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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

コンテイジョン 続き

2020-04-04 14:41:05 | 映画 ミステリー・サスペンス

Contagion 

インフルエンザくらいだろうと予想されていた新型コロナが
今では猛威を振るい世界中を脅かすほどになると予想していたひとはどれほどいたのか。
ウィルスも人から人へ伝染するうちに変異をしていくのでしょうか。
発生した当時よりも強毒性になってきているようです。

人の動きが止まれば止まるほど拡散されないというのが明らかになっていますが
生活していくためにはすべてを止めるわけにもいかず難しいものです。

今は政府の要請を受けて企業や団体ができるだけ多くの軽症者を受け入れる施設に対応しています。
日本財団では船の科学館やつくばの研究跡地に施設を整備する計画を発表しました。
病院船の計画もあるようです。
動きが遅いように見えますが治療法やワクチン開発を含め確実に進んでいるように思います。

イギリスではベネディクトやマーティンが医療サービスに感謝する「#ThankYouNHS 」の動画を公開しています。
医師や看護師や検査技師など多くの医療従事者が最前線で闘っていることに私も感謝して、
希望を失わずデマや噂を信じずにウィルス拡散防止のためにできることをやっていきたいです。

次回は#ThankYouNHS の動画のことを書きますね。

この映画でもデマを拡散し人々を煽っているジャーナリストが登場します。
治療薬や食料を求めて暴動も起きます。
災難に見舞われたときその人の人間性が出るとよく言いますが、
SNSを見ているとその説はあながち嘘ではないと思うことが多々あります。
外に出て暴れない分良いのかもしれませんが扇動されることの恐ろしさを実感します。

前置きが長くなりましたが続きです。

前回はこちら
コンテイジョン

WHOのレオノーラ・オランテス医師(マリオン・コティヤール)が香港に派遣されます。


地元の衛生職員スン・フェン(チン・ハン)と共に膨大な量の監視カメラの映像を確認し
ベスが最初の発症者だと突き止めます。

しかしレオノーラはスン・フェンたちに拉致されてしまいます。
スン・フェンの故郷の村ではまだ感染していないが医療を受けられない子どもたちが大勢いて、
ワクチンが開発されたときに最優先で入手できるための人質になってしまいました。

陰謀論説のフリージャーナリスト、アラン・クラムウィディ(ジュード・ロウ)は
自身も罹患したと見せかけレンギョウに由来するホメオパシーで完治したとブログで発表します。

人々はレンギョウを求めドラッグストアに殺到し、品薄で手に入らない人たちがドラッグストアやスーパーを襲います。
後にレンギョウの売上げを伸ばそうと詐病したクラムウィディは陰謀と証券詐欺の罪で逮捕されます。

動きが止まったシカゴの街は次第に荒れ果て軍が配布する食料も足らず強奪が起こりました。
ミッチは娘を守ろうと必死になります。

ライル・ハガティ海軍少将 (ブライアン・クランストン)は大統領がシカゴを封鎖するとチーヴァーに告げ
チーヴァーは機密情報のはずの封鎖を妻に伝えシカゴから退避させます。

チーヴァーの愛する人を守りたいために取った行動ですが、みんなそれぞれに守りたい人はいます。
妻は親友にその親友も誰か愛する人に伝え広がりクラムウィディによって暴露され
後にチーヴァーは言及され捜査対象になります。

アリーは弱毒化ウイルスを使用し有望なワクチンを見つけることに成功しました。
患者に治験を行うと手間と時間がかかるためアリーは自分に注射をし、
医師で感染者の父のお見舞いに行きましたが感染しなかったためそのワクチンが有効であることが証明されます。

ワクチンの製造が始まりますがすぐに世界中の国民の人数分を用意できるわけではないので
アメリカではワクチン接種の順番を誕生日による抽選で決めることにしました。

関係者は抽選に関係なく配布されましたが誰にでも愛する人がいることを実感したチーヴァーは
よく相談にのっていたCDCの施設清掃のロジャーの息子に自身のワクチンを譲ります。

村で子どもたちに勉強を教えながら過ごしていたレオノーラ。
WHOの職員が香港でスン・フェンにワクチンを渡しレオノーラは解放されます。
帰国のための空港でそのワクチンが偽薬だと知るとレオノーラはスン・フェンの村に戻ります。

CDCではアリーが豚インフルエンザやSARSとともにMEV-1も厳重に冷凍保存します。

ミッチの娘は接種できる順番が半年後でした。
学校に行けない娘のためにミッチはプロムナイトを企画し接種が済んだボーイフレンドを招きます。

娘のドレス姿を写真に撮ろうとデジカメを探したら出張中のベスの写真がありました。

ラストはなぜベスが感染したのか、の回想シーンです。

ベスの会社アルダーソン社のブルドーザーが木をなぎ倒し
コウモリが農村近くまで追われ
豚小屋でコウモリが食べたバナナのかけらを豚が食べ
その豚が食用としてレストランに運ばれ
そのレストランのシェフが調理前の豚に下ごしらえをして
料理に感動したベスがそのシェフを呼び
シェフは手を洗わずにベスと握手をしてしまいます。

映画はここで終わります。
ウィルスの恐ろしさを実感するラストでした。

ベスはこのあとカジノに行きますが
そこで働いている香港の男性がベスの飲んだグラスを片付け
東欧の女性がベスのスマホを拾い
ベスは帰りにシカゴで元カレを会い・・・という感じで広がっていきました。

ひとりの人の行動が間接的も加えればどれほどの人間と関わっているのか、
特にベスなど行動範囲が広く空港などに出入りすれば膨大な数になることがわかります。

私も会社から日々の行動を記録するように指示されました。
罹患した時にすぐに行動範囲が把握できるようにです。

こんな状況の中でも物資が手に入るのは流通や店舗で働く人たちのおかげなんですよね。
本当にありがたいことです。
そして政府は感染防止のために休業を余儀なくされた方たちにまずは補償をしてあげてほしいです。
個人的には全員平等に補助金を出すのではなくこの状況下で困窮されている方優先でいいと思います。
給料が保証されている会社員は、もちろんお金貰えるのは嬉しいけど、貰えなくても大丈夫。

みんなで協力して譲り合って力を合わせて何とか乗り越えたいですね。

無症状の人から感染する例は少なく症状が出た人からの感染が圧倒的に多いそうです。
つまり体調不良の人は出歩かないように、ということだそうです。