても観察力があるのね。
JW:観察力?
IA:うれしいわ。
SH:気にするな。

JW:うれしい?
SH:彼らの仲間がいるはずだ。おそらくこの建物を見張っている。
シャーロックは部屋を出ていき、ジョンもあとに続きます。
アイリーンは金庫の中を確かめますが携帯はシャーロックが持ち出していました。


玄関から外に出るふたり。
JW:警察を呼ばないと。
SH:Yes.
シャーロックは持っていた銃を空に向かって撃ち始めます。

SH:これでこっちに向かってくるよ。
JW:For God’s sake!
SH:うるさい。手っ取り早いんだ。


アイリーンが金庫の中を見ているとふたりが戻ってきました。

SH:家の中を確認してくれ。侵入方法を調べるんだ。
ジョンに指示をします。


シャーロックはアイリーンの携帯を取り出します。
SH:これで爵位は確実だな。
IA:それは私のよ。


シャーロックが携帯の電源を入れるとロック画面が出ます。

SH:写真は全部この中にあるんだな。
IA:もちろん、コピーはあるわよ。
SH:いや、ないね。


SH:君はアップリンクなどの通信は無効にしている。
この携帯の中が唯一無二だと証明できなければ、売る事もできないだろうからね。

IA:売るなんて誰がそんな事を?
SH:では、なぜ彼らが興味を持つ?
携帯に入っているのは何であれ写真だけではないのは明らかだ。
IA:その携帯電話は私の命なのよ、Mr.ホームズ。
あなたに渡せば私の命はないのよ。
それは私のプロテクションなの。


JW:シャーロック!
ジョンの声がします。

シャーロックはアイリーンの「プロテクション」を過去形にします。
SH: だった、だな。
そしてジョンのもとに行き、アイリーンもあとを追います。

ジョンはアイリーンの寝室にいました。
床には意識を失っているケイトが横たわっています。
ジョンは彼女の呼吸と脈を確かめてからウロウロとシャーロックを待ちます。


シャーロックとアイリーンが部屋に入ってきます。
JW:ここから入ってきたんだと思う。
SH:そうだな。
JW:大丈夫。気絶しているだけだ。
IA:彼女なら慣れているわ。裏口があるの。チェックしたほうがいいわ、Dr.ワトソン。
ジョンはシャーロックの顔をみます。シャーロックが頷きます。
JW:わかった。


ジョンが部屋をあとにします。
アイリーンはそっと引き出しから注射器を出します。

SH:落ち着いてるね。
君のブービートラップで人が死んだのに。
IA:彼は私を殺そうとしたの。その前に自衛しただけよ。

アイリーンはシャーロックに近づくとシャーロックの腕に注射器を刺します。
SH:何を?何だそれは。
アイリーンはシャーロックの頬を思い切り叩きます。
倒れるシャーロック。

IA:それを渡しなさい。渡すのよ。
SH:No.
IA:渡しなさい。
SH:No.
IA:お願いだから。
アイリーンは鞭を手にします。

そしてシャーロックを鞭で叩きながら言います。
IA:それを離しなさい。
離しなさいって言ってるのよ。

携帯をアイリーンに奪い返されるシャーロック。

IA:Thank you, dear.
愛らしい上流階級の子に、写真は私が必ず守ると伝えて。
脅迫する気はないの、保険なのよ。
でも、また彼女に会いたくなるかも。

起きようとするシャーロックを制するアイリーン。
IA:Oh, no, no, no, no, no, no, no.
とても楽しかったのだから台無しにしないで。
あなたには覚えておいてほしいの。あなたを打ち負かした女を。
Goodnight, Mr Sherlock Holmes.

アイリーンがシャーロックから離れると同時にジョンが入ってきます。
JW:何をしたんだ。
IA:2、3時間は眠ってる。嘔吐で窒息しないように気をつけて。
さもないと美しくない死体になってしまうわ。
ジョンは床に落ちた注射器を拾います。
JW:何だこれは。彼に何を打った?
シャーロック!

IR:大丈夫よ。何度も友人たちに使ってるから。
JW:シャーロック、聞こえるか?
IA:私は間違っていたわ。彼はどこを見るべきかわかっていたのよ。
JW:何が?何を言ってるんだ。
IA:金庫のキーコードよ。
JW:何だそれは。

必死で起きようとするシャーロックに「彼に話す?」とアイリーン。
IA:私のスリーサイズよ。


そうして不二子ちゃんは消えたのであった。

続きます。

Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その11

2017-10-18 07:24:18 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

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ジョンが出て行ったあと、シャーロックは推理を続けます。

SH:田園地帯にふたりの男が数ヤード離れた位置に立っていた。
それと1台の車だ。
IA:あら、あなたは写真を探すのだと思っていたわ。
SH:見て回るのは時間がかかる。
僕は写真を見つけるつもりだけど君もなかなか賢いから、
暇つぶしにちょっと話をしよう。

SH:2人の男、車、他には誰もいない。

SH:ドライバーはエンジンを修理しようとするがらちがあかない。
ハイカーはずっと空を見つめている。
鳥を見ているのだろうか?
今にも何かが起こりそうだ。一体何が?
IA:ハイカーが死ぬ。
SH:違う、それは結果だ。何が起こる?
IA:わからない。
SH:考えるんだ。
IA:どうして?
SH:君のつまらない思いつきを満足させるために服を脱いで印象づけたんだ。
僕を退屈させるな。考えろ。それが新しいセクシーだ。

IA:車はバックファイアを起こす。
SH:大きい音が鳴るだろうね。
IA:それが何なの?
SH:音は重要だよ。音は僕にあらゆることを教えてくれる。例えば・・・

突然火災報知器が鳴ります。
ジョンが雑誌に火をつけて鳴らしていました。


その時、アイリーンは暖炉の上にある鏡を見るのをシャーロックは見逃しませんでした。

SH:ありがとう。火災報知器が鳴ると母親は子どもに目を向けるものだ。
火事に優先順位を暴露されるなんて驚くよね。


シャーロックがスイッチを押すと見つ鏡の下から金庫が出てきました。

SH:ここに君の子どもが入っていない事を願うよ。
もういいぞ、ジョン。警報を止めてくれ。

SH:聞こえたか?警報を止めろよ。
JW:ちょっと待ってくれ。

ジョンが必死で火を消そうとしたいたその時数人の男が2階から降りてきて
報知機を銃で撃ち、そのまま銃をジョンに向けます。
JW:Thank you.
ジョンはアラームを止めてくれたお礼を言います。

その頃シャーロックは金庫のテンキーと向かい合っていました。

SH:触るときはいつも手袋をしたほうがいいな。


SH:最も重油分の多い油脈は最初に使われるキーにある、
はっきりしているのは3つだがそのあとの順序を読み取るのはほぼ不可能だ。
構造上、6桁のコードと言える。
君の誕生日ではない、失礼な事を言うつもりはないが、
君は明らかに80年代生まれなのに8の数字はほとんど使われていない。
だから・・・・

IA:ここであなたにコードを教えてもいいけど、でもね、既にあなたは知ってるのよ。

IA:考えて。

銃を持った男がジョンと一緒に部屋に入ってきました。

N:手を頭の後ろに。ひざをついて。動くなよ。
JW:Sorry, Sherlock.
N:ミス・アドラー、ひざをつくんだ。

SH:僕はひざをつかなくていいのか?
N:君には金庫を開けてもらう。
SH:アメリカ人か。興味深い。なぜ君たちが?

(シャーロックの指が大好きなのでこの場面もかなり好きです。)
N:金庫を開けるんだ。
SH:コードを知らない。
N:聞こえたよ。彼女が君に教えたと言っていた。
SH:聞いていたなら教えてないと知ってるはずだ。
N:私は聞き逃してしまったようだが君の評判からすれば、
君が聞き逃すはずはないと思うがね、Mr。ホームズ。

JW:コードは彼女しか知らない。彼女に聞けよ。
N:そうだな。だが彼女は自動的に警察を呼ぶ防犯ベルを鳴らすコードも知っている。
私はこの女性を信用しないことにしているんだ。
IA:Mr.ホームズは何も知らない・・・・
N:黙るんだ。もう一言でも話したら君の頭の中にあるもので壁を飾ってやるからな。
私にとっては簡単な事だ。

N:Mr.アーチャー。スリーカウントでDr.ワトソンを撃て。
JW:は?
SH:コードは知らない。
N:One.
SH:コードは知らないんだ。

N:Two.
SH:彼女には教えてもらってない。知らないんだ!
N:すぐにでも君を信じる準備は出来ているぞ。Three.
SH:No, stop!

シャーロックは金庫のテンキーの前に立ちます。



322434とプッシュするシャーロック。
センチにすると816186です。アイリーンほっそ。

続きます。

現場と現実のアイリーン宅と行ったり来たりの演出がとても効果的で、
アラームが鳴るところなど最初に観たときはトリハダものでした。
やっぱり、かっこいいシャーロックがいいですね。

Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その10

2017-10-15 10:37:54 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

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部屋で待っているとアイリーンの声が聞こえてきます。

IA:怪我をされたとか。大変でしたわね。
演技開始のシャーロック。

IA:ケイトはあなたの名前を伺っていなかったように思います。
SH:失礼しました。僕は・・・・
アイリーンが裸で現れたので言葉が止まるシャーロック。

IA:驚くと偽名を思い出すのは大変ね。

ゆっくりと近づきシャーロックの前に立つアイリーン。
そしてシャーロックのカラーを外します。

IA:これでふたりとも聖職をはく奪されたわね。
(※聖職者から聖職をはく奪、何も持たない素の状態、という意味のようです。)
IA:Mr.シャーロック・ホームズ。
SH:ミス・アドラー、ですね。

IA:頬骨をみてごらんなさいよ。
顔をはたくと切れそうね。試してほしい?

そこにジョンが現れます。

JW:さあ、準備できたぞ。

この場面を見て一瞬固まるジョン。
そのあと発した言葉が「忘れ物が。」でした。

何だよ、それ、な顔のシャーロック。

IA:お座りになって。
よければお茶を持って来させるわ。
SH:宮殿で飲んだ。
IA:知ってる。
SH:そうだな。


シャーロックはじっとアイリーンを観察し、
アイリーンもシャーロックの視線に堂々と応じています。


JW:もし興味があれば言っておくけど僕も宮殿でお茶を飲んだよ。
ジョンが間に入りますがシャーロックはアイリーンから視線を外しません。


でもテキストは浮かんできません。


試しにジョンを観察してみます。

2日目のシャツ
電気シェーバー
今夜はデート

シャーロックの視線に何となく悟ったのかムッとするジョン。

まだまだ続きます。

姉(妹)には電話していない
新しい歯ブラシ
スタンフォードと夜遊び

テキストが浮かぶことを確認したシャーロックは再びアイリーンを見ますが・・・

そんなシャーロックをアイリーンが推理でお返し。
IA:変装には大きな問題点があるのをご存知?Mr.ホームズ。
どんなにうまく変装しても、それは常に自画像なのよ。

SH:僕が顔から血を流した教区牧師だと思ってる?
IA:いいえ、あなたは傷つき、妄想的に崇高なる力を信じている人よ。
あなたの場合、あなた自身の力ね。

IA:あら、あなたは誰かに大切に思われているのね。
その顔を叩くとなったら私だって鼻と歯は避けるもの。

アイリーンがジョンを見ます。
ジョンは作ったような笑い声をあげます。
JW:何か着てくれないかな。何でもいいから。ナプキンとか。
IA:どうして?あなたも晒されている感じがする?
SH:ジョンはどこを見ればいいのかわからないんだ。
と、シャーロックが立ち上がりコートをアイリーンに差し出します。紳士ね。
アイリーンも立ち上がるとジョンの前に立ちます。
IA:いいえ、彼はよくわかっているわ。

そしてシャーロックからコートを受け取ります。
IA:あなたはそうでもなさそうだけど。
SH:裸の女性が見たければジョンのラップトップを借りる。

JW:僕のラップトップを持っていったのは君か。
SH:没収したんだ。

IA:そんな事よりも面白い話があるわ。教えてちょうだい。
知りたいのよ。方法は?
SH:何が?
IA:頭を殴られたハイカーよ。彼はどうして死んだの?

SH:僕がここに来た理由とは関係ない。
IA:あなたは写真のために来たのでしょうけど応じるつもりはないし、
どうせその話になるのよ。
JW:その話は報道されていないはずだ。なんで知ってるんだ。
IA:警察官に知り合いがいるの。彼の好みも知ってるのよ。
JW:君は警察官が好きなのか?
IA:私は探偵の物語と探偵が好き。知性は新しいセクシーだわ。

SH:車の位置・・・・
(※ここ、Positionofthecar となっていて、ちょっとどもったシャーロックなのかな。
どもったというか間がないというか・・・少々動揺しているようです。)
ふたりともシャーロックに注目します。

あー、バックファイアが起こった時のハイカーと車の位置が関係している。
そして致命的な打撃が後頭部にあったという事実。知っておくべき事はこれだけだ。
IA:教えてくれないかしら。どう殺されたの?
SH:殺されたわけじゃない。
IA:殺人ではないと言うの?
SH:そうだ。

IA:なぜ?
SH:被害者はつい先日海外旅行から帰国した優秀なスポーツマンだという事、
そして僕が探している写真がこの部屋にある事も知っている。
IA:なぜわかるの?

JW:この部屋にあるんだな。ありがとう。
ジョン、ドアを見張ってくれ。誰も入れるなよ。

計画通りだからかジョンもちょっと嬉しそう。
言われた通りドアの外に出たジョンは作戦を開始します。


続きます。
シャーロックとアイリーンの会話についていけてない感のジョンですが
やはりふたりのチームワークの良さを感じます。

この3人の会話を深読みするといろいろと面白く私の妄想魂に火が着きます。
でもその話はまたあらためて。
暴走する前にドロン。